elonaで冒険その54.5 ~番外編:ホワイトデー

elonaで冒険 elona

※今回はプレイ日記ではありません。ホワイトデーネタと次回予告になります。

ヘリク「・・・ふむ。どうしたものか」

ソティス「へりくおねえちゃん、悩み事?」

ヘリク「ん、あぁ。どうやら今日はほら、バレンタインデー? それのお返しをする日だとルストから聞いてな」

ソティス「そうだよ~。へりくおねえちゃんはれいらおねえちゃんに?」

ヘリク「そう・・・なんだが、うむむ。こういうのには疎いから何をやったら良いか分からん」

ソティス「おねえちゃんが喜ぶものをあげたら、れいらおねえちゃんもきっと喜ぶと思うっ!」

ヘリク「そう、か? まぁそれなら多少は・・・魔法書はだめだよなぁ」

ソティス「ま、まほうしょはちょっと・・・れいらおねえちゃんそんなにご本読まないから」

ヘリク「・・・・・・そうだ。別に物じゃなくても良いよなこれ?」

ソティス「良いと思いますっ」

ヘリク「そんなら、ちょいと行ってくる」

 

 

ヘリク「・・・・・・」

レイラ「・・・・・・」

ヘリク(しまった、ラーナ温泉に一緒に来てみたが恥ずかしくて顔を見れないぞ)

レイラ(な、なななな何で温泉なのよ!? は、はわわわわ・・・)

ヘリク「・・・あー」

レイラ「な、ななな何?」

ヘリク「良い湯だ」

レイラ「そ、そうね」

ヘリク&レイラ(・・・・・・気まずい)

