設定集:タツタ(1/2)

設定集


《紅葉のタツタ》
種族:竜神 職業:料理人 年齢:999999歳 身長:162cm 体重:48kg

その竜は妾の余裕である。
自然を慈しみ、定命の詩に酔い、美酒と馳走に感極まる。

嗚呼、これが――人間か。

「くふふ♪ さぁさ皆の衆、妾の宴で愉しんではいかぬかの?」


1.特徴
余裕、慈しみ、楽しみ、感動、そして人の心。

最も定命に近い存在として分けられたタツタの分神の一つである。

タツタ神の仲では唯一、信仰する者には魔力や詠唱といった魔法技能を授ける。これは力の弱い定命の自衛手段を高める意味合いもあるが、詩を詠うことから詠唱に派生した意味合いも強い。

また沈黙の霧の技能が上がるのは、詩の時には詠う者以外は静まって欲しいという願いからきている。

また無類の竜田揚げ好きであり、料理を自分で行うことからも、料理技能を大幅に向上させる。

本人の性格はいたって温厚。竜田揚げに傾倒しすぎるきらいはあるが、それを除けば最も定命に尽くす姿勢でいることだろう。また、竜族にしては珍しく弱きを助ける性質がある。よって下僕もほぼ最弱に近いプチ族……なのだが、我慢できずに竜田揚げにしてしまったらしい。竜田揚げにされたプチは何故か神格を得て神の化身へと昇華した。お節介な事に、沢山竜田揚げがあると嬉しいだろうという安易な考えの元、竜田揚げプチはこっそり分裂する。

タツタ本人は鮮やかな紅葉を彩った朱色の着物に、これまた鮮やかな紅葉の紋様が刻まれた刀を所持している。刀は専ら料理に使われるようで、油で光っているようだ。またアーティファクトでは無いが、フライパンも基本的に常時所持している。足袋に下駄を履き、軽快に歩いては空腹の者に竜田揚げを振る舞うらしい。

朱色のジト目、左目の下に泣き黒子が特徴。口からは牙が覗き、頭には緑色の角。
髪は少しはね気味の黒髪である。尻尾は着物の邪魔だということで通常は顕現していない。

一人称は全タツタ共通で「妾」。また笑い方も共通して「くふふ」と笑う。

刀を所持しているが、扱いは料理刀ということで、タツタは例外的に料理技能で戦闘を行う。タツタの剣戟は自身の得意とする火炎・冷気の属性に加え、詩による幻惑を与える。ただし竜族としてはそれほど強い力を持っている訳では無いため脅威度は低い。
ただし、竜特有の非常に強靱な鱗を持ち、半端な物理攻撃では傷を付けることはできない。

元は極東の国の川の主らしい。故に川の神であるはずなのだが……どうしてこうなった。

過去には揚物神達と闘争を繰り広げたらしい。聖油戦争と呼ばれるそれは、聖なる油を巡った神々の黄昏だったそうな。ここで竜田揚げの神と、唐揚げの神、コロッケの神の3柱(+揚げたこ焼きの神もいたとか)が死闘を繰り広げた。

最終的には攻撃力に優れるコロッケの神が聖油を獲得し、幕を閉じている。

2.他キャラクターとの関係性
かなり旧い神格であるが、元々が極東の国の神格、しかも格としては中の下程度なのでイルヴァでの信仰はほぼ無いに等しい。

神としての特殊能力で電波を飛ばせるため、それによりルストの耳に竜田揚げの宣伝が届き、信仰されることになった。

ルストはイルヴァでのほぼ初めての信仰者である。またその妻のセイーザにも信仰され、非常に満足している様子。

またその他竜族からは信仰されるされないはともかく、認知されてはいるらしい。最も、恐れられているのは《龍神タツタ》や《天龍タツタ》であり、このタツタでは無いが。

一番交流があるのは、どうやら好奇心が旺盛な竜である《氷河のシャール》やホワイトドラゴンのリズのようだ。

他のタツタとの関連性は以下の通りである。

・《竜田揚のたつたちゃま!》
竜田揚げ特化の分神として、非常に親近感を覚えている様子である。出会うことがあれば、我が子のように可愛がるであろう。

・《逆鱗のタツタ》
自分がほぼ持たない怒りの感情・及び未熟な部分を司るのを微笑ましく思っている。ただしからかうには自身の力量不足のため、横槍を入れたい気を抑えて観察している。

・《逆鱗?のたつたちゃま!》
正体不明の存在であり、交流なども一切無い。
というか、交流してはいけない。

・《龍神タツタ》
龍神はもはやこのタツタは眼中に無く、関わりは無いに等しい。《紅葉のタツタ》は出会ってしまえば自身の力を奪われかねないと思い、基本的に逃げの姿勢でいる。

・《天龍タツタ》
神格として遙か彼方にいるため、こちらも関わることは無い。ただしこちらは出会っても害は無いため、いずれ最高の竜田揚げを振る舞おうと日々狙いを定めているらしい。
最も神格の高いタツタのため、《紅葉のタツタ》は《天龍タツタ》に従属している。

