※これ以前の内容を読んでいない方は、先にそちらを読むことをお勧めします。
24:18/中層/No Limit シーンプレイヤー:三好零
GM:“エレクトリカルスピードワゴン”が「行くぞ貴様等」と言って女性二人を引き連れていきます。零さんシーンインどうぞ。
零:4! セーフ、98だ。
GM:お前は特に端末機能もないから、ただの探索だな。
零:探索しまーす。〈知覚〉で……回った、17だ。
GM:なるほど良い目だ。では物資が見つかります。ただこの層からは食料がほぼ見つからないね。
零:えぇ……パスタですか!? パスタは武器に入りますか!?(一同笑)
GM:入りません(笑)。ボルトアクションライフルとパーソナルディフェンスウェポンが手に入りますね。
零:えぇ、どっちも射撃武器……欲しい人どうぞ。
GM:あー、あと近接武器としてはね、トツカがあったよ。
零:…………マジで!?
孝二:トツカ、とは?
GM:FH専用アイテム、攻撃力16にガード値6、強力な効果もある最強クラス武器ですね。
零:てか、FH関連施設なんですかねこの建物? ちょっと“エレクトリカルスピードワゴン”さんに聞いてみたいですね。
GM:「いや、俺もこんな建物があるとは知らないが……どこかのセルが所有している可能性がある事を俺には否定できない」
零:とりあえずトツカ、誰か使いますか?
GM:「俺は〈RC〉型なんだ」と“エレクトリカルスピードワゴン”は言います。章子さんも「私は支援型なんです!」といって拒否しますね。
零:じゃあ私が盾として使います! ガード値6もあるし。というわけで大剣を引きずりながら持っていきましょう。
GM:他のPCが大剣持ってる光景なんて見たら驚いて逃げるんじゃね?
零:大丈夫大丈夫、うぅ、うぅ~っ! って必死で引きずってる感じだから(笑)。
GM:そうか(笑)。あとこのグループはNPC 2人か……追加でイベントが起きるよ。
零:お? また判定?
GM:大丈夫今回は判定無しだ。キミ達が集合場所へ向かって移動していると、今回は運悪く罠が発動します。
零:強制!? え、トツカが引っかかった?
GM:ワイヤートラップじゃないなぁ。大丈夫、罠の効果は単純だ。……落とし穴だ。
一同:!?
孝二:それはまずいですよ!?
風:だ、誰が落ちる!?
GM:全員。
零:え、えええええええ!?
GM:ですが! ……零と章子は“エレクトリカルスピードワゴン”によって突き飛ばされます。穴に引っ掛からずに助かります。
零:……え?
GM:そして“エレクトリカルスピードワゴン”は……暗い穴の底へ落ちて行きました。
零:え、え?
GM:そして穴は閉じられます。しばらく経過した後、床の下から爆発音が。
零:エ、“エレクトリカルスピードワゴーーーン”!!? あ、穴があった場所を叩きますっ!
GM:穴は開きませんね。
孝二:そして例の男を探知できる端末が……。
風:うわぁ……惜しい人を亡くした。
零:あぁ……あああぁあぁ……。
一同:“エレクトリカルスピードワゴーーーン”!!!!
風:最期、イケメン過ぎるだろ……。
孝二:良い……漢だった……!
零:絶望だ……絶望だよぉ。
GM:こんだけ盛り上がってくれるとは、RPした甲斐があったよ(笑)。
孝二:彼の死を無駄にする訳にはいかない、絶対生き残ろう。
GM:では、女性陣2人は何が起きたのか分からず立ち尽くす。ここでシーン終了です。
24:23/中層/No Limit シーンプレイヤー:九塚孝二・月音風
GM:さて、向こうで悲劇が起こっているとは知らないまま、シーンインどうぞ。
風:知らないんだよなぁ。7、74だ。
孝二:うわ、10だ。74で一緒です。
零:それでも私より24も低いんですよねぇ。
孝二:探索は風さんに任せますかねー。俺は《熱感知知覚》で物資以外を見て見ます。
風:なら俺が〈知覚〉だな。
GM:良いぞ、ダイス頼んだ。
風:(ダイスを振る)うーん、回ってないな。11だ。
GM:11なら見つかるのは武器程度だな。グレネードランチャーが見つかったよ。
孝二:おおおお!?
零:トツカといいさっきから何でそんな物騒な物が落ちてるんですか!