レイラ「・・・しかし、バレンタインデーのお返しが温泉って、どういうチョイスなのよ」

ヘリク「自分の喜ぶものはそっちも喜ぶと思って考えたら、魔法書と温泉しか出てこなかった」

レイラ「・・・確かに魔法書よりは嬉しいけど」

ヘリク「あんまり嬉しくないか」

レイラ「そ、そんな事言ってないじゃない! 嬉しいわ、えぇ。とても」

ヘリク「そ、そうか」

ヘリク&レイラ「・・・・・・」

ヘリク「私さ」

レイラ「な、何?」

ヘリク「私ってさ、螺旋の王なんだよ。旧支配者だ。異世界の神だ。名状しがたき存在だ」

レイラ「知ってるわよ、今更ね」

ヘリク「良いのかよ、黒天使は。それで」

レイラ「・・・はぁ。何の事かしら? ヘリクはヘリクでしょ」

ヘリク「人間じゃないぞ」

レイラ「私だって人間じゃないわよ」

ヘリク「・・・感情だって、あんまり分かんねぇんだ。その、好意とか、そういうの」

レイラ「・・・それ、本気で言ってる?」

ヘリク「あ?」

レイラ「それが本気なら、あなたはソティスの事、ルストの事、他の仲間の事、別に何とも思ってないのね。・・・私の事も。」

ヘリク「・・・っ!」

レイラ「きゃあ!?」

ヘリク「そんな訳ねぇだろ! 少なくとも護りたいとは思ってる! 大切な仲間だと、思ってる!」

レイラ「・・・そういうの、好きって言うのよ」

ヘリク「・・・・・・」

レイラ「あなたは、皆が好き。良いじゃない、素敵よ」

ヘリク「あぁ、そうなんだろうな。・・・そうなのかな」

ヘリク「黒天使」

レイラ「何?」

ヘリク「・・・えと、なんだ。うまく言えないんだが」

レイラ「・・・何よ」

ヘリク「私、多分、黒天使の事、他の仲間より、特別だと思ってる・・・のかな」

レイラ「・・・・・・」

ヘリク「・・・何か言えよ」

レイラ「・・・・・・旧支配者って、夢を見せたりするわよね?」

ヘリク「いきなり何だよ。クトゥルーとかその辺はすると思うが」

レイラ「ねぇ、私の事が特別なら・・・良い夢見せて?」

ヘリク「・・・っ。そんな、顔されたら」

レイラ「ふふっ。ねぇ、ヘリク。私は・・・あなたの事が好きよ?」

ヘリク「くっそ・・・・・・あぁ、私も好きだ、黒天使。いや、”レイラ”」

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セン「・・・このあとめちゃくちゃ」

リズ「靴下!」

赤錆「やめて下さいelonaで冒険は全年齢対象ですので」

ルスト「で、結局どこまで行ったの? A? B? まさかC?」

セイーザ「我が主、古くないですか」

ボタン「つまりどういうことやー?」

ノエッタ「レイラさんとヘリクさん、仲良しってことなのです」

ソティス「なかよしです!」

レイラ&ヘリク「・・・・・・」

赤錆「まぁ、何だかんだで結局対極に座って顔真っ赤にしてるみたいですが」

ルスト「あっははー、慣れるまでどのくらいかかるか見ものだねぇ」

リズ「あっ、さっきのシーンはどういう状況になってたのかは皆さんの妄想力にお任せするぜぃ!」

セイーザ「そういえば、私達からも我が主へお返しがありますよ。私は混沌の石です。採掘で取ってきました」

ルスト「おー、嬉しい嬉しい。下落作るねー」

ノエッタ「私はブランクディスクなのです! マニ様が喜ぶからマスターも喜ぶのです!」

ルスト「うん、おいしいねー。もぐもぐ」

リズ「ルストちゃんが悪食で良かったねノエッタちゃん! 私はこれだぁ!」

ルストネズミの死体ってさぁ。取ってきて誇らしげにしてる猫に見えてきたよこのドラゴン」

セン「・・・私は、をたくさん」
ルスト「おー。今度栽培もあげないとだねー」
ボタン「ウチらは二人で用意したでー!」
ソティス「るすとおねえちゃん、どうぞ!」
ルスト「おー、これ、は?」
赤錆「本、か?」
セイーザ「古書物ですか? しかし見たことの無い表題ですね」

ボタン「ソティスちゃんちにお邪魔して探してきたんやでー!」

ソティス「にゃるおねぇちゃんが持ってて、良いって言われたからっ」

リズ「なーんかまた不穏な名前が出てきたぞぃ」

セン「・・・本の表題は、『屍食教典儀』

ルスト「えっと・・・うん、みんな落ち着こう?」

ノエッタ「マスター、どうしたのです?」

ルスト「んっとね、そのね。本? 古書物?」

ルスト「どーみても人間にしか見えないんですが」

to be continued…

コメント

  1. 赤髪の孤高 より:

    …ん?ルストには本来の形が見えてるってこと…?逆?
    まあ、次回わかりますよね。

    ネズミの死体を高らかに掲げるリズさん、たとえすくつ産の頑強なネズミを屠った証だとしても、ちょっと違うでしょ、仮にもデミゴッドなドラゴンが誇らしげに差し出す代物じゃないでしょ、突っ込み所多すぎですよ。
    そして安定のノエッタちゃん、チョイスとその理由が可愛すぎます。

    前回のコメントの分ですが、多刀流は大変ってことですね。
    参考にさせていただきます(とは言え参考にする予定がありませんが)。

  2. 赤錆 より:

    > 赤髪の孤高さん

    コメントありがとうございます! 
    さてはて、どうでしょうねぇ。次回記事で分かりますが。とある称号の所為だとコメントしておきまする。
    アホドラゴンはアホドラゴンなので許してあげて下さい。彼女、本気なんです。残念なんです。ノエッタちゃんは天然で可愛いですね。

    多刀流はやはり命中の不安定さと防具不足による脆さが厳しい所です。しかしそれを乗り越えれば、手数の多さから火力と状態異常、発動効果などは目を見張るものがあります。一度チャレンジしてみてはいかがでしょう、なかなか良い働きしてくれますよ。
    omake_overhaulならば、斧に出血効果を付けるフィートと合わせると相性抜群です。是非お試し下さいな。

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