ダブルクロスリプレイ-狂気の実験-その3

ダブルクロス3rd TRPG

※これ以前の内容を読んでいない方は先にそちらを読むことをおすすめします。

ミドルフェイズ
シーン1 余りにも迅速な調査   シーンプレイヤー:Free
 事件が起き、戦闘要員はそれぞれジャームの駆除に向かった。支部に残っているのは、後方支援担当の副支部長、UGN支部へとやってきたイリーガルの吉塚博。そして、腰をどっしりと据えて動かない“ジャッジメントドラグーン”。
 それでも、そんな状況にあっても、迅速な調査が進められようとしていた。

GM:ミドルフェイズ開始しましょうかね。……支部長はいつまでカードゲームやってるの。
支部長:進めて良いよ、これロールプレイだから。
GM:事件が起きてまで何やってんだこの人(笑)。じゃあ良いや始めよう。情報収集シーンですね。
克也:そういえば吉塚まだ合流してなくね? 俺等は支部で準備してるけど。
GM:そうだね。合流はすぐできるだろ。
克也:そうだ、俺まだ支部長から雨宮が死んだって話聞いてない。
GM:雨宮死んでねぇよ!!
克也:だって死体だったんだろ?
GM:いや……うん。で、吉塚は合流ってことで良いな?
博:UGN支部に入ろう。
克也:“マスターギガント”はくっ付いてるの?
GM:付いてない。ジャームの処理で忙しい。
博:じゃあ、あのー……“マスターギガント”って例のバカの姉の。バカな姉じゃないぞ、バカの姉だからな? その人がさっき現れてだな。何でもジャームが街に大量に放たれて、それを、あの、戦車で追ってたな。こっちも手一杯だから助けてくれとか言ってましたが。あ、あなたが支部長さんですか、初めまして。
克也:そうか、支部長は初めましてだな。
支部長:あれ、君は新人君かい?
GM:まぁイリーガルですね。
克也:バイトですよ。バイト。
支部長:インターンシップ、ってやつかな(一同笑)。
克也:そんな感じですね。
支部長:君、今街でジャームか何かが暴れているんだ。何とかしてきてくれないか?
GM:こいつ……やっぱりか(笑)。
博:やっぱりこう言うと思ったよー……。副支部長が副支部長なら、支部長も支部長だな本当に!
支部長:クビにしたって構わないんだよ?
博:クビにしてください(一同爆笑)。
克也:あ、君は知らなかったか。済まないね、この支部においてクビにするというのは、命を取るという意味だから気を付けてくれ。リアルに首を持っていかれるぞ。
博:チキショウ、チキショウ……。
GM:あー、うん。じゃあみんなシーンインしてね?
克也:8だ。52になった。
博:6。
支部長:わしも振りたい。えっと、4。
GM:くっそ、支部長一番上げたいのに。
克也:流石支部長、出目が低い。
GM:さて情報収集なんだが、送られてきたレポートも含まれてます。
克也:《暗号解読》は持ってないんだよなぁ。
支部長:そうだ、この間にオープニングで起きたこととかは情報共有したってことで良いんかね?
GM:良いよー。
支部長:死体を見つけたんで轢いてきたんだが。
克也:新セルリーダーと名乗る男から連絡がありました。死体は確認した方が良いのでは? まだ放置してるの?
支部長:おう。車で轢いてちょっと分離しちゃったけど(笑)。
博:私は取り敢えず、さっきのバカ姉の連絡先でも教えておきますかね。
GM:それだと、このシナリオ中全員がコネ:FH幹部を入手だね。
