※リプレイその1、2、3を見ていない方はそちらを先に見ることをおすすめします。
シーン6 操り通信機 シーンプレイヤー:全員
山の中で鳴上に遭遇した雨宮は、命からがら仮支部へと帰ってきた。蝙蝠で監視していたであろう冠はため息をつき、支部長は冷酷な目で睨んだ後ゲームに集中する。酷い支部だ。
冠:私ね、侵蝕値51しかないんだ。シーンは変わったの?
GM:あ、そのままでいいよ。
冠:ええええぇぇ……。
GM:お前ら的には変わったほうが良いかもしれないけど、雨宮がやばいんだって(笑)。
創:一人マジで戻ってこれないかも……。
GM:振りたければ振っても良いよ。
支部長:(ダイスを振る)俺は8。
冠:支部長は62ですねー。おめでとうございます。私は57。やばい、私まだ戦えないんだけど。
創:ジェネシフトジェネシフト(笑)。さて、座標はこっちで分かってるんだよね?
GM:うん、そこまでいく分には問題ない。
創:行くとやっぱりそこにいるの?
GM:居るね。その付近に近づくものを攻撃しろということだからね。
冠:道中で〈知覚〉良いっすか?
GM:道中で〈知覚〉? なら余計な所にも行けるけど?
冠:あ、いいです。直で行きます。
創:とりあえずwifiが優先だ(笑)。
冠:もうすぐ選手ができそうなんで、行きます(笑)。
創:それで、敵のHPはどうなってんの?
GM:ソラリスさんがついてるんだから回復してるに決まってるだろうが。
創:ですよねー。
GM:あ、でも《奇跡の雫》はさっき使っちゃったからもうないよ。
冠:あれシナリオ1回だしね。オートアクションだからなぁ。まだ《ヨモツヘグリ》がある可能性あるけど。
GM:でもあれはメジャーアクションだからね。さ、〈知覚〉振ってみ。隠れてるやつが見つけられるかどうか。
冠:はいはい。(ダイスを振る)クリティカル出た。達成値13。
GM:じゃあ近くの茂みの奥に隠れている奴がいるのが分かったよ。
冠:(創に向かって)お前そんぐらい見つけろや! エフェクトで隠れてるのかと思ったわ。
GM:ソラリスだからね、隠れるようなエフェクトは無いよ。
創:“一斉掃射”さんはね、目前の敵に向かっていくのが常だからね。
GM:隠れやすいような格好はしてたけど、だから達成値6って超低かったんだよ。普通クリアできるだろ6って!
冠:どうやったら失敗するのかわかりませんね。じゃあそいつと、それを倒せばいいの?
GM:一応このミドル戦闘の勝利条件は隠れていた奴の撃破だよ。
冠:ほう。
GM:だって鳴上さんを倒してもこいつが起き上がらせるだけだし。
創:隠れてた方を狙撃しよう。
GM:ちなみに鳴上まで5メートルで隠れてた方まで10メートルくらいね。
創:10メートル、近いな随分。
GM:近いよ。なんでお前見つけられなかったんだよさっき。
創:200メートルくらい離れてると思ったんだよ。
冠:じゃあ取り敢えずバトります? セットアップで《力場の形成》を自分に使っときます。
GM:行動値は鳴上は6、隠れてた方は10だね。ということは支部長が一番高いかな。
支部長:16。よし。
創:支部長さん、隠れてるのを狙ったらいいらしいです。機械人間狙ったらwifiが壊れちゃうかもしれないので。
支部長:分かった、オーケー。《光の弓》と《ピンポイントレーザー》と《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》と《光の指先》かな。その4つセットで使いたいです。侵蝕値は7増えたね、やったぜ。
冠:おめでとうー。
支部長:ダイス数9個で8以上が出ればクリティカル。9個振るぞ、9個振るぞ。……達成値は28!
GM:じゃあ回避できるかどうか振ってみようかな。
創:何か回避技能あんの?
GM:無いよ、【肉体】1だよ。
冠:……え、あっはい。
GM:まぁ浸食率ボーナスで4つ振れるから。ちょっと振ってみよう。……エフェクト使ってもちょっと足りないな。
支部長:じゃあダメージ入ります。……14に固定値が6で20点。
隠れていた男を、支部長の放った光の束が襲う。ただし、ゲームをしながら戦っている支部長の攻撃には集中力が欠けているようだ。この男の本気は、この程度では済まされない。
GM:こいつなー、固くないんだよな別に。正直すぐ終わる戦闘だと思ってたのに(笑)。
冠:(雨宮の方を見て)いや、こいつが悪い。
創:俺は悪くねぇ!
支部長:まぁがんばってくれたまえ。
冠:次は私かな、行動値14。取り敢えずwifi壊しちゃいかんのだろう?
創:wifiは壊しちゃだめっぽい(笑)。
GM:支部長が悲しみに暮れるからね。
冠:しかたない。《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》、《蝕む赤》、《アニマルテイマー》。じゃあいきまーす。侵蝕率は66なんでダイスは9個。クリティカル値は8っすね。……26!