GM:でもダブルクロスの世界ではグレネードランチャーってボルトアクションライフルと攻撃力変わらないんだよなぁ(一同笑)。
孝二:まぁ爆風で範囲にできるみたいですしねこれ。これ何かぶっ飛ばすのに使いましょう。てか、壁ぐらいぶち抜けません?
GM:この建物はオーヴァードが戦闘するために作られてるから無理です。
孝二:御意。
風:〈射撃〉型はいないんだけど、一応俺【感覚】高いから持っておくかな。
孝二:で、グレランだけですか?
GM:そうだね。
孝二:なら俺が《熱感知知覚》で調査します。〈RC〉で……達成値7か。
GM:ふむ。熱感知だしなぁ。付近に冷たい物の反応があるのが分かります。
孝二:お? 何だろう。
零:冷たくなった男がこんな所に……(一同笑)。
GM:その場所へ向かうと、孝二の持っていた携帯端末にメッセージが届きます。
孝二:おぉ?
風:通信機能なんてあったのか。
GM:このゲームのゲームマスターからの一方的な通信だね。メッセージはこのようなものです。「この部屋は休憩部屋だ。この部屋の内部での戦闘行為は禁止される」
孝二:なるほど。
風:この階層が使えなくなるまでここを拠点にするか。
GM:部屋には台所や寝具なども完備されていますね。
孝二:お、オフトゥン!!
風:シャワーとかもあれば良いんだが。
GM:それもあります。そして冷蔵庫の中には……スペリオールミックスが入っています。
零:おぉ! ……でも今更感が(笑)。
風:スペリオールミックスって何だ。
GM:飲むと、シナリオ中のシーン登場時の侵蝕率上昇が出目-1になる。
風:なるほど、今更過ぎるな(笑)。
零:何本入ってるの?
GM:人数分だね。今だとそう、4本かな。まぁ後3、4シーンあるし効くさ効くさ。
零:待ってまだあと3、4シーンもあるの……?
風:取り敢えず《彼方からの声》でこの位置に休憩所があるという事を音声で伝えたいんだが。3人に。
GM:3人に(笑)。
孝二:つ、辛い。
零:トツカを引きずりつつ泣きながら向かいます……。
風:“エレクトリカルスピードワゴン”さんて確かFHだよな? 実はスパイ側で死んだと見せかけてワンチャン……とかが少し怖いんだよな。
零:まぁそれは今確認しようが無いですし。で、合流して良いの?
GM:良いぞ。あ、スペリオールミックスはこのシーンで飲んでいいよ。次シーンから侵蝕上昇が減るよやったね。
零:ありがたいですー。
32:47/中層/非戦闘エリア シーンプレイヤー:All Player
GM:ではシーンインどうぞ。
孝二:8か、それなら7上昇で、83。むぅ、80超えた。
風:あ、1だ。
GM:1はそのまま上げてくれ。
零:私は2上がってジャスト100!
風:《リザレクト》が使えなくなったよ!
零:な、何の事でしょう? 私一般人ですし(震え声)。
GM:キミ達は休憩所でくつろいでいるという事で良いのかな?
零:くつろげるかなぁ。取り敢えず状況報告。“エレクトリカルスピードワゴン”さんが……私達を助けて……。
風:なっ……。
孝二:うおおおおぉ何という事だああぁぁぁ……っ!!
GM:「わ、私、FHだからってあの人の事一番疑ってたんです……っ。それなのにあの人は……私達の為に……っ!」
孝二:お、惜しい漢を亡くしたああああ!!
GM:はい、ではここで皆さん〈知覚〉判定をお願いします。今回は部屋の中で話したりいているという事で-4修正ね。
零:なるほど、ダイスは侵蝕率で増えてるけど……お、達成値10。
孝二:えっと、俺は11。
風:回ったぞ、12だね。
GM:なるほど、ならキミ達は気付けなかったね。敵襲だ!
孝二:何だと!?
風:待て、ここは非戦闘エリアだぞ!?
零:敵は……オフトゥン3体(一同笑)。
風:なるほど、逆らえない(笑)。
GM:残念ながら部屋の外から攻撃されますね。
零:戦闘禁止は?
GM:部屋の中での戦闘行為は禁止だよ。
風:部屋の外からの遠距離攻撃は有効という事か!?
孝二:うああああああ!? 出ないとまずい!
GM:と、いう訳で部屋の外からグレネードランチャーによる攻撃が撃ち込まれます。
一同:う、うわあああああああ!?
