※その1を見ていない方は、その1を読んでから読むことをお勧めします。
オープニングフェイズ
シーン1 交通事故と噂話
南条理はUGN支部で事務仕事をしていた。どれもこれも、支部員の多くがバカンスに出て行ってしまったためだ。溜息をつきながら、南条は書類に目を通しては判子を押す作業を繰り返していた。
GM:では南条のシーンから。あなたは支部で事務作業を行っています。あぁ、侵蝕率上げてね。
南条:ふむ、6か。45になった。
GM:はい、じゃあ事務作業をしていると、“一斉掃射”雨宮創が嬉々としてやってくる。
南条:な、なんだ貴様仕事を増やすなこれ以上!
GM:「いやいや仕事は増やしませんよ。いや何か最近妙な噂が流れててですね」
南条:なんだ、報告は上がってきてない筈だが。
GM:「報告は無いでしょうね噂ですからね。この街に大きな交差点があるんですよ」
南条:あぁ、あそこか。
GM:「そこで何かが出るらしいんですよ」
南条:何か? レネゲイドビーイングでも棲み付いているのかあんなところに。
GM:「何が出るかはちょっと分からないんですが、あそこ事故多いしきっと幽霊か何かですよ」
南条:幽霊なんてこの世には存在しねぇ! すべてはレネゲイドの産物だ! と言いながら書類仕事をやってます。
GM:「いやいや、幽霊はいますって! で、折角なんでちょっと退治に行ってきますねー」
南条:ちょっと待て貴様仕事をやれえええええ!!
GM:という訳で雨宮は現場に向かってしまいました。
南条:待てこのやろおおおぉ!
GM:では、入れ違いでUGN本部の霧谷さんから連絡があります。
南条:あ、本部長すみません、このような格好で。と書類の山を片付けます。
GM:「そのままで大丈夫です。現在、この街の交差点で事故が頻発しているらしいのですが、それがつい最近判明したんです。そこで君の支部は……自由人ばかりで人が居ないでしょうが、頑張って集めて調査を開始してください」
南条:うちの支部長がバカンスに行ったのはあなたの命令ではないの、ですか?
GM:「何のことでしょうか、良く分かりませんね。すみません、早急に頼みます」
南条:了解しました。先ほどうちのエージェント一人が交差点に向かいましたので彼をメインで動かそうと思います。
GM:「分かりました。……彼とは?」
南条:“一斉掃射”です、が。
GM:「あれですか……。まぁ、よろしく頼みますよ?」
南条:動ける人員が居ないので私自ら動きたいと思います。
GM:「では、頑張ってください。なるべく応援は出しますので」
南条:了解しました。
GM:で、通信は切れます。
南条:とりあえず、ウォルターを呼びます。
ウォルターはこの支部のエージェントである“カラドボルグ”鳴上悠専属の執事である。オーヴァードではないが非常に有能な人間だ。
南条:ウォルター、霧谷支部長直々の命令だ。鳴上が居ない中君も色々頑張ってくれているが、すまないが書類仕事のヘルプを頼む。
GM:「かしこまりました、承ります」と、いうことでウォルターが事務仕事に回ります。これでオープニング終了です。
南条:俺とウォルターの胃が痛くなるオープニングだった……(笑)。
GM:胃が痛くなるオープニングですみませんねぇ(笑)。
シーン2 疑わしき事故
山田玲仁は、気になっていた。占いの常連客であった常葉茜が二週間前に死んだのだ。それにはきっと、レネゲイドウィルスが関係している、そう思えてならないのだ。少しでも手がかりを探ろうと、彼は今日も情報を集めていた。
GM:じゃあ山田玲仁のオープニング始めますね。
山田:はい、よろしくお願いします。
GM:侵蝕率上げてくださーい。
山田:(ダイスを振る)5。今41だ。
GM:では、山田玲仁さんは調査をちょっとしてるわけです。ただ普段はUGNに頼っていないから適当に調べたり見て回ったりがメインになるだろうけど。
山田:うん。
GM:それで交差点近くを調査してるのですが、《ワーディング》の気配を感じます。
山田:はい、《ワーディング》の気配。
GM:ここで、〈知覚〉判定を行ってください。目標値は5です。
山田:ダイス1個だよ(笑)。……6。〈知覚〉に1振ってるから7か。
GM:オッケイ。はい、そうするとだ。例の交差点から少し離れた所に、人型のジャームが居る事が分かります。
山田:ほう。
GM:どうしますか? ちなみにエキストラです。
山田:エキストラか。宣言すれば普通に倒せるわけね。じゃあ戦って倒そう。話を聞けそうなら話を聞くが。
GM:聞けない。全然聞けない。
山田:じゃあぶち倒します。
GM:そのジャームは全然強くないのであっさり倒されます。
山田:はいはーい。
GM:で、そのジャームの人相を見たんだけど、実は今日事故で死亡した男だと分かりました。
山田:……ほう?
GM:そして調べていると突如後ろから騒がしい声が聞こえてきます。“一斉掃射”です。
(一同爆笑)
GM:(南条の方を向いて)お前は“一斉掃射”にも連絡はいれてるよな?
南条:霧谷さんから連絡来たから、ウォルターの次に奴に連絡はする。
GM:そしたら雨宮は山田を見つけて、「お、お前オーヴァードだな?」
山田:おう、オーヴァードだ。
GM:「何か支部から戻って来いって連絡があったんだけど、俺は幽霊探しに忙しいんだ」
山田:幽霊?
GM:「おう。だから俺の代わりに支部にいっといてくれ。俺幽霊探してくるから」と言って雨宮は勝手に走り去ってしまいます。
南条:あいつ……(笑)。
山田:あぁ、何か話そうとしても立ち去ってしまう感じ?
GM:うん、あいつバカだし(笑)。
山田:幽霊ってさっき倒したやつだよな、って思いながら支部へ向かおうと思います。
GM:向かう? 向かわずに雨宮について行っても良いのよ?
山田:あぁなるほどなるほど。
GM:戻って支部で情報収集するか現場に向かうか。お好きにどうぞ。
山田:じゃあ雨宮を追っかけよう。
GM:あ、オッケー。というわけでじゃあ……(小声で)えーまじか。まぁいいや(笑)。はいじゃ、これで山田のオープニング終了です。
その3に続く。
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