・《邪竜タツタ》
邪竜は自ら存在を隠蔽しているため、そもそも《紅葉のタツタ》は存在を認知できない。

・《界龍タツタ》
タツタの統合体のため、認識すること=全てのタツタが統合されたということとなる。
基本的に存在し得ない存在であり、存在した場合何かしらの異常事態が発生している。

いずれにしても、最も定命と交流のあるタツタであることには間違いない。
しかしそれでも関わりは薄く、イルヴァにおける影響力の低さを示している。

3.元ネタ等
タツタは竜田揚げの竜田。また、川の神の由来は竜田揚げの由来である、竜田川。
秋には紅葉が川面に広がり、真っ赤に染まる竜田川。竜田揚げは醤油とみりんが焦げて紅く見えることからその名がついたという。

フルネームはタツタ=イコマ(生駒 竜田)。生駒川は竜田川の源流である。

4.その他
竜田揚げの神が作りたくて、作ってしまった一柱。竜要素より竜田揚げ要素が強いのはその所為。

なお揚げ物神として、ポー子氏が《唐揚のカラカラ》様を、ぬけ助氏が《殺気のコロ》を作成しています。

 


《竜田揚のたつたちゃま!》
種族:りゅーじんじゃ! 職業:料理人じゃ! 年齢:999999歳 身長:125cm 体重:28kg

それは、意思を持った竜田揚げだったのかもしれない。

あらゆる事象を、竜田揚げにしようとするその姿勢。それはもはや一柱の神格を司る。

――ある意味最も狂気を孕んだその在り方は、しかして人々を惹き付けた。

 

1.特徴
竜田揚げ自体を司るタツタの分神。もはや狂気の一種。

竜田揚げという一要素のみで神格を得てしまった畏るべき大きさの感情である。

見た目は幼いタツタである。見た目通りに中身も幼く、そして一言口を開けば竜田揚げである。
信仰した場合に得られる恩恵も、竜田揚げに特化しているようだ。

見た目は《紅葉のタツタ》をそのまま幼くしたような姿。大きな大砲を常に所持している。
この大砲は★《たつたしゅーと!》と名付けられており、弾丸ではなく竜田揚げを装填・発射する。
飛び出した竜田揚げは正確に対象の口の中に飛び込むであろう。

自身の構成要素が竜田揚げのみであるため、神格としては弱い。それでも龍神ではあるため、生半可な定命が刃向かうとあっというまに消し炭にされてしまうだろう。
また攻撃力はともかく、強靱な鱗による防御力は健在である。

イルヴァに竜田揚げを広めようと、信者を増やしているらしい。ただし竜田揚げのこと以外を話さない(話せない)ため、信者の獲得は難儀しているのだとか。

2.他キャラクターとの関係性
竜田揚げに特化しすぎて交流自体の難易度が高い。
そのため、同じく頭のネジが吹き飛んでいるような者としかまともな交流ができていない。

例えば、ホワイトドラゴンのリズや《狂信のライナ》など。

他のタツタとの絡みはほぼ無いが、唯一《紅葉のタツタ》とは料理仲間として一緒に竜田揚げを作っている。

ネジが吹き飛んでいる影響か、下位タツタの中で《天龍タツタ》に従属していない。

3.元ネタ等
《紅葉のタツタ》のミニバージョンとして作ろうとして、どこかで事故ってしまったらしい。
どうしてこうなった感が強いが、人気投票でも結構な上位なのでこれはこれで良いかなー。

4.その他
遠隔武器の対応スキルに武器以外を適用する実験の検証で作成したという経緯があります。
★《たつたしゅーと!》と★《竜田揚げの弾丸》は、料理スキル対応です。弾丸と武器のスキルを合わせることで使用することが可能となっています。

gekirin
《逆鱗のタツタ》
種族:竜神 職業:戦鬼 年齢:999999歳 身長:162cm 体重:56kg

目の前が真っ赤に染まった。怒り、嫉み、そして憎しみ――。

どうすることも出来なかった。抑えることも、鎮めることも。それは自らの未熟故に。

だから妾は――無様にも抗うのだ。さぁ――――磨り潰すぞ?

 

1.特徴
怒りと未熟さを司るタツタの分体。

タツタの中では唯一、成長性を有する。その上でかなり強力な力を持つ。

信仰する定命には、憤怒による力の向上と共に、その怒りを抑える冷静さも授ける。
比較的定命に寄り添うタツタであり、武人の中に信仰する者がいるようだ。
特殊能力の竜眼はあらゆる構成物の弱点を見抜く眼であり、こちらも戦士には重宝される。

下僕として揚げドラを信者に授ける。
これは《逆鱗のタツタ》の竜田揚げを愛する心を自らの中から排除した結果生まれたものらしい。竜田揚げ愛がそのまま下僕レベルの存在に昇華するとなるとは相当である。
なお性能は魔法が使えるワイバーンのようだ。

基本的な見た目はタツタだが、髪の色は紅く染まっている。目の色も朱色から更に紅くなる。
怒りの要素が強く、表情は基本的に険しい。ただし、一人で甘味を食べる時だけ少し落ち着いた顔になるようだ。
龍の要素は《紅葉のタツタ》よりも色濃く、首筋から紅い鱗が見える。また片腕が大きな龍の腕となっており、尻尾も生えている。

