※リプレイ1~4を読んでいない人はそちらを先に読むことをおすすめします。
シーン7 山のカミ シーンプレイヤー:支部長
山の中で拘束した男は、支部長の前に座らされている。その様子を横目だけで見ながら、支部長は淡々と尋問を始めた。……ゲームをしながら。
GM:じゃあ支部に戻ってきたところでシーン変わるね。
冠:誰が出るんだ? シーンプレイヤーは?
GM:シーンプレイヤーはとりあえず支部長だけど。
支部長:はいはい、8。
創:支部長も何だかんだで侵蝕値高い!
冠:次7出れば支部長100%超えますよ。100%超えるとエフェクトレベル上がりますよ。
支部長:やった。
GM:で、事情聴取かな。
創:支部長、パワプロしながら事情聴取?
GM:やべぇ話したくねぇ(笑)。こいつ〈交渉〉の判定上げてやろうか。
支部長:(パワプロしながら)で、君。何がしたかったの? ん?
GM:うわー、めんどくせぇ。〈交渉〉判定無くても教えようかと思ってたけどしてやろうかな。
支部長:したきゃどうぞどうぞ。
創:まぁ一応支部長財産点4ポイントあるし。
GM:じゃあ支部長〈交渉〉難易度は9。
冠:結構高いね(笑)。
GM:だって支部長ヴィータ片手に尋問するんやろ? それはしょうがないよ。
創:〈交渉〉無いから9出さないといけないね。
支部長:(ダイスを振る)でた。はい問題ないっす。
GM:何これ!? ヴィータ片手に相手を説得するってどういう支部長や!?
創:威圧感だろ。
冠:相手も野球少年だったんだよきっと。
創:……少年?
GM:あー、一応見た目は若いイケメンのお兄さんだよ。
冠:なるほどねー。まぁ犯人だろただの。
GM:犯人ではないねー。じゃあこの人の話を聞くということでいいかね?
支部長:ん。
冠:支部長は聞いてるよ、こっちは出てないけど。
創:同じく。
GM:じゃあ支部長だけに言っておくよ。この人名前は空目恭一さんと言うんですが、“古代種”なんでだいぶ昔からこの地方に住んでいて、山に住んでいるモノの管理を行っていたそうです。
支部長:モノ?
GM:山に住んでるモノ。ちなみにこの人のシンドロームはソラリスとノイマンなので《ラビリンス》はこの人全く関係ありませーん。
支部長:ふぅん。
GM:で、この人曰く、「この山には太古からとあるレネゲイドビーイングが住んでいるのだ」
支部長:ほう。
GM:「そやつが定期的に目覚めて、麓の村の人間をさらっていく。お前らが見たやつらはそいつの手下みたいなものだ」
支部長:はぁ。
GM:「私は奴が行動開始した際にはこの山の付近にいて、今そいつを鎮めるための儀式を行っていたところだ。そうしたところお前らがちょっかいを出してきたので……」
支部長:うっせー知るかコラ。
創:支部長のwifiを取るのが悪い(GM大爆笑)。
支部長:確かに。Wifiをさらって操るなんて許されない。
冠:ソウダネー。
GM:まぁね、それでこの人を洗脳してね、番犬代わりに使いつつね。
創:お前よりによってwifiを洗脳しちゃったんだぞ、それは支部長の怒りを買うだろ。
GM:wifiを送り込む方が悪い(笑)。
支部長:普段は街にいるからwifiはいっかーってことだったんだがこっちに来たら必要になった。
GM:(話を戻して)「まぁそういうことになっている。で、いつもは奴が人をさらいだすと私が儀式の準備を始めて、大事になる前に食い止めていたのだ。だが今回はいつもより加速のペースが速い……」
支部長:ほう。
GM:「儀式を行っていたら貴様らが邪魔に入って儀式も台無しになってしまった」
冠:うぜぇこいつ(笑)。
GM:正直に言えば、こいつが儀式をしているところに鳴上さんが入っていって色々やらかしたんだけどね。
冠:全部あいつのせいじゃん。これクビじゃね?
