「どうも、赤錆です」
「妖精の神のルストですー」
「黄金の騎士のセイーザです、お久しぶりですね」
「最近えっちな絵を描かれたライナだよっ! にっしっし♪」
「なんで嬉しそうなの母さん……えっと、白龍の孫のシャールだ」
「ライナちゃんはぁはぁ……もっとその腕見せて欲しいの……!」
「あぁ、随分興奮してると思ったら……この娘ドラゴンフェチだったわね」
「わ、わー! 自己紹介しなきゃなの! えっと、カエデさんとアルちゃんと、私はメルティアですっ!!」
「えっちな絵と言われましても、マント一枚脱いだだけですから……愛のレヴィンですよ?」
「いやあなたの場合、マント一枚脱いだら全裸でしょうに。葬送のミレンです、気軽にミレンちゃんで良いですよー」
(じー)
「む?」
「どうかした? ミレン様ー」
「いえ、何か誰か見てる気がして……気のせいですかね」
「? じゃあさっそく行くぞー」
「あ、ライティア様やっほー」
「お久しぶりです。信仰は……してないですね」
「こんかいのお仲間さんたちは、あんまりにとーりゅうしないんですー」
「えぇ……酷いよルストちゃん……妖精のよしみで信仰してくれると思ったのにぃ……ぐすん」
「熱心ですねぇ、私は信仰広める気なんかさらさらないのに」
「あ、でも私は二刀流予定だから……良いかも?」
「え、やったぁ! レヴィンちゃん大好き! 折角だし私の装備あげちゃおうか!?」
「なんてちょろさなのかしら……でもレベル1000オーバーの神の装備、気になるわ。見せてもらいましょう」
「だねー☆ 何か良い物ないかなー?」
「の、呪われてますね……まぁNPCとして動いたら仕方な……む?」
「こ、これは……!!」
「おっ、流石お目が高いね! 幻影の光線付きの聖武器だよ! 私NPCだから持て余してるんだよねぇ」
「これは交換するしかないじゃない! ルスト、価値のあるアイテムはあるのよね?」
「散々忘却ネフィアで集めてるからねー、結構あるよ。交換してもらおうかー」
「毎度ありだよっ! えっへっへ、こうやってみんなと交流できると楽しいね♪」
「ねー♪ ライティア様の武器も私欲しいなぁ、アーティファクト欲しいなー?」
「折角ですし、信仰してみるのも良いかもですね。確か宝玉も有用でしたよね?」
「妖精向けに、羽巻物の効果でしたっけ。優秀ですねぇ。今度一つもらっておきましょう」
「まぁ何はともあれ交換成立ですね。ライティア様、ありがとうございました」
「また呼んでね! まったねー!!」
「……」
「……また、誰か見てますね」
「ほぇ? 全然気配はないですがー」
「私も何も感じませんが……む、これは何でしょう?」
「採掘してたら何か出てきましたね。黒い結晶ですか?」
「何だろう、長年冒険してるけど初めてみたー」
「ボクに見せてみてよ。鑑定はこれでも得意だからね」
「これは……あの子、留守番を頼んでいたのに……」
「あっ、黒曜石……セツナちゃん?」
「あー……あのネジの外れてるあの子?」
「……セツナちゃんきちゃったの?」
「知り合い? セツナちゃんって」
「少なくとも龍族ではないですね。私は知りませんので」
「……セツナという名前に覚えは無いですが、黒曜石の神は昔聞いたことがあります。その神が何かあったのでしょうか?」
「んー……野放しにするのは結構怖いですね。ルストさん、黒曜石集めてくれません? そして祭壇に捧げて欲しいです」
「おっけー。誰に捧げるか知らないけども」
「新しい神様! *わくわく*」
「さて、狂信者の塔を巡ってようやく見つけたよ。《黒曜のセツナ》って、この神様で良いの?」
「えぇ、その子です。黒曜石の神を名乗ってますが、実態は神殺しの神ですが」
「え……それって大丈夫です? その、今のメンバーって神格ばかりじゃ……」
「私も一応神格だしね……しかもミレン様の眷属ってことは、相当な手練れなんじゃ……」
「えっとえっと、だいじょうぶなはずです! セツナちゃんは炊事洗濯にミレン様のお世話もばっちりです! たまに暴走しますけど、お友達になればだいじょーぶです!」
「まぁ、そうね。主も仲間になってるし大丈夫なはずよ」
「それよりも、炊事洗濯任せちゃってるのー? ミレン様ー?」
「うっさいですよ。私こう見えて生活力皆無ですから……」
『……生ある者よ、何か御用……あぁもう、止め止め! 私はセツナ、よろしくっ!』
「これは……アホの子!」
「新たなリズ枠になりそう」
「リズさんよりは……マシだと思いますよ?」
「ボクの祖母がディスられている……」
「捧げものは結構あつまったです!」
「んー、復活の書は是非私に捧げて欲しいので、黒曜石で済ませてしまいましょう」
「というか、下僕取ればいいの? この数じゃ下僕が限界なんだけど」
「えぇ、下僕さえ手に入れば後はどうにでも。正直宝玉やAFにそんなに魅力はありませんので」
(まって、ミレン様ディスらないで!?)