克也:ありがとうございます。
支部長:誰の連絡先だって?
GM:“一斉掃射”の姉っす。
支部長:あぁ、さっき死んでた奴か。
克也:違う違う、死んでた奴の姉ね。
GM:死んでた奴じゃねぇよ!? 生きてるから!
克也:で、やること何? 暗号解読と死体の調査?
GM:うん。暗号解読の内容としては、暴れてるジャームについて。これは〈情報:FH〉か〈情報:UGN〉で目標値8と12。これしょぼいね。で、アガサについては〈情報:FH〉〈情報:裏社会〉〈情報:噂話〉で10、15、30っす。
克也:30? ……。
GM:あと現在のFHについて。〈情報:UGN〉か〈情報:FH〉で調べてくれ。5、8な。死体については、ジャームについての中に含まれてるとしよう。で、どうするよ。
克也:取り敢えず先に買い物して良いっすか?
GM:買い物ですか。
克也:強化ビジネススーツを買いたいんだ。
GM:オープニングで買ったということで良いよ。
克也:じゃあ〈調達〉判定するよ。コネ:手配師とリーダーズマーク使うからダイス5個。お、回った。〈調達〉7あるから、23。余裕。
GM:オッケー、進呈しましょう。で、情報収集どうします? 暴れてるジャームについてか、アガサについてか、現在のFHについて。
克也:俺が一番達成値高いだろうし、最後に残ったやつやるよ。
GM:おう、じゃあまず誰が調べるよ?
博:〈情報:UGN〉が5もあるから、ジャームについて調べようか。【社会】2だから……回んねー!
GM:ありゃ。財産点5使えば、財産ほぼ吐き出すことになるけど12いけるね。1使えば8に届くけど。
博:うーん……1使うかぁ。
GM:では目標値8の情報。正体不明のジャームが暴れている。かなり量が多いらしい。以上。
博:うん……うん、良く分かった(笑)。
克也:じゃあ次俺がアガサについてやるわー。新しく良いエフェクトを取ったんだ。《インスピレーション》で情報よこせ。
GM:ぶっ……あっはっはっはっは、マジか! それ取ってたのか!
克也:ほらほら、ここに《インスピレーション》3レベルって書いてるぞ。
GM:3!? 3!? アホじゃねーの!?
克也:おい、GM。情報寄越せよ(笑)。アガサについてのな。
GM:分かったよ。お前は暗号化されたレポートを見てると、インスピレーションが働いて情報が分かったということだな?
克也:暗号が分かったんだよ。
GM:ならアガサについて目標値10。FHセルの研究員です。主にオーヴァードの強化が専門。雨宮姉弟も実験体。
克也:なるほど、こいつの実験体だったか。
GM:次目標値15。戦闘力を重視した実験を行っている。だから雨宮弟は完全な成功作だ。で、失敗作はとある実験体の餌になっていたという話だ。で、現在暴れているジャームがその実験体である可能性が高い。
支部長:なるほどね。
GM:目標値30。“究極存在”持ちである。衝動:解放のEロイスね。
克也:……ファッ!?“究極存在”ってあれだよね、条件満たさないとダメージ与えられないってやつだよね?
GM:イエス。ということが分かりましたね。
克也:だそうです、支部長。
支部長:ふむ。とにかくやばい奴が居るという事だな。
GM:それでだな、お前が先に30解いちゃったんだよな……強制シーン移行っす。
克也:ファッ!? ……トリガーイベントだったか、しまった。
博:ちょっとFHの現状調べられんかった。
GM:ではシーン移行しますねー。