GM:いや、儀式って生贄の儀式なんで、そりゃUGNに居れば止めるっしょ。
創:それはしょうがないね。
GM:「というわけで、山神に生贄をささげることで食い止めていたんだ」
支部長:ふーん、生贄なぁ。生贄。
GM:じゃあこの人から話を聞いたんで山に住む神に関しての情報をもらえるよ。
支部長:判定無し?
GM:判定無しで良いよ。さっきの交渉が判定だし。で、こっちの神がオルクスとバロールです。
創:オルクスにバロール、嫌な感じだな。
GM:で、山全体を《ラビリンス》で迷路にした上で、山のどこかに《時空の裂け目》で異空間作ってそこに居る。なのでこの情報無しだと《ラビリンス》突破に〈知覚〉の達成値30に、《時空の裂け目》ぶち破るのに〈RC〉で30の判定が要ったんですけど、この人を脅して協力させるんですよね支部長?
支部長:おう。
GM:じゃあこの人の協力があるんで一応この二つの判定は省略できます。儀式で山神の所に行くからこの人は正しい道筋を知っている。
支部長:それはなによりだ。
GM:「山神を倒すのならばさっきの部下のような奴が山のように湧いてくるのでそこは気を付けろ。かつて私も倒そうと挑んだことはあるが、無理だった。だからこうして生贄の儀式をして封じるにとどまっている」
支部長:オッケー。他に情報は無い感じ?
GM:とりあえずこんなもの。
冠:”不滅の妄執”とか持ってないね?
GM:”不滅の妄執”は、無い。あ、一応この人の家がこの村にあるからそこに行って過去の資料を漁ることはできるよ。
創:過去の資料か。
GM:資料を漁るから〈知識:レネゲイド〉と……〈情報:UGN〉ではないな、〈情報:噂話〉……情報じゃなくてやっぱ知識だな。神様について〈知識:レネゲイド〉で判定できるよ。
冠:〈知識:レネゲイド〉?そんなの持ってないんですけど。
GM:【精神】は高いだろ。
冠:じゃあシーン出るのかー。
創:そっか出ないといけないのか。
GM:今のシーン支部長しか居ないから。まぁそういう感じの話を支部長としたところだね。「私の家には資料があるんであなた方が奴に挑むというのなら過去私が集めた資料などを参考にしていい」
創:イメージ的にさ、支部長はそこには行かないよね? お前ら行ってこいだよね。
支部長:おう、行って来い。
GM:ということだ、お前ら行って来いだよ(笑)。
冠:どっちが【精神】高いんや。
創:俺が6。
冠:……私が行くか。最悪《妖精の手》あるから。
支部長:はよいってこーい。
冠:(シーンインのダイスを振る)……110! テッテレッテテーン、調べるぞー。
支部長:100で限界突破だね。
GM:まぁ100超えてからが本番だからねこのゲーム。
支部長:じゃあまだまだだ。
冠:もうすぐクライマックスだし? というわけで調べるぞ?
GM:〈知識:レネゲイド〉で目標値13だね。
冠:13? 低くね?
GM:低い? じゃあ19に。
冠:いやいいっすいいっす! すみません! じゃあダイス9個で……てへ、一つも回ってないぞー。《妖精の手》ー。
GM:はいはい、《妖精の手》ね。
冠:振り直して、17。
GM:17か、じゃあ問題無いね。この山に住む神というのは一種のレネゲイドビーイングの巨大なものであるというのが分かった。
冠:ほぉう。
GM:で、この町に現れていたジャーム、あいつらが人をさらってこいつの元に運んでいると。
冠:ほう、ようござんす。
GM:それで、こいつが襲うのはレネゲイドの適性が高いような奴らを襲うんで、例えばオーヴァードが戦闘をしてると寄ってきたりするわけですよ。
創:そう言えば情報にあったねー、そんなの。
GM:だからこの辺でオーヴァードが色々やってるとこいつらが寄ってきたり活動が活発化するんで、強いオーヴァードがこの地に集うのはあまりよろしくない状況みたい。
冠:なるほど、じゃあ出ていけってこと?
GM:出て行ったら出て行ったで、今更儀式間に合わないし、この後更に4、50人くらいは犠牲になるかなー、少なくとも。
支部長:どうでもよくね?