GM:休憩所の扉が吹き飛び、そこには例の男の姿が。
風:い、入口に立たれたらまずい!
零:GM、戦闘行為ってガードはセーフ?
GM:ガードは大丈夫です。
零:……身を挺して守るか。
GM:では戦闘開始だ。
◆第一ラウンド
【行動値】
【行動値】
月音風 ……26
オーヴァード男 ……21
根岸章子(NPC) ……6
九塚孝二 ……4
三好零 ……1
GM:まず位置関係だが、お前等は部屋の真ん中に居たから出口まで3メートル。
零:遠っ!? 部屋広くない?
GM:学校の教室以上には広いからな。部屋には出口が二つ。男がいる方に突っ込んで男を倒すか、反対側の出口から逃げ出すかだな。
孝二:さてどうするか。突っ込むにしても男の目の前に行かなきゃ近接はできませんよね?
GM:そうだね。まぁそこはダブルクロスの戦闘ルールだからな。ただ男結構速いぜ? 【行動値】21ある。
風:26、先手は取れる。
零:まぁでも取り合えず移動しないとどうしようもないね。それに相手は交渉に応じるつもりも無さそうですし……どうしましょう。
孝二:向こうが殺る気なんだからこちらも殺るしかない! 死にたくなけりゃそこで見てるんだ!
零:それ遠回しに的になって死ねって言う風に聞こえるんですが!?
GM:章子が「皆さん、私は全力で支援します! 何とかしましょう!」と言ってくれるよ? 因みに彼女はノイマン/オルクスです。
零:私は全力で応援します!(一同笑)
孝二:GM、マイナーで武器作ったりするのは戦闘行為に入りますか?
GM:含まれない。
零:ただ孝二さんそれすると移動できないんだよねぇ。風に何とかしてもらうのが一番なんだけど……。
GM:まぁ何とかなるさ。逃げるなら逃げるで判定あるし倒しても良いよ。
孝二:くっ、戦わざるを得ない気がする……!
風:仕方ない、やるか。
零:ええぇ……が、がんばれー。
GM:やるならセットアップだ。まず章子が《戦術》《ファンアウト》を使ってくれるよ。
零:おお! 《ファンアウト》!
GM:セットアップのタイミングで戦闘移動が可能です。
孝二:なるほど、なら男の目前まで移動してエンゲージ!
風:俺戦闘移動31メートルあるんだけど、男の後ろに上手い事回り込めない?
GM:良いぞ、許可しよう。
零:私は動かなくて良いかな、その場に留まります。
GM:それで全員《戦術》でダイス+3個だからな。
孝二:GM、男を引っ張って部屋の中に入れる事はできません?
GM:んー……そういうのは対象を移動させるエフェクトを使うべきなんだが……まぁやりたい気持ちは分かる。そうだな、手番になったら判定をしてもらおう。ただし場合によっては自分も巻きこまれて戦闘禁止エリアに入ったり、最悪抵抗されて自分たちだけ部屋に押し込まれるから?
零:なるほど、若干怖いですね。
風:あ、GM。私も協力して2人でやったりはできない?
GM:んー、良いか。許可しよう。
風:それなら移動は男の後方でエンゲージしておく。それで行動は待機で。孝二と一緒に押し込むぞ。
GM:了解。では【行動値】順で男から。マイナーでパーソナルディフェンスウェポンの効果を使用。対象を範囲にします。
零:待って、それ範囲(選択)?
GM:範囲(選択)。自分は巻きこまないよ。グレランと効果同じなのに常備化が倍違うのはこれが理由だな。それで《コンセトレイト:エンジェルハィロゥ》《小さな塵》、かな。
風:エンジェルハィロゥか。
孝二:やはりな。
零:ふむ、エフェクト2個……武器の攻撃力は10か。
GM:ん、《小さな塵》もレベルはそんなに高くないぞ。
零:うーん……ここで使うのはもったいない気がする。お前等ごめん、死んで?
風:お、おう。
零:《リザレクト》できる奴をカバーリングする余裕はありません。
GM:(ダイスを振る)ふむ、達成値41か。
風:諦めて受けます。
孝二:回避します。ダイス11個で……回ってる!
零:けど17だね。
GM:ダメージは43点。まぁ《リザレクト》かな。
風:《リザレクト》! 侵蝕は79、1足りない。
孝二:ぐ、9か。増えるなぁ。
GM:次は【行動値】的には零か?