服装は黒を基調とした紅葉の着物。所持する刀★《神器・龍田の逆刃》はかなり巨大であり、常人では持ち上げることすら叶わない。どちらかと言えば斬るより叩き潰すことに適している。一振りすれば火柱が立ち、エーテルの嵐と龍の群れが襲来すると言われる。

神格としては比較的低めなのだが、自ら精進して力を付けてきた。鱗は鋼のような強度を誇り、物理・魔法を遮断する。刀が非常に巨大なため、近接攻撃はかなりの距離を間合いとしており、逃げるのは難しい。またドラゴンを召喚する術を持ち、ブーストや加速の魔法など技能にも優れているようだ。

苦労人気質があり、様々な神とのやりとりに半ば辟易しているらしい……。

2.他キャラクターとの関係性
タツタの中で唯一下僕落ちした哀れな存在。

《招来と顕現のルスト》に長い戦いの末に敗北し、下僕化させられている。下僕化させられた分体は強靱な鱗を無かったことにされ、涙しているとか。また着物を信者への褒美として取られ、これもまた悲しい気持ちになっているとか。

他のタツタに対しては基本的に反発的で、例え無謀な戦力差があったとしても戦いを挑むだろう。
幸い未だ他のタツタとの接触は無く(タツコレ!は別次元の話です)、タツタ同士の戦争は起きていない。

反発心こそあれど、一番神格の高い《天龍タツタ》には従属する関係にある。

《逆鱗?のたつたちゃま!》の事は認知していない。恐らく認知するとエラーが発生して世界に歪みが起こるかもしれない。

3.元ネタ等
《紅葉のタツタ》のオルタ化を作りたかったので製作しました。
英語名がTatsuta Alterとなっています。

4.その他
oo専用スキルを武器スキルとして使用可能かの検証実験でもありました。
強力なドラゴン召喚を降臨体の持つAFに設定してあります。

あと、個人的に作者のお気に入りですね。そのためイラストの枚数も多めです。

 


《逆鱗?のたつたちゃま!》
種族:りゅーじん! 職業:戦の鬼じゃ! 年齢:??? 身長:125cm 体重:25kg

くふふ、くっふっふー、ふ、くふ――

――見て、いるな? そこな――――定、命―――

―――――滅びよ、――――――――

 

                     黄金

1.特徴
タツタの中のエラー、バグ、不条理の寄せ集め。

不条理の集合のため、予想だにしない力を持つ。

一応信仰は可能である。『りゅーじん!の名において天啓と竜田揚げをくれてやるのじゃぁ!』と宣うが、果たして。特殊能力の邪気眼で厨二力は向上するかもしれない。

信者には特殊な大砲を授けるが、錬金術師しか扱えない代物であり明らかに褒美としては見合っていない。
また下僕として自身の分体を遣わす。こちらは比較的正常で、話が通じる。見た目も可愛いので愛玩用に授かる定命が多いらしい。ただし授かった後の消息が定かでは無いのだが。

見た目は幼いタツタ。髪は《逆鱗のタツタ》同様に紅く染まっている。包帯で顔の右半分を覆っているが、その下がどのようになっているかを知る者はいない。さらしを巻き上半身をはだけさせ、着物を着崩している。小さな身体に不釣り合いな刀を所持し、更には大砲を担いでいる。

なお、装備は彼女の手を離れると途端に輪郭を失い、認識できなくなるらしい。

 

神格として崇められるモノでは決して無く、出会えば即座に死が訪れるような現象、もしくは天災の類いである。戦いになれば刀を分裂させ、あり得ない速度で目の前の存在を斬り刻んでくる。その速度が一定を上回ったとき、時空や空間すら引き裂いて世界を大きく歪めるらしい。

基本的に触れてはいけない禁忌である。

2.他キャラクターとの関係性
自我があるのかどうか、そもそも神格であるかどうか、存在しているのかどうかすら定かではない。

バグの集積のようなものであり、認識してはいけない危険物である。

ただし唯一、葬送の女神が接触を図っている。いずれ復活するであろう《界龍タツタ》への対抗策として、完全存在に潜ませるトロイの木馬としててなづけているようだ。

その結果としてかは分からないが、葬送の女神の家には時々幼い龍の子が現れ、不死葬衆の面々と遊んでいるらしい。

3.元ネタ等
《紅葉のタツタ》のロリ化を作りたかったので作成しました。
作っている内に何故かバグのような存在になってしまった。何故こうなったんだろう……。

また、降臨体所持のAFにFate/Stay Nightのネタを仕込んであります。是非ご確認いただければ。

4.その他
武器の発動エンチャントとして遠距離打撃を使用するテストとしても作成されています。

両手持ちかつフェンサーフィート有の場合、遠距離打撃×2(発動率10%)でギリギリです。これ以上に設定するとかなりの頻度でループ処理対応ができなくなりエラー落ちします。まさしくバグの化身でしょう。

 

タツタ様多いのでここで分割したいと思います。一旦切りますね、ではではー。

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