ダブルクロスリプレイ-闘争の正義- その2

ダブルクロス3rd TRPG
オープニングフェイズ
シーン1 FH攻略戦  シーンプレイヤー:支部長
 襲撃などするものではない。少なくともこの支部長はそう考えているのだろう。平常心、平常運転。常に目はゲーム画面に向かい、何が起きても動じずに対処をさせる。
 そう、彼に攻め込むという考えは基本的に無かった。それは周知の事実。
 では今現在のこの惨状は、果たして何だ。独断か、それとも。

赤錆(以下GM)
:えー、PC1が支部長、PC2が南条、PC3が田中。被害者は田中な。
寺生まれのR:……ん?
GM:じゃあ、行こうか。
汚いK:今不穏な言葉が聞こえたな。
GM:じゃあまずPC1、どうぞ。
汚いK:支部長からか。いつも通り支部長はゲームをされています。
GM:あー……支部長ってさ、外部から連絡来た場合取る?
T田先生(以下支部長):部下が取る。
汚いK:(周防副支部長になって)じゃあ私が取るか。
GM:ではFHセル“パッチワーク”のセルリーダー、羽渓悠次から連絡がきます。
汚いK:ん、何だ羽渓か。何か用ですか?
GM:「おい……手前等一体何をやってんだ!?」
汚いK:何をやっている……? 私は今支部長と遊〇王について語っているが。
GM:「はぁ!? ふざけんじゃねぇぞ!! 今FHに侵攻してきてんじゃねぇのか!?」
汚いK:は? 私達がそんな面倒な事をする訳ないじゃないですか。少しは物を考えなさい。
GM:「……いやまぁそうだとは思うんだがな。現に来ちまってんだよ。あの……何だ。機械人間と事務員っぽい奴と見た事ねぇ奴。その三人が突然攻めてきやがった」
汚いK:……ちょっと待ってろ。と言って今言ってたそれっぽい奴に連絡取る。取れる?
GM:取れる。
汚いK:そうか、今何してる?
GM:事務員っぽいの、南条さんは普通に仕事してる。機械人間の鳴上も支部に普通に居る。
汚いK:あと一人は田中か? あいつは?
GM:まぁそれは別のオープニングで。
汚いK:分かった。ウチの連中はいつも通り業務をしてるぞ。皆支部内に居るようだ。
GM:「……マジか。変な陰謀臭ぇなぁ。一応報告しといてやる。現状FH側は三つセルが襲われてる。三ヶ所同時侵攻中だ。あ、俺達のとこは襲われてねぇが」
汚いK:なるほど、FHの抗争も大変ですね。
GM:「あ゛ぁ!? ……まぁそれはともかく。ウチは別だが、他のセルの連中、お前等の支部に反撃しようとしてるぞ」
汚いK:支部長、何やらFHの連中がウチに攻撃しようとしているようです。
支部長:え、何? ファルツ何だって?(一同爆笑)
汚いK:いつも私達に喧嘩売ってくる悪の組織ですよ(笑)。
支部長:ふーん、一応念の為臨戦態勢取れるようにしといて。
GM:うおおおお!? 迎え撃つ気満々か!?(爆笑)
寺生まれのR:平常運転だな(笑)。
GM:「で、何だってあの支部長は」
汚いK:敵が来るなら全力で迎え撃ちますが、そうでなければ構ってる暇は無いそうです。
GM:「馬鹿じゃねぇの……まぁ、二ヵ所はこっち……俺と雨宮、いや“マスターギガント”で止めといてやる。手前等で一つは何とかしろ。
汚いK:向かってくるなら滅ぼすまで。
支部長:それまで動く必要は無いな。
GM:「……まぁなるべく穏便に頼むぜ。じゃあな。っと、情報が欲しい場合はこちらに連絡入れろ。集めといてやる」
汚いK:分かった。
GM:「じゃあな」と通話が切れます。
汚いK:そういう訳で報告します。
支部長:分かりました。では臨戦態勢取っといてねー。
寺生まれのR:それでもゲームは止めない。
GM:まぁ簡単にまとめると、お前等の部下の偽物っぽいのが攻めてきてるので何とかしてね、ってとこです。
支部長:じゃあ攻められてるなんだっけ、FHだっけ。誰か電話してくれる?
GM:いや今電話あったんですが!?
支部長:いや今度は支部長から電話しようかなと。
GM:まぁ連絡先は知ってるから良いけどさ。
汚いK:支部長、電話です。
支部長:キミらのとこ襲ってる奴だけどね、偽物だから殺してくれて構わないよ。それだけ伝えようと思って。
GM:「あ、あぁ。分かった……物騒だなUGNって」(一同笑)
寺生まれのR:まぁそう思うわな(笑)
支部長:ガチャ。あ、シーンインしてないわ振る。(ダイスを振る)8だね。43になった。
GM:オッケー、じゃあそんな感じで。シーン移るよ。

シーン2 執事の極意  シーンプレイヤー:南条理
 執事とはそれ即ち超人である。オーヴァードであるなど関係ない。あらゆる事象に精通し、正しくかつ効率的に対処ができる事。そして華麗に優雅に、尚且つ礼を尽くし仕える事。兎に角これに尽きる。
 そしてここに、その訓練を受けるオーヴァードが一人。南条理その人である。