創:UGN支部長のセリフじゃねぇ!
GM:支部長のセリフでは、ない。
冠:キャラ設定大事っすよ!
創:これ実はUGNの皮被ったFHじゃないの。
GM:有り得る(笑)。で、話を戻すけどこいつには弱点があると。身体のどこかに弱点的な部位があるので、達成値で60以上出せばそこに当たったとなって、この人《超人的弱点》というものを持ってましてね、達成値が60いかない攻撃はダメージが-20されます、わー。
創:-20点……?
GM:達成値が60超えるとダメージ-20点は解除の上、ダメージ20点上乗せが入る
冠:ということは1回60以上当てないといけない。
支部長:あかんあかん。
冠:1回出したらそれ以降は?
GM:1回だしたらダメージ減少は解除。増加の方は60を超えた時のみ。ああ、あとアレだ。追加情報として戦闘になるとこいつの分身となるジャームを大量に召喚すると思われる。
冠:おっけおっけ。さぁみんなロイスを結ぶぞー(笑)。
冠:まずロイスを結ぼう。
創:そうそう、ロイスを結ばないとどうしようもない(笑)。
支部長:結べるだけ結んでおけばいいんじゃね?
GM:そして使い潰せば良いんですよ。
冠:ロイスがないとこの戦い勝てる気がしないんで。じゃあバカとアホにとっとく。
創:バカとアホ?
GM:酷い(笑)。
冠:あ、Sロイスはwifiにしとくよ。
GM:Sロイスwifi!? じゃあ支部長も間違いなくwifiがSロイスか(笑)。
支部長:Sロイス?
GM:Sロイスは一番重要なつながりのこと。
支部長:そりゃwifiしかいねぇ。
冠:それを守り切ると経験点ももらえるからね。
GM:何か、これまでで一番低俗な理由でSロイスが設定された気がした。あ、ちなみに鳴上さんは動けはするけどかなーり体を酷使されてたからね、好い加減ボロボロだよ。
冠:私の方がボロボロ臭いんですけど(笑)。あとは例のレネゲイドビーイングに会ったら取ろうかな。
創:こっちロイスはー、何度ぶち込んでも立ち上がらせてきたから、古代種の方に。あとPC間ロイスと鳴上さんでいいかな。支部長には感情:畏怖を表で。
冠:さすがっすね。
支部長:とりあえず俺も何か三つ持っとけばいいの?
GM:枠7つで“光使い”とってるからロイスは6つだね。
支部長:じゃあwifi、さっきの変な人、あとボスで取って、あとは君たちのどっちかでとればいいでしょ。
創:俺は結局、支部長とうざい復活野郎……。
GM:お前ソラリスさんをうざい復活呼ばわりするなって(笑)。
創:あとwifiにも取っとくか。あれも何か立ち上がってきたしねぇ。段々うざくなってきたってことで(笑)。
GM:酷い。
創:ネガティブが表で! うざい!
GM:こいつ酷い。
創:“一斉掃射”ですから、しょうがない。
冠:よし、では……今日のEロイスはー?
GM:え(笑)。
冠:すいませんあの、Eロイスの数発表して頂かないとですね、戦闘は本気出していいのかが分からないー。
GM:えっとね、ボスはねロイス枠7つが全部Eだね。でね、その内2つが”更なる絶望”っていうEロイスなんだけどね、それで呼び出すジャームさんもね、”更なる絶望”持っててね。それでさらにね、雑魚を大量に呼んでくるからね。
冠:たくさん?
GM:たくさん。
冠:ある程度無茶できますね。
GM:ちなみにDロイスも混ぜる予定だから、……少なくとも13かな?
創:いける!
冠:期待値60までか、オーケー頑張る。
GM:あと放っておけばイベントで敵はさらに増加するから、時間かけると増えてくからそうするとEロイスが増えるよやったね!
創:まぁ増えたらこっちの《万軍撃破》と支部長の《スターダストレイン》で何とかなるさ。
冠:なればいいなー。
GM:さて、じゃあシーン再開しますか。
最終章へ続く。
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