「赤錆です。さぁ続きだ」
「装備目標の確認ー。あ、ルストです。主人公です」
「主人公の妻のセイーザです。後半戦の方が濃いと聞きましたが」
「主人公の妻の姪っ子なのだぁ! にっしっし♪ シャールちゃんの影響だよね~」
「あはは、そうだね。えぇと、これは……主人公の妻の姪っ子の娘です……?」
「知り合いの龍が好きなお姉さんですよ。さぁシャールちゃん、私のお膝に座りましょうね~♪」
(……羨ましいです。あ、主人公の娘のレヴィンですよ)
「こ、この子直接脳内に……!? 私は全然関係無い魔道書の精霊よ、というか何よこの紹介」
「わわ、えーとえーと……魔道書の著者の娘のメルティアですっ」
「はいはい、私は魔道書の著者の娘のお友達のミレンちゃんですよー。そろそろ*ぬくぬく*が恋しい季節ですね……」
「何だこれ。まぁいいや、続きやってくぞー」
「おー」
「それじゃ、ボクから行くよ。結構良いのを装備してると思うけど」
「何かスク水が見えますよ。スク水……良いですよね。私は好きですよ?」
「分かるぅ~」
「えー。肌に密着する感がー。裸にマントが良いよー?」
「私の娘はどーして痴女っぽい格好が好きかなー」
「痴……!?」
「やーい痴女痴女ー♪」
「アルちゃん……」
「おまいう、というやつですね。さて話を戻さないといけなさそうです。装備……スク水は珍しいですね?」
「これは、《氷妃のシャール》のものでしょうね。何故今あるかは言及しませんし、色々時空が乱れそうですが……良い物をお持ちですね」
「あ、はい。スク水はアイデンティティーじゃないかと思いましたので、エヘカトル様をけしかけさせてもらいました」
「み、未来のボク……まぁ今はいい。強い装備が手に入って凄く助かってるよ」
「んむ。ちなみにエヘ様使うのは今回だけね。あとは実力で。それで、シャールちゃんの装備だけどー」
・首装備は★《白いマフラー》または★《白龍の逆鱗》固定
・指装備は★《冥龍の指輪》と★《混沌龍の指輪》固定
・胴装備は★《神龍シャールの水着》固定
・背中装備は★《ボロボロの外套》固定
・武器は★《神剣グレイシャル》固定
・遠隔武器は★《リーガルカインド》固定
・矢弾は★《緑龍の爪》固定
・両手持ち固定
「わぁ……!! これは凄いです!!」
「知っているんですか!? 雷電さん!?」
「誰が雷電なのよ、誰が。私は知ってるけど」
「何だか詳しそうなのでカエデさん、紹介をどうぞ」
「ごほん、では僭越ながら私が。これらのアーティファクトはグリーンドラゴン氏が作成したカスタムゴッド……いや! カスタムドラゴン! カスタムドラゴンの降臨体が所持しているものです! とっても貴重で素晴らしい品々ですよ!!」
「つまり、私のお義母さん達の装備も!」
「えー、つまり親戚一同から剥ぎ取りをせねばならんのかー」
「まぁそうなるな……」
「いや、うん。まぁ、ボクのためだって言えばきっと許してもらえる……と思う……」
「はわー、ネームドドラゴンさん達に挑むのはこわいです……あれ? エレキドラゴンさんのネームドはいないんですか?」
「か、彼は……ロックは、その、胴装備が被るから……」
ロック『おいっ!? 嘘だろっ!?』
「遠くで何か聞こえた気がしましたが。そしてボロボロの外套、私気になります。によによです」
「うぐ……未来の黒歴史なんだ、気にしないで欲しいな」
(あれ、私黒歴史扱いされてます?)
「しかし固定アーティファクトばかりね。育成が難儀しそうだわ」
「生き武器も持てないからねー。まぁ幸い頭・腰・腕が空いてるから、ハンマー合成とかでちょこちょこ埋めていけると思うよ」
「あ、★《神剣グレイシャル》と★《神龍シャールの水着》は、是非実際に確かめてみてね!《氷妃のシャール》を信仰してね! してね!!」
「この間★《ツインエッジ》拾ったんだよね。二刀流がレヴィしかいないから確定」
「良い感じですね。PVがまだ低いですが、遠距離打撃中心なので大丈夫でしょう」
「レヴィちゃんはまほーはつかえないかんじー?」
「えぇ、マナが全然無いので……」
「なら基本的に重装備で良い感じですね。さて装備はどうしましょう?」
「にしし、私と同じで★《鮮血の小刃》は固定だよね~♪」
「えっと、まとめたよ。こんな感じだね」
・武器は★《鮮血の小刃》と★《凝固せし神の涙》固定
・背中装備は★《エタニティ・ブラッド》固定
・二刀流固定
「おっと、懐かしい装備が」
「★《鮮血の小刃》は《愛のレヴィン》、★《凝固せし神の涙》は《血溜まりのレヴィン》が降臨で持ってる奴よね」
「★《エタニティ・ブラッド》はー、私の宝物かー。あ、《招来と顕現のルスト》のね」
「あぁ、あの血塗れのぼろ切れ……」
「お母さん酷い!?」
「★《滑落せし血界の雫》とかじゃダメなんですか? あっちのが強いし血の腕で良い感じですけど」
「いやあの、それは反則くさいから……」
「そもそも入手ができないですよぅ……」
「簡単に言えば、すくつ深層1万層くらい平然と乗り切る実力が無いと取れないようなアイテムです。無理ですー」
「次は私よ! 唯一の盾持ちだから結構硬いわ、ふふふ」
