※これ以前の内容を読んでいない方は、先にそちらを読むことをお勧めします。
ミドルフェイズ
シーン1 FH脱出作戦 シーンプレイヤー:雨宮創
出木杉から呼び出された雨宮は少々浮かれていた。FHから抜け出そうという輩が居るのだ。つまり、自分と同志である。FHを無断で立ち去ることがどれだけ重大な罪になるか、それは良く知っている。そしてそれは、非常にスリリングで素晴らしいことだということも、自身の闘争本能が覚えていた。
GM:じゃあミドルフェイズ第一シーン入るよ。半分オープニングのようなものだがな、雨宮は。
創:イエス。
GM:南条と木見が撃たれたという騒ぎなど知らずに、雨宮は駅前のスターバックスコーヒーに訪れていた。
創:さぁスタバどこかなー、どこかなー。あ、侵蝕率は3上がった。
玲仁:増えないななかなか。
創:ミドル戦闘でがっつり増える予定だから。ワンコンボで14も増える(笑)。
GM:ではスターバックスコーヒーに行くと、……顔は会ったら思い出せよ? FH時代の友人の出来杉が居ます。
創:あー! あー、あー、あぁ……。知ってる、これ知ってるよ。
GM:「お前、本当にノイマンなのか?」と頭を抱えている出来杉の姿が(笑)。
創:何を言っている、俺は天才に決まっているだろう?
冠:あかん(笑)。
GM:こいつ、バカだ!「まぁ席に座ってくれ、注文は何が良いかな」
創:注文は、ブラックコーヒーで。
GM:「はいはい、払っておくよ」ということでコーヒーが来たところで飲みながら会話です。
創:で、何だって? FH抜けるんだって?
GM:「そういうことだ。お前も知っていると思うが、俺の妹がFHの施設に囚われていてな、助けたいんだ」
創:……そうだっけ?
冠:まぁそうなるよね、そうなるわ(笑)。
GM:一応事前に話していたので知ってる体でお願いします(笑)。
創:あー……そっかぁ。え? 助けるの? 俺の姉ちゃんFHにそのまま居るよ?
GM:「お前らは良いだろう、お前らは強いから良いんだよ! 俺等は弱小なんだよ!!」一応言っておくと妹はランクで言えばCでイージーエフェクトすら使えません。兄の方も戦闘能力は欠片も無いよ。
創:なるほど。そっかー。俺の姉ちゃんマスターエージェントだしなぁ。まぁ、出るなら手伝おう。ただし俺、銃撃つしか出来ないぞ?
GM:「構わない。報酬としては、FH施設から持ち出せる限りの情報や物品等を持ってくるつもりだ」
創:ほう。
GM:「というわけでこれは前払いだ」と言ってクレジットデータ×4をプレゼント。
創:クレジットデータ×4……。
冠:やったね。
創:これがあれば、アンチマテリア(ry
GM:あの、ちゃんと皆に分けてあげてね。
創:はーい。で、これが前払いか。これがあれば皆動くかなー。どうだろう、分かんないけど。
GM:ちなみに出来杉のFHでの立場は、武器の開発・改造・修理・管理等だね。装備類の資金関連などはこいつが結構握ってますので。金くらいは持ち出せるぞ。
博:つまり、横領マン出来杉。
GM:良いんだよ悪の組織の金なんだから。
創:分かった、出来るだけやってみようか。
GM:「あぁそれと、お前等のUGN支部を攻撃しようという動きがあってるらしいから気をつけてくれ」
創:なるほど、迎え撃つだけだ。
GM:「お前ならそう言うと思っていたよ。取りあえず、支部のメンツに俺のことを言っておいてくれ。これ以上セルを離れていると俺も怪しまれてしまう。まだ怪しまれる訳にはいかないんだ」
創:(棒読みで)わかった、なるべく覚えておく、じゃ!
GM:「あとこれは妹が捕まっている施設の情報だ」と言って情報を渡してくれます。後で解析すれば分かるよ。
創:解析は誰かに頼もっと。
博:マジでアホやこいつ(笑)。
GM:で、お前は出来杉と別れて支部に戻ろうとしますね。そこでシーン終わり。
シーン2 リサーチフェイズ シーンプレイヤー:山田玲仁・黒刃冠・吉塚博
山田玲仁、黒刃冠、吉塚博はUGN支部の医療施設に集まっていた。謎の狙撃事件、容態の悪化する南条と木見、そして不在の雨宮創。一体どうしてこうなってしまったのだろうか?
GM:さて次は他の三人全員です。
冠:全員ね。
玲仁:合流するのか。
GM:拉致られた冠さんと支部にいた山田と、支部に向かった筈の吉塚。全員揃ったところでシーンスタート。
玲二:じゃあ侵蝕率上げるわ。えっと、2。
冠:私9。マッハだわ。
博:4。
GM:冠さん結構上がったねぇ。初期29だったのに一番上じゃん。
冠:堪ったもんじゃない。
GM:じゃあ、ウォルターさんから南条と木見の容態の説明があります。
冠:あ、もう車から降りちゃってる感じですか。はい(舌打ちをする)。
GM:集合した所だからね。
博:何舌打ちしてるんすか(笑)。
冠:いやゴネられなかったなって。で、ここ病院なん?
