ダブルクロスリプレイ-天空城- その4

ダブルクロス3rd TRPG
※これ以前の内容を読んでいない方は、先にそちらを読むことをお勧めします。

シーン3 異形たる来訪者   シーンプレイヤー:吉塚博

 もはや、これは尋常ではない。日常ではない。冷静な顔で、冷静さの欠片も無く、穏便な様子で、その行動は暴力的だ。そんな存在が迫っている。逃げる術は、どうやら無さそうだ。

GM:で! 想定外のシーン3、吉塚!
理子:想定外シーン入りましたー!
雹:どうなりますかね。
GM:いやー……まさかここまでばらばらになるとはなぁ。
博:だって面倒くさいやーん。
GM:……仕方ないね。お前には酷い目にあってもらおう(笑)。
博:止めようか(笑)。
GM:お前が単独で動いたことを後悔させてやるよ。シーンインしてくれ。
博:4!
GM:で、吉塚さんは、お前今何してるの? 家帰ったの? 大学にでもいるの?
博:家帰りました!
GM:家に帰ると、ドアがノックされます。ドンドンドン! チャイムは鳴りませんねひたすらノックしてますね。
博:ドアをノックし返してみます。
GM:更に強くノックされます。ドンドンドン!
博:壊れるから止めろー!
GM:ではさらに強くノックされて、ドアが吹き飛びます。
理子:吹っ飛んだー!?
雹:本当に壊された(笑)。
GM:で、何が居るかと言うと……河原信也君がいます。「やぁ、遊びに来たよ」
博:帰れー!!(一同笑)
GM:「遊びに来たよ、良いじゃないか、遊ぼうよ?」
博:か、帰れー!!
GM:「(おぞましい声で)折角だしUGNについて教えてよ?」
理子:怖い。
博:俺何も知らないんだよ?
GM:「へぇ……」 《真偽感知》発動。
博:やっべぇ(笑)。河原君もう徹底的やな。
GM:《真偽感知》は〈RC〉か。勝ったも同然かな。こっち【精神】11の〈RC〉20で判定します。
博:無理!(笑) ※吉塚の【精神】は1です。
理子:それ〈RC〉特化のサイレナーとかじゃないと無理そうですね……。
GM:と言う訳で目標値は、31。
博:無理に決まってるだろ! ……はいアウトー!
GM:では、完璧にUGNのことを知らないと言うのは嘘だとばれてしまいますね。「教えてよUGNについて、連れてってよ、ねぇ」鬼気迫る表情で言ってきますね。
博:何なんだよこいつ……そもそも本物なんかな。
GM:本物の筈無いじゃないか(一同笑)。
博:いやもしかしたら本物の可能性も。本物がオーヴァード化してたり。
雹:もしくは誰かに操られてたりな。
理子:有り得ますね。他にはジャーム化してたり、FHに入ってしまってたりとか。
GM:まぁ、そういう訳なんでどうするよ?
博:仕方が無い、副支部長に連絡取ってみますかね。
GM:ほう。副支部長に連絡取るそうですよ、汚いKさん。
理子:(副支部長になって)「やぁ吉塚君」
博:あのー、偽物の同級生が。
理子:(副支部長ry)「偽物の同級生……ん? 同級生が偽物? すまない吉塚君。要領を得ないのではっきり話してくれないか」
博:あのですね、怪しげな人からですね、UGNについて教えろとせがまれて困ってるんですが。
GM:怪しげな人言ったー!?
博:あとドアを破壊されました!
理子:(副支部長ry)「なるほど。了解した。ではうちの支部に連れてきてくれて構わないよ」
博:そうですか分かりました。取り敢えず連れて行きます。
理子:雨宮弟の拘束を解除して、副支部長は南条と鳴上を連れて入り口で待機しておく。
雹:じゃあその様子を後ろから見ておくよ。シーンインする。
GM:全力すぎるな(笑)。はいじゃあ連れて行くのね?
博:行きます。
GM:河原信也君はじゃあUGN支部に着くと礼儀正しく、「ここがUGN支部ですか。すいませんお邪魔します」とやってきますね。
理子:当然“一斉掃射”の奴は、
GM:拘束解いてるんだろ? 撃ち込むに決まってるじゃないか。警告無しに。で、弾丸をぶち込みますが全部ガードされます。
博:こいつオーヴァードじゃない筈なんですが(一同笑)。
理子:うーん……。
雹:戦闘か?
GM:で、「いきなり何をするんですか!?」と。
雹:こいつの挨拶みたいなもんさね、と“一斉掃射”の頭を押さえます。
GM:「UGNって正義の組織って聞いてたんですけど、これはヤクザなんですか!?」(一同爆笑)
雹:それより、あんたが銃弾を全部ガードしたのが気になるんだけど。
理子:そうですねぇ。
GM:「えっ、ここから壁が突然でてきて銃弾防いでくれたんじゃないんですか? この建物のシステムみたいなものでは?」
雹:……副支部長、そんなものはありませんよね?
理子:(副支部長になって)「無いですよ。色々と改造はしてますが、そんな仕掛けを私は作った覚えはないです」
雹:じゃあ私《真偽感知》やります……って、これハヌマーンのエフェクトなのか。
理子:副支部長にやってもらう?
GM:副支部長のデータでやっても良いぞ? 目標値は……33。しっかし、NPCが超しゃしゃり出てくる(一同笑)。
雹:使えるものは使わないとね(笑)。
理子:じゃあ副支部長に感知してもらうよ。《ウィンドブレス》《援護の風》入れて《真偽感知》……お、達成値34!
GM:おおお!? 副支部長!!
博:流石です!