シーン2 我にデータを   シーンプレイヤー:All player
 データが欲しい。たくさんのデータが、有用なデータが。実験体の、オーヴァードの、極限まで高まった衝動から放たれるレネゲイドのデータが。
“欲望”に囚われたジャームは、ただひたすら探求心に突き動かされている。

GM:では皆さん出るならば侵蝕率を上げて下さいな。
博:出るしかねぇ。4。
克也:出るしかないな。10。
支部長:場所が支部なんて出るしかないよね。同じく10。
GM:ではオルクスのエネミーエフェクト《見えざる道》により、アガサが出てきます。
博:はい!?
克也:“究極存在”がいきなり乗り込んできやがった。
GM:で、アガサは「おや、ネズミが何か探っていると思ったら、UGNの方々ではないですか」まぁ気付かれたわけだなあれで。
克也:《インスピレーション》に気付くとはなんてやつだ……!
GM:“究極存在”だからな、仕方ねぇ。ちなみにアガサの見た目はコナン君のを想像してください(一同笑)。
克也:あぁ、あんなのね。
GM:と言う訳で、アガサが出てくるんですが、彼が言うには「現在“実験体No.00”を暴れさせて実験データを採っているのだが、どうにも良いデータが取れなくてねぇ。雨宮姉弟の戦闘データは既にあるんだ。それに現セルリーダーはどうにも戦闘性能がよろしくない」
克也:なるほど。
GM:「で、良いデータが採れなくてな。キミ達は……良いデータを提供してくれないかな?」
克也:私戦闘力皆無です。
GM:「いやいやいや、そこにいる支部長さんや、そこにいる“撃墜王(ロードオブスナイパー)”。……素晴らしい。素晴らしい逸材じゃないか!」
克也:支部長のデータはUGNの機密事項なんで、そう易々と渡す訳にはいかないんだよねぇ。
GM:「はっはっは、私には……データが必要なのだ!」
博:なら私のデータを。私の戦闘力は53万あります(笑)。
GM:「ほほう、キミ達素晴らしいな! やはりデータが欲しい」
克也:……GM、ちょっと質問。この支部に他の面子ってどんな扱い?
GM:他の面子? そうだねぇ……。
支部長:全員ジャームの処分に行ってるんじゃね?
GM:うん、それで良いな。
克也:じゃあ情報収集能力のある俺が支部に居て、支部長はいつも通り動く気が無くて。
支部長:まぁ誰かが乗り込んで来たらまずいしな。
克也:で、吉塚は全員出払った所に雨宮姉の情報持ってきた感じか。
GM:そうそう。
克也:南条や鳴上が街にいるんなら、そいつらのデータ採れば良いんじゃないですかね?
GM:「あいつらも中々優秀だがな、更なるデータが欲しいのだよ」
博:雨宮弟の思考回路とかどうですかね?
GM:「私の実験体だぞ、何を言っているんだ」
克也:もう面倒臭い。面倒臭いから本当に“究極存在”か確かめようか。
GM:良いよ。
克也:じゃあいつも通り鋼鉄の名刺をピッと投げつけてみるわ。判定要る?
GM:要らんね。アガサ博士に当たっても傷一つ付かないね。服も破れない。
克也:なん……だと?
GM:で、データが欲しいということで、吉塚がオープニングで遭遇した肉塊みたいなのが壁から湧き出てきます。
支部長:うわめんどくさ。で、僕は何をすれば良いのかね? アガサ君。
GM:「戦闘力を見せてくれれば欲しいのだよ。では、データを採らせてくれないか? さぁ、見せてくれ」ということで戦闘開始です。

