長野旅行記 3日目

その他

最終日。普段6時起きの私だが、流石に疲れていたのか9時に目が覚めた。チェックアウトは11時、飛行機も15時なので余裕はありまくるが。
さて、名古屋である。大都会である。本来ならば、天文台を見終わったら帰る筈だったが、格安航空のジェットスターが遅い時間に飛ばない所為での余計な一泊である。
・・・果たして何をすればいいのだろうか。
取りあえず歩いてみる。するとどうだろう、流石の方向音痴、駅に向かっていた筈なのにあっという間に迷う。これは、まずい。過去に天神で6時間迷った悪夢が蘇る。
通信制限のかかったスマートフォンを一生懸命に働かせ、何とか駅の方向を掴んだ。しかし、油断はできない。直進できないからこっちに曲がろうといって道を忘れる人間なのだ、私は。
おそるおそる進んでいくと、私の目を引く看板が見えた。
「アニメイト」
そう言えば、量子Ⅰにいる友人が名古屋駅前にでかいアニメイトがあると言っていたのを思い出す。なるほど、駅へと向かうことには成功したようだ。折角だし、アニメイトにもお邪魔させて頂く。
しかし正直アニメグッズにはあまり用は無い。漫画と小説を探そう。最近本屋に行っていなかった。何か良い漫画ないかな。
私がよくやるのは、タイトルと表紙を見てビビッときたものを買う、というものだ。
それで、今回はビビッと来た。「それでも世界を崩すなら」という漫画である。これは、表紙に惹かれた。あとレジ待ち中に「篠崎さん気をオタしかに!」の最新刊もあったので購入。これは最近お気に入りだ。ちなみに最近よく読む漫画は、「ばらかもん」や「くーねるまるた」などである。
その後、コメダ珈琲へ行き昼食。小倉トースト。これ食べて珈琲飲みながら漫画を読む。至福。
で、時間まで更に喫茶店を2軒渡り歩いた。珈琲は非常に好きなのだ。流石に喫茶マウンテンには行かなかったが。あれを食べる勇気は無い。
その後地下鉄で栄へ。そのままバスで中部国際空港に着く。
行き以上に戦々恐々とした荷物チェックは、きちんと6.7kgでセーフだった。
それで飛行機を待っていたのだが、なかなか入れない。放送を聴くに、どうやら機材の配送が遅れている模様。まぁ飛ぶなら良いのだが、とペットボトルのお茶を買う。
そこで、思った。これで遊べるのではないかと。
野辺山のアルマ・アステエリアで見せてもらったのだ。標高5000mのアルマ天文台から日本に持って帰ったペットボトルがぺしゃんこにつぶれているのを。5000m地点の気圧が低いため、気圧の高い野辺山(といっても野辺山も1500mあるが)だと潰れるのだ。折角だし、これをやろう。
飛行機の搭乗が始まった。私はまたしても窓際の席だ。やはり運が良い。
飛ぶ前にお茶を飲み干し、ペットボトルの蓋をしっかり閉める。これで準備は良し。飛行機が空を飛べば、周囲の気圧は低くなる。そしてペットボトルの内圧の方が高くなるために膨れるはずだ。
結果は、その通りだった。しかしペットボトルはそこまで大きく膨れないため、ぱっと見分からない。ならば、逆なら分かりやすい。蓋をあけ圧力を上空と同じにし、それを地上に持って行く。アルマと同じく潰れる筈である。
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ちなみに、上空の写真を一枚撮った。雲がまるで雪のようだ。流氷のような感じがして、美しい。
1時間程度で飛行機は福岡へと着いた。途中、キャビンアテンダントさんから「ゴミ捨てておきましょうか?」と二度ほどペットボトルを回収されそうになったが、死守した。実に変人である。その手元のペットボトルはといえば、以下のようになった。
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さて、今回の旅は非常に疲れた。移動距離が長いと苦労すると実感した。しかし、その苦労を超えて野辺山に来てみれば、素晴らしい技術の塊があり、私はその一片に触れることが出来た。とても、充実した旅行だったと思っている。
最終日の夜、私は買ってきた野沢菜の茶漬けを食べていた。茶漬けながら、野沢菜がしゃきしゃきして実に美味い。しばらくはこれを朝食に食べようと思う。
長くなったが、これで旅行記は終わりだ。私の拙い主観だらけの文章で果たしてどれほどの読者が楽しめたのかは疑問だが、ある意味自己満足なのでそれもまた然りである。では、これにて。

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