GM:じゃあ《真偽感知》成功か。えー、情報を与えるならば、河原信也君は銃弾が飛んでんできた瞬間に《ひらめきの盾》《歪みの身体》《スプリングシールド》を使っていたという事が判明します。
理子:ノイマンとエグザイルですか……。これは、副支部長としては雨宮に許可を出しますね。(副支部長になって)「雨宮、奴を捕獲しろ」
GM:雨宮は「ひゃっはあああ!!」と言いながら銃を向けますねぇ。
理子:鳴上は《バリアクラッカー》の準備を。
GM:やっぱ……NPC無双じゃね!?(一同爆笑)
理子:支部に連れてくるからこうなる(笑)。
GM:まぁな。じゃあ“一斉掃射”と鳴上が襲い掛かってくるんだろ? 銃弾はガードしつつ、《飛行能力》で宙を舞って離脱します。
理子:視界内にいるなら南条が《振動球》叩き込みますよ?
GM:では、それより速く“さらなる絶望”。謎の結晶体が6体出現します。その内4体はNPC達が抑えてくれるので、河原信也及び結晶体2体との戦闘になります。……こんなところで戦闘するつもりは無かったんだけどなぁ、まぁ良いだろう。
理子:副支部長が本気をだしてしまいましたものね。
GM:河原信也君はもっと穏便に済ますつもりだったんだが……。
理子:河原君がこのUGN支部を舐めていたということです。
GM:……うん。戦闘始めるよ。

◆第一ラウンド
【行動値】
吉塚博       ……25
田中雹       ……10 → 22
河原信也&結晶体×2   ……21

GM:
戦闘開始ですが、ちょいと制限を入れさせてもらうよ。二ラウンドで終わらせろ。
博:わお。
理子:これはロボットじゃないから田中さんが見抜いた弱点は関係ないんですよね?
GM:だな。
理子:鳴上、南条、“一斉掃射”、副支部長は大丈夫でしょうけど。
GM:そいつらは二ラウンドで倒せたことにする。問題はお前等だ。
理子:私は居ないですからね。頑張って。
GM:ちなみに結晶体と河原信也君のデータは全く一緒。【行動値】は21。敵は現在同一エンゲージ。
博:《ギガンティックモード》でやってしまうか。俺セットアップなし。
雹:私はセットアップで《戦陣の火》を使うよ。これで【行動値】は22になる。
GM:おぉ、抜けるのか。良いだろう。ならばこちらはセットアップ、3体とも《ブレイクウィンド》を使用。ハヌマーンのエネミーエフェクトだな。
雹:ん?
GM:対象を移動させるエフェクトだ。お前等を動かして最大限に距離を取ってもらうぞ。
博:面倒臭いねぇ。
GM:で、イニシアチブに《異形の転身》を使用。結晶体二体が二手にばらける。範囲攻撃は意味ねーぞ。
博:意味ないか。じゃあ河原に向かって攻撃する。《ハンドレッドガンズ》で銃を作って、《コンセントレイト:モルフェウス》《ペネトレイト》に、《踊る髪》《うごめく弾丸》だ!
GM:あぁ、硬直に重圧か。良いんじゃないか?
博:侵蝕率は14も上がった。《魔弾の悪魔》使ってないのに。
GM:え、14も上がるの!?
理子:重いですねぇ、吉塚さん。武器をエフェクトで作ると重いんですよね。
博:さぁ、ダイスは11個で……達成値は29。
GM:ふむ、こっちは《歪みの身体》使用。ガード値10上昇。
博:高いなぁ。ダメージは27点装甲無視。
GM:17点通ったね。河原君、腹に穴が空きますがゆっくりとした速度で再生しているように見えます。
博:やべぇ。早く倒すんだ!
GM:では、どうぞ田中さん。
雹:はいはい。私は結晶体の方に攻撃しよう。まずマイナーで《真なる雷》を使う。それから《コンセントレイト:サラマンダー》《雷の槍》《紫電一閃》《氷の塔》
GM:《氷の塔》? 範囲か。でも今回範囲は意味ないが攻撃力は上がるな。
理子:まぁ攻撃力は大事ですね。
雹:で、Dロイスの“絶対のゼロ”の効果により、《コンセントレイト:サラマンダー》を使ってるのでダイスが3個増えるよ。コンセの侵蝕が増えてるもんで、侵蝕率は一気に17上がったぞ。
GM:はぁ!? おっも。
理子:私重いかと思ってたけど、もしかして一番軽い?
雹:《紫電一閃》が6も上がるからね。
GM:まぁ今回Eロイス多いからなんとか……まぁ、どうぞ。
雹:ダイスは14個、C値7でいくよ。(ダイスを振る)達成値は43さね。
GM:43か。こっちは普通に《歪みの身体》でガード。
雹:ダメージは、54点。
GM:54点? じゃあ……ギリ残るね。
博:うわぁ。これ二ラウンドで勝てる気がしないんですけど。
GM:うん、勝てないと思うよ。
理子:私が居れば一ラウンドで倒せるんですけどねぇ。正直この場に今すぐ駆けつけたい衝動に駆られてる(笑)。
GM:ん、良いよ駆けつけても。
理子:だって私神社で情報収集してるんですよ? 事態が分かっても向かうのに時間がかかるんですよ。というか、今回の吉塚が頼りなく感じるのは気のせい?
GM:積極的じゃなかったから。やはり勝利の女神は積極的に動くものに微笑むのだよ!(一同笑) さぁ、お前等が一体も仕留められなかったので今度はこっちが動くぞ? 《リザレクト》の準備はよろしいか?