零:いやトツカ持ってるから【行動値】1です。
GM:なら章子か。《要の陣形》《導きの華》を使用。3人の達成値を+4するぞ。
風:これは行ける!
GM:では押し込み組か。【肉体】で振ってくれ。2人の達成値の合計が男の達成値を上回れば押し込めるぞ。
零:余裕ですね、男が《妖精の手》を使わなければ。
GM:(ダイスを振る)うーん、こっちの達成値は12だ。
風:こっちは達成値4、だから8になるのかな。
孝二:俺は12だ!
GM:なら20か。2人がかりだと流石に負けるな。部屋に押し込まれます。今は外に風と孝二、部屋の中には男と零、章子だね。では第二ラウンド
零:え、私行動してない……。
GM:え、動くのお前?
零:えっと……押さえる? 押さえるだけだったら大丈夫?
GM:うーん、警告音が鳴るかな。
零:あっ、止めます。じゃあエンゲージするという事で。これで取り敢えず逃げられないでしょ。
◆第二ラウンド
【行動値】
月音風 ……26
オーヴァード男 ……21
根岸章子(NPC) ……6
九塚孝二 ……4
三好零 ……1
GM:さて第二ラウンドです。【行動値】は風が先だけどどうする?
風:うーん、グレラン構えて威嚇する。まぁ実質待機で。
GM:了解。では男はエンゲージしてきた零に向かって銃撃だね。
零:え、戦闘禁止エリアの中で?
GM:うん。
風:あ、え? しまった、さっき警告すれば良かったか。ここは戦闘禁止エリアだって。
GM:してても良いけど、それでもこいつは撃つよ。(ダイスを振る)達成値28で射撃。今度はエフェクト組み合わせ無し。
零:ガードします。ただし……《氷盾》を使用。侵蝕率ボーナスでレベルが上がってガード値は20。更にトツカ合わせて26。
GM:ほう? ダメージは20点、防げるね。
零:ふふ、それだけじゃ終わらない。イージーエフェクト《道化の出し物》を使用。これによってエフェクトの見た目を変化……実質不可視にする。それによって氷の盾は見えず、ただ弾丸が勝手に弾かれたように見えます。因みに私は無意識でやってます。
風:おもしろいな(笑)。な、銃弾が勝手に弾かれた?
零:更に、その弾く瞬間にフッと何か黒い影が現れたように見えます。Dロイス“傍らに潜む影”の効果によるアバターの出現、一瞬だけどね。《氷盾》はDロイスで取得したから。
孝二:こ、これは……!?
零:これはまさか……“エレクトリカルスピードワゴン”さんが護ってくれた!?
風:何と死してもなお!
一同:“エレクトリカルスピードワゴン”さーん!!!
零:ここで自分のアバターを“エレクトリカルスピードワゴン”さんと勘違いしてロイス取得します。
風:同じく。
孝二:俺も俺も。
GM:良い演出だ(笑)。そしてですね、戦闘禁止エリアで攻撃を行った男の首輪が警告音を発し、数秒後に爆発して男は死亡します。
孝二:う、うわああ……。
風:このような凄惨な光景を目の当たりにした探索者はSANチェックです。
GM:衝動判定する?
風:いやいや(笑)。
GM:と言う訳でミドル戦闘終了です。お疲れ様でした。では次のシーンに入ります。
33:01/中層/非戦闘エリア シーンプレイヤー:All Player
GM:さて次のシーン、男が死にました。なおこれは完全なる自爆なのでキミ達が倒したカウントには入りません。
孝二:そうなんですよねー。
GM:そして残りは4人。首輪を外すためには最低でも半分は死ななければならない。
風:くっ、つまりはGM殺さないとPC1人は死ぬんか。
GM:GM殺すとか怖い。さ、シーンインどうぞ。
風:82になったぞ。
孝二:俺は98。
零:生ぬるいなキミ達。既に3ケタな私がいますよ。
GM:さてキミ達にはそろそろ核心に迫ってもらわないといけないんだけどなぁ。
風:次は最上層に行かないとな。でも行ったらやる美が死にそうだよなぁ。
孝二:待て、下層で1人、中層で2人死んでる。つまり上層は、
一同:3人死ぬ!?
GM:そして章子が1人生き残ると。
風:全滅前提かよ!?
孝二:まさか、章子がゲームマスターだった……!?
零:章子さんに変な疑いを掛けるのは止めて下さいっ!