「アホの子はいじられる、可愛いですから仕方ないですよね」
「可愛いなんて照れちゃう~♪」
「はいはい、捧げちゃうよー」
『むっふふふ、嬉しいね嬉しいねぇ。私から愛を送ってあげようじゃないか!』
「あなたの愛は重いんですよ……さて、どこにいますかね? 最初からいましたね?」
「どこー? 下僕さーん?」
「いないんだけど!!」
「見えないというか、気配すら……本当に下僕きてるのかい?」
「多分……いると思うんだけど……」
「まったく、みんな呑気で甘いんだよなぁ」
「私は、神を殺す。不死も殺す。殺せるものは全部殺す。よろしくね!」
「あぁ、いました。全く、最初の自己紹介それで良いんですか。温度差ありすぎて風邪ひきますよ……」
「あぁ、思い出しました。黒曜のテウィン様……改名したんですかね?」
「懐かしい名前を出してくれるね、黄金の騎士。オパ―トス様に反逆した際にその名前は捨てたよ。まぁ今は昔、やんちゃは一応辞めたので、仲良くしようねっ!」
「いやー、また怖い子が。よろしくー」
「流石に肝が据わっているな、この羅刹」
「さてさて。私はセツナ。まぁ分身だけどね。本体は流石に来てあげないぞ!」
「あなたの本体とか、並みの神というか私ですら殺られますから。自重してください」
「そ、そんな強いんですね……分身さんは、速度と感覚が高いですが、それ以外は普通ですか?」
「……いや、そうでもないね。隠密スキルが2000、カンストしてるみたいだ」
「わぁー、すごいです!」
「所詮隠密なんでそこまで……まぁ速度が高くて普通に役に立つでしょうね。あと」
「そのこれ見よがしに見せてる武器、持ってきちゃったの?」
「あぁこれ? レプリカだよ、模造品。フツーの。本物なんて危なっかしくてもってこれないし」
「クラマシとコクメイ……そのレプリカ。効果? 教えてあげなーい♪ サッ)
「あ、隠れて……一度隠れられると私にも発見できませんね」
「取り合えず、透明視をとっとかないとだなー。★《賢者の兜》は、エーテル病で装備できないんだよね私」
「そろそろブラックマーケットへの投資も考えた方が良いですね」
「装備もそろえないとね! 地獄ネフィアとか全然クリアできないし♪」
「さて、そんな感じで仲間が増えました」
「これであと仲間は1人かなぁ、予定してるのは」
「あ、まだいるんですね。しかしそれはともかく、装備の更新は急がないといけませんね」
「だねー! 私も防具が弱くて結構ミンチになっちゃうの!」
「私の治癒やレイハンドも限界がありますからね……」
「カエデには本当助けられてるよ。ボクの装備は……親戚一同を倒さないとだから、まだ先かな」
「私は装備がほぼそろった上に、遠隔ですから暫くはなんとかしましょう」
「そうねー。私は早く生き武器欲しいわ。魔法威力の」
「わたしもですっ! 手に入れば収穫の詠唱で色々はかどりますっ!」
「決まりですね。生き武器を入手し、お金を集めて市場を拡大しましょう」
「お金がいるのかな? じゃあ私がお金持ちをさくっと殺って――」
「elonaだから案外間違ってない手段だよなぁ……さて、それじゃこの辺で」
一同「ではー!!」
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