雹:やばい(笑)。
GM:まずは結晶体が動くぞ。田中に攻撃された方な。マイナーで《骨の剣》《オリジン:ミネラル》《オリジン:ヒューマン》《飛行能力》《影走り》。素手変更で攻撃力10点、ガード値6点上昇、装甲値+10、あらゆる達成値+5。そして田中にエンゲージします。
雹:うわぁ、エンゲージされたか。
GM:当然だ。《骨の剣》使ってエンゲージしないなんて有り得ないから。で、メジャーは《コントロールソート》《オールレンジ》《爪剣》、そして《カラミティスマッシュ》
理子:《カラミティスマッシュ》……レネビですかこいつら。
GM:そうだよ、そもそも《オリジン:》使ったじゃないか。こちらダイス19個、〈白兵〉10にC値10。(ダイスを振る)おぅ、3個も回っちゃった、達成値25。ちなみにリアクション側はC値+1されております。
雹:おう、ガードだ。《スタンシールド》《蒼き悪魔》《磁力結界》も使おう。ガード値は22、装甲値は5あるよ。
GM:ふむ、では攻撃力は……37点。10点通るな。
雹:まぁ、耐える。まだまだ大丈夫だね。
GM:で、《餓鬼魂の使い》。邪毒ランク3を受けてもらおう。それで反撃ダメージだろ? 消し飛ぶな。
理子:1体焦げ屑になりましたか。これなら反撃で二ラウンド以内いける……?
博:で、もう一体と河原が飛んでくるのか。
GM:そうだね。もう一体は……吉塚に。
博:うわ。
GM:もう一体の結晶体が先程と同じコンボで攻撃します。達成値……GMのダイス目が良過ぎる、29です!
理子:GMなにやってるんですか!(笑)
博:か、回避。
GM:《カラミティスマッシュ》入れてるからC値11なんだ。
博:……ふざけるな! 自動で食らうわ!
GM:シーン1回だから! ということで……うわぁまたダイス目が良い!? 38点!
博:いってぇ、《リザレクト》じゃ! 1!
GM:これは大丈夫か……? 3体目河原君ですが、先程と同じ組み合わせに《かまいたち》を合わせて遠距離ですね。
理子:こいつは近づかないんですね。
GM:対象は吉塚で……GMの殺意がやばい、達成値29ですな。
博:うん、回避できないね!
GM:ダメージは29点。
博:はい《リザレクト》します。4、これで侵蝕率60まで上がったぞ。
理子:うーん……次のラウンド、ガチで参戦できるように何か考えないといけないかもしれませんねぇ。……GM、《真昼の星》の感覚強化で、視界が届けば《空間歪曲射撃》で届きませんかね?
GM:シーンインで侵蝕率上げて貰えれば。
理子:だってこれ私が行かなきゃ無理でしょう。シーンイン、1。これで50。
GM:なら、こちら全員行動し終わったのでクリンナップ、邪毒で田中は9点受けてもらう。
雹:残り9だね。
GM:では、第一ラウンド終了です。

 

◆第二ラウンド
【行動値】
吉塚博      ……25
緋桜理子     ……24
河原信也&結晶     ……21
田中雹      ……12

博:
じゃあまた俺から先ですか。
雹:《戦陣の火》はシーン1回なんだよねぇ。
GM:だね。セットアップ特にないのでどうぞ。
博:河原狙うかな。武器は既に作ってあるので、《コンセントレイト:モルフェウス》《ペネトレイト》に、オートで《魔弾の悪魔》。で、《うごめく弾丸》はどうするか。
GM:河原君重圧解除してないよ?
博:受けっぱなし? じゃあ無しで。侵蝕率は69点になるからダイス12個で、レッツゴー! ……達成値36だね。
GM:そういやさ、エンブレムの“ブレイクバレット”は使わんの?
博:使ってなかったな。まぁいいや。ダメージは33点装甲無視。
GM:ガード。《骨の剣》でガード値6だから27点。まだちょっと残ってるね。
理子:はぁ。じゃあ行動値24なので私が動きますよ?
GM:突然の狙撃。
理子:仕方が無いので、支部から7、800メートル位かな? そこから《真昼の星》の感覚強化によってやばいと気付いたので撃ちます。弓を構えて、《オリジン:プラント》を使用。
GM:弱ってる方を狙うのでいいのかな?
理子:いや、《要の陣形》使いますよ。両方撃ちます。
GM:うん、オッケー。
理子:《空間歪曲射撃》で射程を視界にしてガード値-5。更に《ピンポイントレーザー》で装甲無視。《小さな塵》で攻撃力10点上昇。あとは《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》。侵蝕率は13上がって63です。フルコンボですね。
GM:ならこちらは突然の狙撃に対応できないのでリアクション無しで。
理子:達成値出しますよ。(ダイスを振る)えぇと、22がダイス目で固定値が26。武器修正もあるので達成値46です。
GM:おう、良いだろう。
理子:ダメージは5Dで……あら低い、28点。
GM:装甲は無視か。ならばリアクション無しだから28点素通しで。
理子:どこからともなく矢が飛んできて、敵を二体とも撃ち抜きます。
GM:では河原信也君は頭を撃ち抜かれ、どろりと溶けて消えてしまいます。もう一体も貫通して穴が空きますが、まだ再生しているように見えます。
博:な、何だ今のは!?
雹:今、何が……?