「む、私が負けている……ノエッタちゃんといいヘリクさんといい、やはり盾は強いですね」
「まぁセイーザには盾しつつ火力もだしてもらいたいからねー」
「アルちゃんはどういう装備になるんだろ! 本で殴るの? 殴るのー?」
「盾持ちで固定アーティファクト武器だと、魔法がきつそうだけど……」
「そうなのよね。だから私は……アル=アジフを、捨てるわ!!」
「!?」
「本体はお家にいて遠隔冒険……素晴らしいです。私もやりたいです」
「ミレン様こたつにもぐらないで~」
・盾固定
「そして縛りが緩いですね。自由にできそうです」
「うちの魔道書シリーズで縛ろうかと思ったけど、AFが武器なのが多くてね……。後弱いし」
「ま、まぁ魔道書だからね。戦いは専門外だろう」
「そうなのよねぇ。あ、クタアトの奴は使ってやっても良いわ! 水びたしにできるやつ。私は水嫌いだけど、水が好きそうなドラゴンちゃんがいるからねぇ、ふふふ」
「そ、それはどうも……」
「あれ、ライナちゃんも水は好きじゃ無いのー?」
「ホワイトドラゴンが水好きとかいう設定もともとないのだー!」
「うん、本家のホワイトドラゴンも別に水場で速くならないしね」
「めるめるちゃん、銃は杖と一緒に持つものじゃ無いんですよー」
「あぁ、たまにあるやつですね。私も間違えて片手に大剣、片手に散弾銃だったりします」
「セイーザさんだからできるんであって、普通は無理だよねそれ……」
「ご、ごほん。もちなおしましてー。装備ももう決めてますっ!」
「めるめる偉いわねー。どんな風になるのかしら?」
・背中装備は★《手書きのグリモワール》固定
・遠隔武器は★《知恵の果実》固定
・軽装備固定
・両手持ち固定
「これどっちも、本家《詠唱のメルティア》様のアーティファクトだ!」
「あの金色のリンゴですよね。おいしそう」
「あのー、めるめるちゃん? どちらのアーティファクトも実践向けじゃ無いんだけど良いんですかね? いや戦力としてはもう十分ぐらいなので別に構わないんですけど」
「ふんす♪」
「なんでしょうこの可愛い生き物……なでなでしたくなります」
「まぁ魔法威力さえあれば活躍できる子だから、自由でいいさー」
「ですねー。私の代わりにヒーラーを頑張っていただければ。さて最後はミレン様ですね」
「さて最後ですね。私は裏方なので雑で良いのです、雑で」
「ふんすふんす♪」
「……気に入ったのかい?」
「えぇまぁ。あ、武器は仮ですからね。良い装備がなかったもので」
「てか胴装備してないじゃーん! 私達とお仲間? 裸マント同盟組む!?」
「マントより上着の方が良いと思うのよ」
「オフで一人の時は是非。流石に人前でそれをやる度胸はないですね」
「え、オフでやるの!? 超見たいんですが」
「はいはい自分で描いてねー。それで、装備だけどこんな感じ」
・頭装備は★《死別の隠し布》固定
・武器は★《葬送者》固定
・背中装備は★《ミレンちゃんおこた》固定
・両手持ち固定
・遠隔武器は弓固定
「む、★《葬送者》……あまり聞いたことがありませんね」
「ちょっとだけ知ってるわ。殯の神様の持ってるやつよね?」
「ご明察です。ちょっと因縁がありまして。それで借りてこようと思います。本来の私の武器の方が手慣れてますが、定命と冒険するにはちょいと過剰でしょうし」
「ミレン様倒せるレベルになったらそれはもらいに行くよ。それで、高等遊民氏の《殯のマウラン》様だっけ? ミレン様自体がそのマウラン様のリスペクトだったよね」
「にっししし♪ マウラン様なら既にelonaで信仰で紹介済みだね! 厳かで美人な神様だったよー!」
「赤錆さんが不敬を働いた神様でもありますよね……?」
「うぐ」
「何をやったのさ……まぁいいや。その武器狙いに行くんだね」
「それよりも、炬燵が固定なのが気になるのだけども」
「わ、私からおこたを奪うなんて許されませんよ!? 奪うというなら、葬送の女神の職権乱用してあなた達に永劫たる死を……!!」
「み、ミレンちゃん落ち着いてー!?」
「はい、そんな感じです」
「うんうん。まぁ神様ぶっつぶせーってとこ」
「間違ってないんですけど、あまりに不敬は控えましょうね」
「そーだよ! ちゃんと信仰して集めるのもあるんだしね!」
「うん。まぁうちの親戚達は倒さないとくれないんだろうけど」
「あのドラゴンの神々と戦えるなんて……恐れ多くも、わくわくしてしまいますね!」
「カエデさんはドラゴン馬鹿だから……私は、私を倒さないとなのかぁ」
「己に打ち勝つのって、何か素敵じゃない。頑張りなさい♪ 私は特に無いわ」
「わたしはっ、わたしはっ、その、成長したわたしをしんこうしてねっ!」
「はいよくできました。私もまったりやりますので。たまに本気だしたりもしますが」
「常に本気出して欲しい感もあるが。まぁこの辺で良いかな」
「だねー。次回到達目標あげて、それからまた冒険だー。それじゃーせーのっ」
一同「ではー!!」
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