GM:じゃあダイスを振ってみよう。1個でも回ればよけれるかもしれん。あー、1個も回らないから、ちーと足りないなぁ。ダメージどうぞ。
冠:えーと、21ダメージにランク3の邪毒。
GM:《閃きの盾》を使ってダメージを10点軽減。装甲値が6あるから5点か。まだ全然立ってるよ。
冠:くっそう全力が全然出せない。
蝙蝠の集団が先ほどの光にぐらついた男に襲い掛かった。男は咄嗟に防御姿勢をとったものの、完全には防ぎきれない。蝙蝠の牙に噛み付かれ、猛毒が男を蝕んでいく。
GM:じゃあ次は行動値12の雨宮かな。そいつも速いのか。
創:もうこれは落とすしかないな。
冠:頑張れ。こっち侵蝕値80超えるまで何もできないからね。
創:んー、全力だすかぁ。侵蝕率を10上げていつもの。
冠:は!? は、はい。
GM:こいつ……。
冠:帰ってくる気無いな。
GM:よく考えろ、まだミドル戦闘だぞ。クライマックスではないんだぞ。
冠:まだシナリオで何が起きてるのかすら把握してないからね私達(笑)。
創:やっべぇな。じゃあ銃を7本構えます。ボルトアクションの効果で達成値を+5します。
GM:(下がらなかったのを見て)こいつ(笑)。
創:さぁ、フルファイアだ!ダイスは10個だな。
GM:こいつさり気なくクリティカル値7になってやがる!
創:達成値は55!
GM:55で良いの? 当たるよ。
創:ダメージは6D+56だから……89点!
GM:じゃあ仕方ないから倒れたあと《イモータルライフ》で。HP2Dで復活っと、あぶねぇ17!邪毒耐えれるな。
恨みを込めた雨宮の銃弾。しかし男もただでは倒れてくれないようだ。渾身の力を振り絞り立ち上がってくるその姿からは、鬼気迫るものが窺える。
創:えー、こんだけぶち込んでも倒れない。
冠:仕方ない《リザレクト》しよう、ってかしたい(笑)。
GM:じゃあ次、敵が動くよー。《コンセントレイト:ソラリス》、《フォース》、《抗いがたき言葉》、《言葉の刃》、《破滅の言葉》、《ポイズンフォッグ》《アウトブレイク》《扇動の香り》。対象はシーン。
支部長:ほう、シーンすか。どうしようもねぇな。
GM:ダイス数17で……52。《勝利の女神》を使って64。
冠:あ、はいガードします。回避ダイスを振るのが面倒臭いので(笑)。
創:俺もガード。支部長さんはー。
支部長:ガードガード。
GM:じゃあ43点装甲値無視と、シーン中ダイス-3個と、行動値-3は意味がないな。あとお前らは2メートルずつ鳴上の方に移動してもらおうか。あいつが動かなくても良いように。さらにバッドステータスの放心。
創:放心はクリンナップで切れるから意味ないかな。あ、俺は戦闘不能で。
冠:《リザレクト》しまーす。
支部長:同じく、HP7で復活。
男の呪言が、精神を貫く。悍ましい言葉は判断力を鈍らせ、激しい重圧を与えた。冠と支部長は何とか踏ん張るが、限界を迎えた雨宮は意識を失った。そこに襲い掛かる黒い番犬が。
GM:じゃあ最後鳴上の攻撃ね。3人まとまってるから、《コンセントレイト:ブラックドッグ》、《ミカヅチ》、《アームズリンク》《バリアクラッカー》、《ハイマニューバ》、でインプラントミサイル発射。
冠:じゃあ《リザレクト》振っておくね(笑)。ほぼ間違いなく死ぬから。
創:命中判定でファンブル出さない限り死ぬ。
GM:こんだけ振ってさすがにねーよ。
創:しかし山の中でミサイルぶっぱしやがった。
冠:そろそろ死ぬなあ、世界が。
GM:(ダイスを振る)35+36で達成値71。ダメージダイスは11Dだね。……80点装甲無視。
冠:死にましたー、蘇りましたー。じゃあラウンド終了? 特に特殊な処理は無い感じ?
GM:うん。
冠:じゃあ支部長お願いします。
支部長:何ー、本気出しちゃえばいいのー?