理子:あなた達には、唐突に二体に穴が空いたとしか分かりませんね。
GM:うむ。では結晶体は突然狙撃されたので慌てふためきますね。セルフ暴走。
理子:暴走ですか。
GM:で、先程と同じコンボ。《カラミティスマッシュ》はもう無いが、《獅子奮迅》。お前等エンゲージ離れたとか言ってないもんな。範囲攻撃です。
雹:ガードによる反撃で倒し切れるかね。
GM:どうかな? 達成値29っす。
博:一応避けようとします。……ちょっと待って(笑)。
GM:あ、こいつファンブル出しやがった(笑)。
理子:まぁダブルクロスに防御ファンブルはありませんからねぇ。
雹:私はガードします。《スタンシールド》《蒼き悪魔》《磁力結界》。ガード値は……うーん15、無理かな。
GM:ダメージ出すぞー。……うん、38点。
雹:落ちるな。
GM:で、反撃でこちらは消し飛ぶ。こいつ反撃で二体倒してやがる。あ、吉塚も倒れてね。《リザレクト》は好きにしてくれ、戦闘終わればHP1で蘇生だが。
雹:そのまま倒れておこう。
博:私も倒れときますかね。
GM:どうぞ。そんな訳で、他のメンバーが悠々と結晶体を倒してる中、死屍累々となってるこの二人ですが。
理子:そうですね(笑)。他の人たちは余裕綽綽ですよ。
GM:二人で三体相手したから多少は仕方ないとも言えるが……うん。あ、他のメンバーの状況としては、南条さんが少し苦戦して、副支部長は他のメンバー支援して倒してもらって……。
理子:副支部長さん《サイレンの魔女》覚えましたよ?
GM:あぁなるほど……じゃあ副支部長が一人でやれば良かったじゃねえかああああ!?(一同爆笑)
博:副支部長そんなことできるなら早くやってくださいよ!
GM:“一斉掃射”は当然のように二体位倒してますな。ということで、UGN支部は謎の結晶体に襲撃されましたが見事撃退しました。二ラウンド以内に倒せたのでデメリットはありません。良かったね。
理子:さて、ここで合流するかどうかですけど……。戦闘の気配があったので介入はしましたけど、“天空城”に関わりが無いんですよねぇ。
GM:そうですねー。
雹:共通点としては、空から何か降ってくるってこと位か。
理子:いや、そういうのも知りませんから。UGN関連一つも知りませんから。
GM:でだ、そろそろ空から降ってきた女の子が目覚めますよ。医療施設の方から連絡が入ります。「女の子が目覚めました」と。
理子:それは「空から降ってきた」というフレーズは入るんです?
GM:あー、聴いてるんだっけ?
理子:《うさぎの耳》で聴いてますよー。
GM:じゃあ、入ってる事にしましょう。
理子:空から降ってきた、ですか。これは……行くかなぁ?
GM:で、UGN組はどうする? 田中は勿論行くよな。吉塚は?
博:行く。
雹:女の子に挨拶しようか。おはようとでも。
GM:「お、おはようございます」と女の子。名前は天野空さんです。
理子:というか、シーンは変わってないの?
GM:ないよ。
理子:じゃあ外から聞き耳立てておきます。特に隠蔽してないでしょ?
GM:だね。で、降ってきた少女ですが、名前以外殆ど何も覚えておりません。ただ胸元で青く光る石が何か重要であるということは知ってました。
理子:青く光る石……。
GM:「大切なものだと思うんですけど、思い出せないんです」
雹:多分その石は重要な物だから、無くさないようにね。
GM:「分かりました」で、ここで天野空についての情報を調べることができるようになりますがどうします?
雹:やりましょうやりましょう。
GM:〈情報:UGN〉〈情報:裏社会〉〈情報:噂話〉で目標値は6と12です。
雹:〈情報:UGN〉でいくさね。……あ、ファンブル。
GM:こいつなんなの(笑)。
理子:(深いため息を吐く)
博:わ、私も頑張りますんで。〈情報:UGN〉で、達成値14!
GM:おぉ、全部分かったね良かった。はいじゃあ天野空さん、オーヴァードです。ジャームではないです。
理子:ジャームではないのか。
GM:ジャームではないです(強調)。で、目標値12の方。どこを探しても戸籍などの情報は無く、素性不明です。気付いたらここに居たと証言しています。殆ど何も分かりませんね。やはり青い石を調べない事には進展が無いということです。
博:じゃあ青い石の方を。
GM:するならシーン変わるよ?
理子:ちょっと待ってね、ちょっと待って。……うーん。
雹:緋桜さん行けるんじゃ?
理子:私まだ支部に入ってすらないんですよ。合流してないです。イージーエフェクト使って外から聞き耳立ててるだけ。
GM:本来の想定ではもっと分かりやすく合流する筈だったんだが、吉塚だなぁ。
博:すいません!
理子:……この支部に知り合いが居る設定付けても良いです?
GM:誰? “一斉掃射”?