GM:まぁそんな反応だわな。と言う訳でどうする? 男の爆死死体がある部屋で休む?
孝二:取り敢えずそれは部屋の外に出したいです。それからシャワー位浴びたいです。
GM:なるほど、まぁ良いんじゃない?
零:あ、そうだ。男の端末生きてる?
GM:生きてるね。中に入ってるのは地図拡張アプリと、もう1つ。これは情報端末の位置を探知するものだね。
風:なるほど、それでこちらの位置が分かってたのか。使える?
GM:残念ながら使用回数切れ。他には、このメモリースティックの種類一覧のメモが。
孝二:お?
風:確認しておきたいな。
GM:それは判定無しで調べられる。まぁメジャーアクション使うけど。後は戦闘中の男の様子について。これは〈知覚〉か〈知識:レネゲイド〉。後はこれまで通りの建物探索があるけど? まぁ分かってるとは思うが今は優先度高くないよね。
零:じゃあ私男の様子についてやる。一応ダイス5個振れるから。
GM:良いよ。その前にまず判定無しで出せる情報出しておこう。戦闘中の男の様子は、常軌を逸していたように見えた。目は血走り言葉は通じない感じ。
零:怪しい。ダイス振るよ……お、14だ。
GM:よろしい。男は何らかのエフェクトの効果で異常な精神状態にあったと推察できます。恐らくソラリスのエフェクトによって、キミ達に対する憎悪を与えられていたと考えられます。
零:ソラリス……下層で死んでた男、かな?
風:エフェクトを掛けた直後に爆死した、とか……?
零:でもそんな長時間持ちますかね……いや、よく分かりませんが。取り敢えず確認したい、ソラリスっています? と皆に質問する。あ、ソラリスの影響があったって情報を伝える前にね。
GM:「わ、私はノイマン/オルクスです」と章子が言います。
零:そうですよね、お2人は?
風:俺はハヌマーン/エンジェルハィロゥだ。
孝二:サラマンダー/ブラックドッグです。
零:ふむ、ソラリスはいませんねぇ。
GM:他のメンバーは既に死んでいると推測されますね。
零:うーん、“エレクトリカルスピードワゴン”さんは違う気がするしなぁ。
孝二:そもそも掛けるタイミングが無かったですよね。
風:もしくはゲームマスターの介入があったか?
GM:その可能性はありますね。
零:でもゲームマスターがそんな風に介入したらゲームにならないんじゃ。
孝二:いや、自分が楽しめればどうでも良いという考えかもしれないですよ。
零:あぁ、そうですね。戦闘をしない私達に痺れを切らせてあの男をけしかけた、というのは考えられます。
GM:「ですね。しかしゲームマスターがそのような介入をした時点で、やはりこのゲームは公平なものではありません」
風:取り敢えずゲームマスターを見つけて問い詰めないとな。
GM:そんなもので良いかい? 次はどうする?
孝二:俺はリスト見ます。〈知覚〉とか低いんで。
GM:リストにはアプリケーション一覧が書かれています。こんな感じ。
1. アプリケーション一覧(本メモリ)
2. 地図拡張
3. 端末探知
4. 首輪探知
5. 罠探知
6. 進入禁止エリアへの進入許可
7. 半径3メートル以内の任意の首輪を起爆
8. 半径3メートル以内の任意の端末初期化
一同:……え!?
零:6番これ……もし“エレクトリカルスピードワゴン”さんが内密に持っていたとしたら……。
GM:生きている可能性はありますね。
孝二:でもずっと一緒にいましたよね?
零:いや、探索の時にこそっとインストールした可能性は……メモリスティック小さいですし。あと7番。み、皆さん端末見せ合いましょう。
風:こうして集まってる時点で大丈夫だとは思いますが……一応。
GM:まぁ大丈夫ですね。章子の端末には何も入ってないと分かりますし。
風:あ、時間は確認しておきたい。今どのぐらい?
GM:2日目の18時間経過した所ですね。あと6時間で中層は封鎖されます。
風:ゆっくり休んでいる暇は無いかもな。
GM:階段は割と近くにあるからまぁ大丈夫だよ。さてここでイベントを起こします。端末確認の際に風の端末の地図を見ていた章子さんが、ノイマンの頭脳で何かに気付きます。
零:おぉ、流石天才。
GM:「あの、何か変です。これまで私達はこの建物を探索してきましたけど……取り敢えず最上層も下層や中層と同じ構造だと仮定すると、この部分がまったく表示されていません」
孝二:おぉ……?