GM:支部内の医療施設。で、南条と木見は一命は取り留めましたが、行動するのは不可能です。意識が戻りません。何故こうなっているのかは現状我々の設備では調べられません。というわけでお前等自身が調べるなら〈知識:レネゲイド〉か〈知識:医療〉で振って良いぞ。
冠:〈知識:レネゲイド〉か……。
玲二:持ってねぇ。
博:〈知識:レネゲイド〉ある。けどダイスが1個だ。
GM:一応低くてもある程度の情報は分かるぞ。
博:じゃあ調べよう。えっと……出目が5に〈知識:レネゲイド〉2だから達成値7。
GM:じゃあ達成値7の情報。二人とも何故か《リザレクト》が発動していない。そして傷が治癒していないことが分かった。
博:そのままだな。
GM:ウォルターもこの位の情報は自力でなんとかなったんだよ。これ以上はウォルターでは分からなかった。
冠:じゃあ私行くか。【精神】だからダイス6個いくよー。えっと……クリティカルして13!
GM:13? うん、情報全部分かるね。まず南条と木見二人の侵蝕率が異常とも言えるほど上昇していることが分かった。
冠:なるほど。
GM:さっきまで日常を過ごしていた筈なのに、まるでクライマックス直後のような侵蝕率になっている。
冠:なんてこったい(笑)。
創:木見は29から一気に100超えたのか。おかしいよ。
玲仁:何が起きたんだ……。
GM:そして、二人の身体に撃ち込まれた弾丸がその原因だと推測できた。
博:栄養ドリンクが原因じゃないのか。
創:栄養ドリンクで侵蝕率上がってたまるか(笑)。
玲仁:恐ろしいな。
冠:FHの陰謀か(笑)。ちなみにその弾丸は?
GM:身体の中に残っていて、現状取り出すことが現状出来ない。
冠:そっかー。うーん、《リザレクト》出来ないってことは抉り出す訳にもいかんのか肉体ごと。
玲仁:最悪死んでしまう。
創:エグザイルでも居れば……(吉塚の方を見て)あ、エグザイル居るわ。
GM:ちなみにこの弾丸はエグザイルのエフェクトでも取り出せないから。
創:駄目っすかー。
玲仁:ちなみに弾丸はどの辺に撃ち込まれたの?
GM:南条は心臓。木見はぎりぎりかわそうとしたようで肩口なんだけど、全身に影響が出ている。
玲仁:なるほどなるほど。大分奥まった場所にあって取れない感じか。
GM:いや、身体に根を張ってて取れない。
冠:肉の芽状態だろ。終わったわー。死んだわー。
GM:木見は肩だから最悪腕を切り落とせば何とかなるよ。南条は心臓だから……。
玲仁:じゃあ最悪心臓を切り落とせば大丈夫だな。
博:予備はないの?
創:エグザイルじゃないから(笑)。予備はないから。
GM:まぁそんな状況だ。というところで雨宮が支部に帰ってきます。
創:よっしゃ。おーい、これやるよー。
GM:その前にシーンインしろや(笑)。
創:何でこんなシーン多いんだよ!
GM:PC1だからだよ。
創:えっと、1。
GM:1で良かったね。
創:おーい、お前等こんなの貰ったんだー。要るだろー? でカードを渡す。
冠:ウォルターさんがくれるお小遣いの方が多いもん(一同爆笑)。
GM:まぁそんなわけで全員財産点5点ずつ増やして良いよ。
冠:マジで。
GM:このシナリオ中だけだがな。
創:財産5あればだいぶ色々手にはいるよ。
冠:私財産点18もあるんだけど(笑)。
GM:で、今回調べたことを共有してこのシーンは終わりになります。
創:あ、出来杉のこと言って良いの?
GM:言って良いよ。情報共有って言ったし。
創:出来杉がFHから出たいって言ってるんだけど協力してくれないかなー。
冠:(まるで知り合いであるかのように)マジでー。出来杉がー?
創:出来杉が。あいつUGN入ったら何かと便利だと思うんだけどなー。
冠:取りあえず出来杉の体液取ってこいや。本気で抜け出したいのかどうかが分からないから。《ブラッドリーディング》で調べる。血でも良いわ。
玲仁:なるほど、確かに。
創:じゃあ取ってくるわー、と言って突撃してきます。
博:やめい(笑)。
GM:出来杉の話をするで良いんだよね? じゃあシーン終わるんだけど全員〈RC〉で判定してみて。目標値は27。
創:は?〈RC〉とか無いよ。
冠:エフェクトは?
GM:組み合わせ無しで。
冠:了解ー。えっと、クリティカルして19。
創:うーん、回ったけど12。
玲仁:3。
博:6。
冠:超えてないけど、超えさせることはできるよ?
GM:まぁやってもやらなくても良いよ。
冠:じゃあ良いや、19で。
GM:大丈夫、今のところなんのデメリットもないから。
創:そっかー。しかし〈RC〉で判定か。
GM:まぁこのシーンはこれで終わりになるけど、やりたいことあるならやって良いよー。
冠:《不可視の領域》でこの部屋覆っておくよ。流石に襲われても困るし。
GM:《不可視の領域》ってどうやったら破れたっけ。
冠:〈知覚〉だね。
GM:じゃあ一応達成値を頼む。
冠:……あっ、はい。
創:破る気満々(笑)。
冠:私低いよ、〈知覚〉無いから。……4。
GM:こっちはさっきの27だから。
創:あ、だめだ余裕で破られた。
GM:まぁまだ破られたことはPCには分からないよ。
創:まぁ張ったことは分かるね。《不可視の領域》を張ったか。
冠:張ったよー。
創:だが奴の《不可視の領域》は四天王の中でも最弱……。
GM:四天王(笑)。
冠:そんなにおるかオルクス(笑)。
創:この支部には一人だねぇ。
GM:他に今の内にやりたいことがあるならやっとけー。
創:無いー。
GM:じゃあ次のシーン移るぞー。
続きます。
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