理子:南条さんですよ。やるなら南条さんでしょ。
GM:まぁそうだね。南条さんは興味深そうに青く光る石を調べたりしてるだろうね今。
理子:そうですね。〈知識:レネゲイド〉持ってますもんね彼。もう南条さんに任せれば良いんじゃないですか?(笑)
GM:良いんじゃないですか。南条さんに任せましょうか。
理子:あれ、私が居る意味って……(一同笑)。
GM:南条さんのデータで、侵蝕率60でどうぞ(笑)。
理子:はーい。えーと……一個も回ってないなぁ、達成値12。
GM:12か。殆ど分からないなぁ。レネゲイドの結晶体で強力な力を秘めていることが分かりました。次の目標値は15と25です。
理子:うん、これだと私が出て行ったところで無理なんですよねぇ。……仕方ない、南条と知り合いだということで支部に入っていきます。
GM:オッケー。うん、まぁ……副支部長は事情知ってるのかなこれ。
理子:知らないですよ。
GM:南条さんが説明してくれるか。
理子:取り敢えず支部に入って面会を求めます。
GM:「どちら様でしょうか?」
理子:ゼノスの構成員のマーク位はありますかね。ゼノスの者なのですが。
GM:「ゼノスですか? 失礼ですがアポイントメント等は?」
理子:御座いませんが、南条理という方に伝えて頂ければ
GM:「分かりました、伝えてみます。お名前は?」
理子:緋桜理子と申します。
GM:「南条さん、緋桜理子さんというゼノスの構成員が面会を求めているのですが」と事務員が言うと、「分かりました、通してください」ということで支部内に入れて貰えますね。
理子:南条さん、お久し振りです。その節はどうもお世話になりました。
GM:「お久し振りです。いやいや、こちらこそ世話になりまして。それで、何の御用でしょうか?」
理子:いえ、先程この支部が謎のレネゲイドビーイングに襲われていたようでしたので。
GM:「良く知っていますね、そうなんですよ」
理子:あなた方は良いのですが、危なげな二人がいたもので(一同爆笑)。
雹:いやぁ、誰でしょうね。
理子:余計なお世話だったかもしれませんが、処理を手伝わせて頂きました。
GM:「なるほど、そうでしたか。それで、何か調べものですか?」
理子:いえ、実は現在“プランナー”様よりラピ○タというレネゲイドビーイングの調査をするよう命を受けておりまして。
GM:「ラピ○タ? 聞いたことありませんね」ちなみに“プランナー”もラピ○タという名前に聞き覚えはありません。言ってるのはムスカだけだね(笑)。
理子:言い直します、“天空城”というレネゲイドビーイングを調査しているのです。それでもしよろしければ、こちらの支部の情報などを利用させて頂けないかと。私一人では限界がありますので。
GM:「緋桜さんの頼みならば仕方がありませんね。どうぞ使ってください」と南条さんが許可をくれます。そんな訳で、医療施設の方に行くのかな?
理子:取り敢えずこの場で“天空城”についての情報共有ですね。
GM:おう、この二人にも話すのかな。
理子:えぇ。ロボに襲われたことと、ムスカと言うジャームが大量の部下を連れて現れたことを話しますね。
GM:あぁ、じゃあ田中はロボって所に引っかかるものがあるね。
雹:そうだね。空から女の子が落ちてきた直後にロボットが降ってきて粉々になったわ。
理子:女の子については聴いていたので分かってます。手掛かりという事で石について調べさせてもらいますね。
GM:南条さんの信頼は厚いんだよね?
理子:そうですね。以前ちょっとした事件でお互いにね。
GM:「では、お願いします」ということで医療施設に通されますね。青い石が見れます。情報収集どうぞ。
理子:〈情報:ゼノス〉は使えるんですよね?
GM:使えるよー。
理子:情報収集チームと“聞き耳頭巾”、ミーミルの覚書のフルコンボで。
GM:まぁ15は抜けるかなー。
理子:(ダイスを振る)一番高いのは9だから、16!
GM:おぉ、超えた超えた良いね。では……この石は“遺産”です。
理子:この石は“遺産”なんですか。
GM:この石を所持してると、浮遊能力を使えます。マイナーアクションで飛行できます。
理子:……だけ?
GM:更に何か追加効果がありそうですが、その先は25を抜かないと分からないなぁ。
理子:なるほど。つまり天野空さんはこの石の力で浮遊してきたところを保護されたということですね?
GM:で、あなたはレネビですよね? この石に触れたりした?
理子:調べたから、触れてますね。
GM:ではあなたの高密度なレネゲイドに反応したんでしょうね、青い石が強烈な光を放ちます。そしてどこか一点を指し示しているようです(一同笑)。
理子:な、なるほど(笑)。
雹:完全にアレだ(笑)。
GM:そんな訳でシーン変わります。

シーン4 天空の王   シーンプレイヤー:Free

 私の名は、ロムスカ・パロ・ウル・ラピ○タ。天空の城の、そしてこの世界の王たる者だ。その王の証たる石……私はそれを追い求めている。
そして今、ある場所から一筋の光が放たれた。間違いない、あれこそが天空城への道標。それは、王の帰還を待ち望んでいるのだ。

GM:登場したい人どうぞー。
理子:はーい。シーンイン、1。
博:俺も出る。えっと、5。
雹:私も出るかね。……10、やばい。あ、応急手当キットを購入したいんだけど。
GM:じゃあ先にやっとこう。どうぞ。
雹:〈調達〉5あるから……うん、成功。
GM:ではどうぞ。まぁ使うのは次のシーンになるがな。
雹:了解。
GM:では話を戻すが、石の光に当然のように反応した彼がやってきますね。
理子:支部に乗り込んで来るんです?
GM:乗り込んでは来ないね。支部の外にやってきた感じ。
理子:なるほど。ムスカですか。
GM:「何だあの光は」とか言ってます。
理子:……ムスカを尋問して情報を搾り取ろうかしら。
GM:ムスカに関しては、明らかに目立つ格好と高密度なレネゲイドによってみんな来たことには気付けますよ。何か来た、と。
理子:……できることならあまりムスカとは関わりたくない。いや、待って。ムスカの部下ってオーヴァードです?
GM:知らん。
理子:あー、仕方ない! 南条さんに謝ってから、青く輝く石を持ったまま《ワーディング》を展開して“まよひが”に逃げ込みます! オーヴァードなら《ワーディング》を張ることで侵入できる異空間を作り出します。要は固有結界ですね。
GM:なるほど。ムスカは《ワーディング》を張って侵入してくるね。他の二人は?
雹:私も入るかね。
博:入っとこう、一緒に居ないとさっきみたいなことになる(一同笑)。
GM:ふむ。では“まよひが”の中にはお前等三人とムスカ、あと天野空さんも入ってきちゃってます。で、ムスカは青く光る石を見て「それが飛行石か!」と。
理子:この石は飛行石というのですか。
GM:「そうだ。私はその石を探し求めていたのだ。そして今光り輝いているな。この状況だとどちらを向いているのか分からんが、外に出してみればラピ○タの方向を向いているに違いない!」
理子:つまりこの石は、ラピ○タに向かうための道標ということですか?