GM:「つまりは、最上層には地図に載っていない隠し部屋のようなものがある気がします」
零:または単純に最上層は構造が違って狭くなってるって場合もありますけど、考えても仕方ないですね。行く価値はあると思います。
孝二:もしかしたらそこにゲームマスターがいるかもしれないと。
零:そうと分かれば早く上がりましょう。そこに手掛かりがあると信じるしかないです。
風:なら罠に気を付けながら上がります。
GM:良いぞ。では何の問題も無く最上層に着きますね。シーン変わります。
44:36/上層/No Limit シーンプレイヤー:All Player
GM:さぁシーンインどうぞ。
風:87になった。
孝二:106、《リザレクト》できなくなった。
零:侵蝕率119です。
GM:じゃあ判定を言うぞ。隠し部屋がありそうな場所を探すなら〈知覚〉だな。
風:〈知覚〉なら任せろー!
孝二:バリバリー! あ、5しかない。
零:私も振ろうかな……8だ。
風:(ダイスを振る)達成値は17だ。
GM:一番高いのは17か。えっと、いつも通り武器とか見つかったけど、要る?
風:一応聞いておこうか。
GM:アンチマテリアルライフル。
風:これで壁をぶち破れば良いのか!
GM:後はチェーンガンとか? 【肉体】8必要な武器だけど。
孝二:俺が使える。いや使わないですけど。
GM:まぁ何と言うか、お前等どこに戦争に行くんだよと言いたくなるような射撃武器が大量に見つかります。あと章子の言っていた怪しい場所を探索した結果、何かしらおかしい個所を発見した。
零:おかしい?
GM:壁を叩くと響く感じ。恐らく空洞があるようです。
風:壁をぶち破りましょう。
GM:それなら判定だな。攻撃系の判定で、ダメージを60点以上合計で出してもらいますか。
風:アンチマテリアルライフル使うか。これ攻撃力いくつ?
GM:え、20点あるよ。
零:対物ライフルそんな強いの!?
風:いや、ここは絵面的にグレネードランチャーを撃ちこみたい。
GM:そっちは攻撃力9だけどね。というかここにきて侵蝕率をケチるか貴様等。
風:そのための重火器だろう?
GM:否定はしない。
風:普通に射撃します……達成値16だな。ダメージは20点。
GM:ふむ、残り40だね。
孝二:じゃあ俺がアンチマテリアルライフルぶちかまします。達成値はー、7しかない! ダメージはえっと、22点!
GM:42点か、残り18だね。
零:最後私? トツカの攻撃力16だよ。
風:あっ。
GM:侵蝕率上げれば【肉体】分ダメージ乗るしね。
零:まぁ大丈夫でしょう。達成値は4かぁ。
GM:ちなみに足りなかった場合は再度やり直しになります。アンチマテリアルライフルはシナリオ1回ですからね。
零:1/10で失敗か……どうする? 良いや振る! よし、10出た! 26点!
GM:流石です。ではグレネードにより爆破し対物ライフルで穴の開いた壁に、トツカの一閃が煌めき壁を打ち壊します。
零:一閃というか力任せですけどね……。
GM:さて、壁が開くとそこには奥へと続く通路があります。
孝二:突入ー!
零:は、腹は括りました。行きましょう。
孝二:あ、《熱感知知覚》で様子を見ます。反応有りますか?
GM:ん? めっちゃあるよ。
零:人?
GM:人じゃないね。
風:神話生物か!?
GM:いやいや、何と言うかこう……メカメカしい反応が。あと通路に張り巡らされた赤外線センサーが見えます。
風:ナイフを投げてみよう。どうなる?
GM:別に。激しく警報が鳴るだけだね。
零:えええええ!?
孝二:まずいですよ!?
GM:奥に行けば? どうせ音で気付かれている。
孝二:メカメカしい反応って、駆け抜けて大丈夫なんですかね?
GM:レーザーとかが出ない事は保障しておこう。さて、奥まで行くとそこには扉があります。
風:耳を澄ませてみよう。
一同:耳を澄ませば。
GM:機械音がします。
風:人の温もりを感じるか聞いてみよう(一同笑)。
孝二:あー、流石にドア越しじゃ分からないです。
零:もう開けます、よ?
GM:ドアを破って突入で良いかな? ではクライマックスに入りましょう。
続きます。
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