創:本気出せないだろその侵蝕値じゃ。
冠:HPほとんど残ってないはずだよね、邪毒入ったし。
GM:そうだねー。じゃあセットアップで《ルーラー》使うんでダイス3個減らしておいてねー。だから合計6個減らして。
支部長:じゃあ3個振ればいいかな。
冠:あ、《力場の形成》やっとく。支部長のダメージが6点増える。
支部長:当たればね。じゃあ……うん、1回回って17。
冠:じゃあ《妖精の手》を使うから1個ダイス10にしていいよ。
支部長:なら(ダイスを振り直す)……27かな。
GM:こっちの回避達成値は17だったから、《勝利の女神》を使って達成値29で回避。
冠:……えっ。くそうざったいな。まぁいいだろう。
創:なんか結局みんな浸食率変わんなくなってんじゃないか。
冠:仕方ないよね。ダイス-6個はきついのでその敵へのロイスを取得。即タイタスにしてバッドステータスを打ち消す。
GM:しょうがない、どうぞ。
冠:殴る! コンボデータから《血の宴》を外した全力で。というわけで、ダイス12個振るね。25、じゃ低いから《妖精の手》を使って47。
GM:一応回避は試みてみよう。うん、《勝利の女神》使っても足りんね。
冠:ダメージが54点と邪毒ー。
GM:じゃあ倒れるね。
追い込まれ、遂に全力を発揮した冠。怒りの感情を爆発させた蝙蝠の奔流が周囲を飲み込み、今まで踏み止まっていた男の膝を遂に地につけた。
冠:復活しない?
GM:もうしない。まだ死んではいないけどね、戦闘不能になっただけ。
冠:ほーう。
GM:と、同時に鳴上の方もぶったおれるよ。
創:あ、wifiが。
冠:wifi尽きましたよー。
支部長:あー?
GM:大丈夫大丈夫、叩けば起きるよ。
創:まぁ寝ててもwifi機能は繋がってんじゃね多分。
GM:あぁオートでつながってるけど(笑)。
冠:強いねこの人。
創:とりあえず行動不能者3人かこれ。
GM:行動不能になったやつはHP1で起き上がっていいぞ。敵さんからは話が聞けるよ。
冠:縛れ誰か。
創:えー現在気絶中ってことで。
支部長:パワプロ中です。
GM:支部長さんはね、パワプロしながらレーザー撃ってたからね(笑)。
支部長:戦いながらパワプロしてたからね。
創:支部長さんしかもwifi手に入っちゃったからなー。
支部長:すげぇ、こいつの近くにいたらwifiつながるぜ!
冠:……はい、縛ったー。
GM:一応抵抗はせずに縛られるよ。体中ずたずただし。
支部長:こっちも相当なもんだけどねー。
創:こっちの方が酷いと思うんだ。
冠:ロイス1個切らされたしねー。
GM:じゃあそうこうして縛ったりしてると、また周囲からホラーな音楽が聞こえてくるような感じでいやな予感がするよ。〈知覚〉振って5で良いよ?
創:気付けるわけねぇだろ、パワプロ中と気絶中だぞ(笑)
GM:お前はもうHP1で起きてて良いよ!
冠:パワプロ中は無理だわー(笑)。あ、私達成値8振った。
GM:8ならわかるね。お前は1回経験してるし。周囲から件の見たことあるジャームが現れて襲い掛かってくるよ。今度は4体くらいに、お前が見たことないちょっと強そうなのがいるね。こいつはエキストラじゃない。
冠:なんだってー。
GM:んで、こいつがいるから他のやつもトループ扱いで。
支部長:あー、トループかぁ。
GM:じゃあ連戦するか担いで逃げるか。ちなみに捕まってる方は「貴様ら早く逃げろ、早くしないと奴が来るぞ!」と言ってます。
創:えー、この人敵じゃないの?
冠:そんなこと言われましてもねぇ。(鳴上を見ながら)あ、これ置いていくんで。
創:wifiを置いて行ったら支部長が居座っちゃうから!(GM大爆笑)
冠:仕方ねぇ、全員担いで逃げるしかないのか。それとも殴ります?
創:流石にね、こちらとしては余裕がない。
GM:さっきのよりは弱いけどね。
冠:まぁHPなんてあって無いようなものだけどさ。
創:HPの問題じゃないんだ、二人の侵蝕率がだいぶやばいんだ。
冠:浸食率は大丈夫って、GMがEロイスガン積みしてくれるから(笑)。
GM:ちなみにこれ雑魚敵だからいくらでも出てくるよ。
冠:マジかよ……。
GM:戦闘するなら戦闘ラウンド入るけど。今のところはトループに強そうなの1体だね。
支部長:まぁいくらでも出てくるって聞いたから帰ろ。
冠:帰ろっか、無限沸きはねー。
GM:無限沸きだから戦闘するなら毎ラウンドEロイスの”更なる絶望”使うからEロイス増えるよやったね!
創:いやー(笑)。
冠:とりあえず帰ろうか。
創:ソラリスと、wifi連れて? wifi担げるかな、あれ重いだろめちゃくちゃ。
GM:体中機械化してるからね、滅茶苦茶重いよ。大丈夫大丈夫叩けば起きるから。さっきの戦闘でお前らこいつは殴らなかったから一応自力で走れるくらいはある。
創:というわけでwifiをボルトアクションライフルでぶん殴って叩き起こします。
GM:そこボルトアクションライフルで殴る必要があるのかは謎だけどまぁ起きたよ。
創:よし起きたな。
GM:じゃあ全速力で逃げるか?
冠:ダッシュ!
その5に続く。
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