GM:「ふふ、それだけではないのだよ。この飛行石は王の証なのだ!」
博:おい、ラプターってF22のことだよな? あれのステルス性能を破ることができるだって!?(一同笑)
GM:じゃあムスカはそれを無視しながら、「貴様、その飛行石をよく見せろ!」
理子:うーん、これは支部からの預かりものですからねぇ。ムスカから離れますよ。
GM:ではムスカは《縮地》を使って近づいてきます。「どれ、良く見せてみろ」
理子:……え? あ、やばい私同一エンゲージ内に撃てない(一同笑)。後で武器買い直そう。
GM:まぁ、そんなわけでムスカさんは飛行石を取ろうとするね。
理子:筋力対抗ロールですか。
GM:大丈夫、ムスカ【肉体】1だから(一同笑)。
博:弱い(笑)。
GM:では飛行石を掴んだ状態でムスカは、「ほう、これが飛行石か!」ここでEロイス発動。“マジカル☆リクエスト”
雹:何だっけそれ?
理子:……望む物品を手に入れられるEロイス。
GM:飛行石の概要を理解したムスカは、手の中に自分だけの飛行石を創り出す。
理子:なん……ですって……。
GM:その飛行石は正しく光を放ち、“天空城”の方を指し示す。
理子:残念ながら“まよひが”の中ですのでそれはまだできません。
GM:「では、ここで退散させてもらおう」ということで逃げようとしますが?
理子:出入りは自由ですよ。
GM:それならムスカは退場します。オルクスのエネミーエフェクト《見えざる道》でね。
雹:金貨三枚置いて行ったりはしないのかい?
GM:置いて行こうか、《偽物の金貨》を(一同笑)。
理子:ところで、“まよひが”に入ってきたのはムスカ本体だけです?
GM:イエス。
理子:それは良い情報ですね。ムスカが消えたのなら“まよひが”を解除して私達も現実空間に戻りますよ。
博:しかしやーばいぞ。あの石コピーされた。
雹:無断コピーは犯罪だよ。
博:著作権法違反だ!
GM:……で、調べものはできるから何かやりたいことあるなら良いよ。しないならイベント起こすよ。
理子:購入判定したいです。同エンゲージ内に攻撃できないと不味いので、手裏剣を入手したいです(GM爆笑)。
GM:オッケー(笑)。
理子:ミーミルの覚書の効果でコネ:調達師を入手して、ダイス6個で判定します。……11で余裕で成功ですね。と言う訳で周防副支部長の持っている手裏剣相当の名刺を分けてもらいました(笑)。
GM:は、はい(笑)。
博:これで周防になれるぞ!(笑)
GM:(周防副支部長になって)「君、その弓矢では懐に入られた時に困るだろう。これを持っていきたまえ」
理子:ありがとうございます。あなたがこの支部の支部長さんですか?
GM:「いや、私は副支部長だ」
博:あれ、ところで支部長さんって……。
GM:「支部長は今、バカンスに行っている」
雹:またバカンスですか。
理子:そうだ、ご挨拶が遅れました。私はゼノスエージェントの緋桜理子と申します。
GM:「そうか、ゼノスか。今後関わる機会ももしかしたらあるだろう。よろしく頼むぞ」
理子:ありがとうございます。……ゼノスに関しては割と寛容だよねこの支部。
GM:まぁな。FHは死すべし、だがな(一同爆笑)。あと動けるのは吉塚か? 結晶体について調べられるぞ。
理子:でも25でしょう?
GM:違う違う結晶体。河原信也だよ。
博:調べてみようか。
GM:〈情報:UGN〉で8と11。
博:(ダイスを振る)……8+6だから14。
GM:良いね。まず8ですが、河原信也の情報痕跡が無くなっております。完全に。ノイマンのエネミーエフェクト《アンタッチャブル》ですね。お前の知ってた河原信也はもういない。
博:なぁんだとぅ?
GM:で、11。最近上空から謎の結晶体が降ってくるというような情報が得られました。
雹:結晶体も降ってくるのかい。
理子:怪しいですね。……というか明らかに“天空城”絡みですよね。
博:迷惑な。
GM:うん。この情報本来はもうちょっと早く得られる情報だったんですがね、吉塚が家に帰っちゃったからね(一同笑)。
理子:すべては吉塚さんの所為ですか。
博:いやー、あそこは家に帰るでしょうよ。
GM:本来は河原信也君は扉をぶち破ったりしない筈だったんですー。さて、お前等が行動し終わると、割と離れた所から巨大な飛行船が飛び立っていくのが見えます。
雹:お?
理子:……ふむ。
GM:その飛行船からは青い光が伸びて、どこかへ向かっていますね。
理子:ムスカですか。
博:あー、あれ撃ち落せるかなー。三十メートルじゃ厳しそうだなー。
理子:私は射程:視界だから撃てはするでしょうが……落ちませんよねぇ。
GM:あぁ、落ちねぇよ。
雹:私飛行船運転できるけど、乗ってく?
GM:はい、じゃあここでウォルターが「飛行船ならばご用意致しました」と(笑)。
理子:ウォルターきたあああああ!!
雹:四十秒で支度しな!
博:あ、もう大丈夫でーす。
理子:私も準備はできてますけど。
GM:「残念ながらこの飛行船、定員が5名なのです」
理子:え、まず私、吉塚さん、田中さん、と?
GM:あとウォルター。
理子:ウォルターが運転するの!?