GM:次南条さんね。支部の訓練施設でウォルターと訓練しております。
理:えっ。
GM:「そういえばアルティメイド服を入手したんですね」
理:いやまだ買ってないよ!?
GM:「……買う予定なんですね?」
理:はい。
GM:「アレを着るからには、執事としての訓練を受けて頂きます」
理:なん……だと……!? あ、シーンインしときます。5出たんで51になった。
GM:「アレを着るならば訓練、具体的には家事スキル、製造スキル、そしてレネゲイドコントロールスキル……まぁ私はできませんが」(一同笑)
理:なるほど、そのトレーニングをするんですね。
GM:「その通りでございます」
寺生まれのR:さらっと〈RC〉入ってきたぞ(笑)。
理:何を言いますか。今時の執事、〈RC〉の嗜みなど当然でございます(一同笑)。
GM:まぁウォルターは出来ないけどな。
理:ウォルター一般人だからね。
GM:さて、〈知覚〉判定どうぞ。目標値6で。
理:目標値6の〈知覚〉何かすっげートラウマがあるんだが……お、9。
GM:成功か。あ
なたは不意に嫌な気配を感じますね。どこからかも分かります。ふと訓練場の窓を見ると、何やら紅い球体が漂っているのを発見します。
理:あぁ! 窓に! 窓に!!
GM:それはスーッと通り過ぎていきました。ウォルターも気付いてます。「……あれは何ですかな?」
理:取り敢えず、支部の近くに何やら不審な影があると上司……支部長に報告しておきますか。
GM:では支部長が報告受けますね。何やら不審な物体が支部の周りに居ると。
支部長:攻めてきたって?
理:それはまだ分かりませんが。
支部長:保留で。
GM:うおおお!? ま、まぁオッケーオッケー。保留で良いわ(笑)。
理:まだ敵対行動取ってないからね。支部の近くにいるだけだから。
GM:「では、様子見という事でよろしいのでしょうか?」
支部長:構わないよ。
理:支部長がそのようにおっしゃるならそれで……。
GM:「それならば訓練を続けましょう」
理:了解です。
GM:と、言う訳で終了ですね調べないなら。
理:うん。購入判定しても良い?
GM:良いよ、どうぞ。購入してもらう前提で組んでたから。
理:《コンセントレイト:ウロボロス》に《無形の影》を組み合わせて【精神】判定で購入します。
GM:どういう購入をするつもりだ!? お前の購入はおかしい(一同笑)
理:ダイス振りまーす……達成値23と〈調達〉7で30か。目標値20だから成功、執事服ゲットー。
GM:「おめでとうございます、これで貴方も執事です。……まだ見習いですがな」
理:これで装甲値+10、行動値-3に〈RC〉+3を得ました。
寺生まれのR:なるほど、普通に強い。
理:何も無ければこれで終わります。あ、侵蝕率はさっきので57になりましたー。
寺生まれのR:速いな!?
GM:ま、これで終了ですかね。

シーン3 疑わしき不在者  シーンプレイヤー:田中雹
 疑わしい。実に疑わしい。
 姿や行動が不透明な彼女は怪しい。そういう人間ではないと聞いてはいるが、あくまで伝聞。疑わしい事に変わりはない。場合によっては潰さなければならないだろう。
 何、簡単な事だ。働きで証明してくれれば良い。急な要請にもすぐ来てくれれば良いだけだ。疑わしいが、故に都合が良いのだ。さて、連絡するとしよう。

GM:次、被害者。
理:被害者(笑)。
寺生まれのR(以下雹):田中雹です。シーンインは7。
GM:えー、雹さん。UGNから連絡がきますよ。
雹:今は現場にいますよ。
GM:現場……現場!? え、今FH攻めてるの!?(一同爆笑)
理:まさかの本物だったか。
支部長:殺して良い命令出しちゃったよ。
雹:いや鉱山、鉱山ね!? 休憩時間におにぎり食い終ったところさね。
GM:で、ここで副支部長からの電話です。「田中さん、貴女今何をしています?」
雹:私は普通に仕事だよ。
GM:「仕事……? まさかFHに攻め入ったりしていないでしょうね?」
雹:まさか。私がそんな事すると思ってるのかい?
理:まぁ戦闘向きじゃないしな。
GM:「……まぁ良いでしょう。取り敢えず戻って来なさい、事件です。話がありますので」
雹:分かったよ、すぐに向かうさ。早退するよと現場に言っておくさね。
GM:「親方ぁ! どこへ行くんですか!?」
雹:ちょっと野暮用がね。
GM:「野暮用……!? まさか、レネゲイド関連の!?」
雹:あれ、パズーはオーヴァードだっけ?
GM:あー……オーヴァードってことで(笑)。
雹:じゃあ……まぁ、そんな所だねぇ。
GM:「親方ぁ!! 死なないで下さいね!!」
雹:大丈夫。
GM:「前回死に掛けたじゃないですかぁ!!!」(一同爆笑) ※リプレイ・天空城参照
雹:ま、今回は平気さ。と言う訳でUGN向かいます。
GM:じゃあシーン終了ですー。
理:これで終わりか。
GM:まぁ召集されるだけね。こいつまず呼ばないと話が始まらないからなー。

 

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