GM:運転手が居ないと、田中が行動できんからの。
雹:なるほど。緊急時には運転を代わる感じで良いさね。
GM:あと、飛行石がですね。天野さんの手から離れると光が消えるんですよね。
理子:ふむ。
GM:んでムスカは今《不可視の領域》使ってるんですよ。ムスカもオルクスですからね。
理子:……《不可視の領域》を破るか、連れて行くか。
雹:なるほど。まぁ連れて行くしかないか。
理子:まぁ待って。まず私としては、ゼノスリーダーの都築京香の命令であるので、ご一緒させて頂きたいです。
GM:はい、良いでしょう。
理子:あと二名はどういう基準で選ぶんですか?
GM:そうですねぇ。お前等積極的に行動しないとNPCがしゃしゃり出て来るからな?(一同笑)
雹:やばい、最大の敵は味方だった(笑)。
理子:あなた達、積極的に動かないと雨宮が席を奪って行ってしまいますよ(笑)。
GM:あぁ、あいつは行きたがるね。当然だね。
雹:えっと、天野さんがこちらをちらちら見てるってことにして良いかい?
GM:良いよ良いよ。
雹:近づいて、あんたを助けたのは私だからね、私も付いていくよ。
GM:天野さんはぱっと嬉しそうな顔になりますね。まぁ“天空城”絡みでしたし動機は十分でしょう。
雹:さて吉塚はどうする?
博:どう考えても“一斉掃射”より私の方がマシでしょうよ! そういう問題じゃないか?
理子:いや十分そういう問題ではありますよ。
博:あの、さっき居た何だっけ、河なんとかって奴。
GM:河なんとかって(笑)。
雹:名前位憶えてやりな(笑)。
博:あれについて調べたいんですよ、あれも上から降ってくるみたいですし。
理子:(吉塚になって)あの時逃げてしまった所為私の友人である河原君がこんなことになってしまった。だから今度こそ、私は行かないといけないんです! 周防副支部長!(GM爆笑)。
GM:「なるほど、お前等の意気込みは良く分かった。なら行って来い!」心の中では、イリーガルだから死んでも良いなって(一同爆笑)。
博:どうせ捨て駒ですよ(笑)。
GM:「正直どの程度の事件になっているのか分からん。ならばここはこいつらで様子見をしよう。既に二号機の準備はできているからな、やばいと判断すればウォルターに頼んで最大戦力を送り込む」乗ってるのがゼノスに、あまり来ないエージェントに、イリーガル。もう送り出すにはもってこいの人材だよな(一同笑)。
雹:でもウォルターが居なくなるのは痛いよね。
GM:何言ってるんだ、ウォルターは脱出についてはしっかり心得てるからな?
理子:基礎能力だけなら、ウォルターが一番ですもんねぇ。
博:あの人何でもできちゃうもんね。
GM:まぁそういう訳で、皆さんはウォルターの操縦する飛行船に乗ってムスカを追いかけることになります。追いかけるというより、光の指す方向へと向かって行く。さぁ、FS判定行きますよ。シーン変わります。
理子:長かった……。
シーン5 追跡劇   シーンプレイヤー:All player
 巨大な飛行船が飛んでいる。青い光の指す一点を目指して。まるで、一本の導火線を辿る火花のように。辿り着いた先に何があるのか、それは嫌でも予感される。
 誰しもが感じていた。止めなければならないと。
理子:私7。問題無し。
雹:シーンイン、98!
博:俺71。
GM:おいおいやばいのが居るな。
雹:戦闘での増加がやばかったからな。
理子:だって田中さん攻撃とガードで倍増えてるし……。
GM:ムスカの飛行船はこちらで用意した飛行船より遥かにでかいです。何たって王の証ですからね(一同爆笑)。
理子:ウォルターさん、この船の戦闘能力は如何ほどでしょうか?
GM:「戦闘能力自体は殆ど無いのです。しかし旋回能力はかなり高いですね」
理子:なるほど、回避力はあるんですね。
GM:「戦闘を行う場合はあなた方のエフェクトに頼らせて頂きます」
理子:把握しました。
雹:これ、白兵型じゃなくて良かったな。
GM:白兵型は射程を伸ばすエフェクトがあれば良い。無いならば……まぁ無理だね。んじゃ始めるよー。
◆第一ラウンド
GM:そんな訳でFS判定ですが、ムスカの飛行船は《不可視の領域》で隠れています。行先は光の筋を見れば分かるのですが、敵を見失って不意に狙撃などされたら堪ったものではない。なので目標を見失わないようにして追跡を行ってください。判定は【感覚】または〈運転:飛行船〉等。飛べるものなら良いぞ。
理子:【感覚】ですね。
博:【感覚】だな。
雹:飛行船で行くかね。
GM:目標値は7、最大達成値は30な。行動値順に行動して下さい。
博:25で俺からだな。侵蝕率が上がって【感覚】が13だね。レッツゴー……一個回った、12!
GM:オッケー、進行値2獲得です。まだ追跡を行ってください。
理子:GM、《真昼の星》と《うさぎの耳》あるので〈知覚〉を足しても良いでしょうか?
GM:どうぞ。
理子:良し、〈知覚〉で判定させて頂きます。達成値は……うん、14ですね。
GM:うむ、進行値2獲得で今4か。判定が変わりますね。これ以上は隠れきれないと判断したムスカが攻撃を仕掛けてきます。
理子:ガードする判定ですか。
GM:回避でも良いぞ。回避するならば目標値7。回避エフェクトがあるなら組み合わせても良いぞ。失敗したら2Dダメージだが、ガードも可能です。ガードの場合ダメージを受けなければ進行値を獲得できます。
理子:なるほど。次は田中さんの番ですね。
GM:ムスカは機関銃を連射してきますよ。どうする?
雹:ガードするよ。
GM:2Dダメージで、7点。ガードしてくれ。
雹:《磁力結界》で……23点防ぐよ。
GM:良いね。進行値1獲得です。
雹:これで侵蝕率100超えたわ。
GM:100超えたんだ……。
理子:この人ジャーム化するんじゃないですか?
GM:えー……まぁ、次ラウンド行くか。
◆第二ラウンド
GM:さっきのラウンドでハプニングチャート忘れてたな。今回は振るぞ。誰か頼んだ。
理子:私振りーますね……16です。
GM:16ね……「一歩間違えれば致命的な状況」
博:やべぇ!
GM:次の判定に成功しなければ、今まで獲得した進行値が0になるー!
雹:やばい!
理子:失敗しないで下さいよ吉塚さん。……あ、失敗はあり得ないです。ジョーカーを切るので。
GM:ほう?
理子:《妖精の手》。
GM:……はい! と言う訳で吉塚さん! 上手い事回避してくれ、目標値は7。
理子:というか、これ支援判定は無いんですか?
GM:あぁそうだった。支援は【感覚】で。攻撃を読む感じで。すっかり忘れてたわ。
博:【肉体】のダイス4つで大丈夫やろうか?〈回避〉は1。
理子:大丈夫でしょう。駄目だったら私が何とかします。
博:(ダイスを振る)お、7出た!
GM:オッケー、これで1点獲得だ。ではムスカは射撃も通用しないと分かると、今度は現在ムスカの制御下にあるジャームが襲ってきます。ロボットっす。撃墜しろ。
理子:ロボですかー。状況が知りたいです。ロボットはどの程度の数襲ってきているんです?
GM:いっぱーい。判定は〈白兵〉〈射撃〉〈RC〉〈交渉〉。目標値15ね。〈運転:飛行船〉は支援な。エフェクトは組合わせて良いよ。
理子:目標値15? 最大達成値は30ですよね? ……もうね、私バカですよね。一回目の判定で《オリジン:プラント》使っておけば良かったですよね(一同爆笑)。と言う訳で《オリジン:プラント》使用。
GM:目標値15って余裕だったな。
理子:〈射撃〉でしょう? 技能固定値で16あるんですけど? ダイス12個あるんですけど? えっと、達成値30超えましたが何か?
GM:30超えましたか、まぁそんな特別なことは無いですね、進行値獲得。
理子:波入るロボットを華麗に弓で撃ち抜いていきます。
GM:良いね。だがすべては撃ち落せないな。さて次の方どうぞ。
雹:私か。〈RC〉10で【精神】11あるんだよな。エフェクト使う必要はないね。……達成値19だね。
GM:なら進行値2獲得か。うーん、足らんな。というわけでジャームが攻撃してきますね。全員3Dダメージ受けてもらおう。3Dなら耐えるだろう。
雹:ガードは?
GM:ガードはできない。(ダイスを振る)うん、全員21点食らってもらおう。
博:21点!? 俺HP1なんだけど。《リザレクト》します!
理子:私残り3。耐えました。
雹:私は《リザレクト》……できねぇ!
GM:おう、ロイス切れ。FS判定中にロイスを切るが良い!
雹:“一斉掃射”のロイスを取得して切ります。
理子:応急手当キットで回復してても無理でしたねこれ。
雹:使ってる暇も無かったからね。
GM:んじゃ次ラウンド行くぜ。
◆第三ラウンド
GM:ハプニングどうぞ。何か面白いのが出てくれると良いがなー。
博:俺振るぞー。えっと、20。
GM:20? さっきと一緒だね。この場合は殆ど意味ねぇな。
理子:吉塚さん、早くロボットを撃ち倒して下さい!
博:〈射撃〉で15超えれば良いんでしょ? (ダイスを振る)クリティカルして26!
GM:ふむ、ならここでロボットに加えて例の結晶体も追加します。
博:あぁ、あいつの所為か!
GM:目標値を20に変更します。
博:やべぇ、高ぇ。
理子:目標値20?〈射撃〉で良いんです? やる気出ないのですが……30超えました。
GM:お前固定値上げすぎなんだよ!
理子:固定値で26あるので、エフェクトを使わずとも30行きますね。
GM:じゃあ最後田中! 頑張れ!
雹:エフェクト組み合わせるか。《コンセントレイト:サラマンダー》《氷の塔》で。
GM:〈運転:〉で支援でも良いんだぜ? ラウンド終了時に3D点食らうけど。
理子:それは私が死ぬのでやめて下さい。というか、あなたのロイス的にやばいのでこのラウンド中に止めをお願いします。
雹:(ダイスを振る)クリティカルしたね、30突破。
GM:良いでしょう良いでしょう。これで進行値が20を超えたのでクリアです!
GM:では、皆さんはジャームを全て撃退したのですが、目の前に巨大な雲の塊が現れます。ムスカはそこに容赦なく突っ込んで行きますね。皆さんどうしますかね?
雹:空ちゃん、どうする?
GM:「私は、あそこに行った方が良いと思う」
博:突破するしかないでしょう。
理子:光がこの先を指しています。きっとこの先に“天空城”があるのでしょう。
雹:ウォルターさん、行きましょう。いざという時は私が代わります。
GM:「分かりました」
理子:でもウォルターさんの方が運転上手いですよね(一同笑)。
雹:まぁ、かもしれんね。
GM:じゃあ突入ということで良いね? クライマックス入りましょうか。
理子:あら、これから“天空城”を探索するのかと思っていましたのに。
GM:残念ながらそんなに探索するところは無いのだよ。
続きます。

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