◆第一ラウンド
【行動値】
支部長   ……24
周防克也  ……23
吉塚博   ……23
蠢く肉塊×5   ……15

GM:支部内で戦闘ですねー。
克也:何か制限とかあるの? 狭いから移動できないとか。
GM:狭くてもある程度は移動できるだろ。特に制限なしで良いよ。ただ50m移動とかは止めてくれ。あと飛行状態にはなれないことにする。
博:外には出られないんですか?
GM:出ても良いけどシーン外になるぞそれ? というわけで戦闘っすねー。雑魚が2体と3体ばらけて左右からきてる感じです。アガサもいるけど、アガサに攻撃するのは無意味。
克也:じゃあ3体の方からやっちまえ。
GM:セットアップ皆さんなにかありますか?
克也:《戦術》。ダイスが5個増えるぞ。
支部長:やったぜ。
博:やったぜ。《ヒュドラの怒り》は100%からなんだよなぁ。
GM:(何かを考えながら)これは……うん。
博:【行動値】速いのは誰?
GM:こちら雑魚は15だからな。
克也:俺23。俺から動くぞ。
支部長:待った待った、俺24。
克也:流石支部長。しまったな、支部長が24なら俺25まで上げとくべきだった。
GM:ほいほい、じゃあ支部長からどうぞ。頑張ってください。
支部長:よし。(克也の方を見ながら)君、名前何て言ったかな?
克也:周防です。
支部長:周防君、私はまず何をすれば良いかな?
GM:参謀で《戦術》使ってるし、このロールプレイ悪くないな。
克也:では、あのあっちの3体は吉塚君が倒してくれるので、支部長はあちらの2体の雑魚の片方を撃ち殺して下さい。
支部長:なるほど。では《光の弓》《光の指先》《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》《光の手》《ピンポイントレーザー》入れる?
克也:入れておきますか。
支部長:ならそれで。侵蝕率58になってボーナスは無し。ダイスは20個、C値8。攻撃力14。
GM:うん、やっぱダイス数おかしくね!?
博:これで範囲じゃないのが残念だ。
支部長:さて、敵一体に攻撃。達成値は……30。
GM:通りますねこいつら暴走中なんで。
支部長:ダメージは33点。ちょっと出目が悪かったな。
GM:33点か。装甲は無視だよな? そいつはぶすぶすと焦げた感じにはなるがまだ動いてるね。33程度じゃなぁ。
克也:なるほど。吉塚、俺が先に動くぞ。
博:良いよ。
克也:行きますよ。《風の渡し手》《アドヴァイス》《弱点看破》も行くか。侵蝕率は一気に10増えた。
GM:《弱点看破》って何だっけ?
克也:攻撃力が増える。あぁでもラウンド中だから支部長には意味ないのか。くそう、このシナリオ中はどうやっても支部長より速くはならないからなぁ。支部長待たせるとかダメじゃん俺!
GM:重役出勤なのに速いとか(笑)。
克也:じゃあ《風の渡し手》と《アドヴァイス》だけで良いや。C値を-1、ダイスを+5個だ。これは俺自身にも入った。
GM:オッケー、というわけで吉塚さんどうぞ。
博:ダイスは+10個か。まずは《ハンドレッドガンズ》ですかね。で、3体だろ? 範囲にしてしまうか。
克也:やっちゃって下さい。
博:じゃあ《コンセントレイト:モルフェウス》《ギガンティックモード》《ペネトレイト》、それに《魔弾の悪魔》ですかね。
GM:達成値+10か。
博:後は……重圧? 硬直? 今は止めとくか。侵蝕率は17上がった。現在61。
克也:え? 俺67あるんだけど。
GM:高くね!? まぁ、判定どうぞ。
博:ダイスは……21個だな。達成値固定値は22。C値は7。攻撃力は+14。達成値は……58! ダメージは44点です。
GM:ダメージ44? おぉう、耐えたね。
克也:全部耐えた? やっぱ《ウィンドブレス》入れて達成値上げるべきだったか。
GM:という事は全員動けるのか。マジかー。じゃあ一体目、攻撃されてない奴だな。まずはオートアクション《異世界の因子》発動。《光の弓》をコピーします。
克也:まぁレベル1だけどな。
GM:で、〈RC〉で攻撃。《光の弓》コピーしたから支部長にな。《コンセントレイト:エグザイル》《無機なる四肢》《光の弓》
支部長:回避技能何も持ってないんで、ボディで受ける。
GM:えーと、達成値は36。
支部長:ボディで受ける。
GM:
ガード値0でガードっすか(汗)。えっと、ダメージは33点ですね。
支部長:死んだ。
克也:支部長装甲0かー。俺が守るか《リザレクト》するか何だが。
GM:5体いるからな?
支部長:じゃあ《リザレクト》します。侵蝕率2上がってHP2回復。
GM:2体目行くぞ。周防さん《援護の風》使ってないよな?
克也:使ってないね。《戦術》《風の渡し手》《アドヴァイス》しか使ってない。
GM:ふむ。じゃあ支部長に攻撃受けた奴が《戦術》をコピーしますね。で、お前等にマイナーでエンゲージ。《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》で周防さんに白兵攻撃。達成値は……回らんねぇ、達成値29。
克也:29か……。俺もボディで受けるぞ。装甲値3あるからな。
GM:攻撃力は16点。
克也:13点通って残り13。半減したね。
GM:3体目も《異世界の因子》。《ペネトレイト》をコピー。で、吉塚に向かって攻撃……装甲無いからダイス減るだけでおいしくないな、まぁ良いか。《コンセントレイト:エグザイル》《死神の針》《ペネトレイト》で吉塚に攻撃。達成値は、28。
博:逃げられるかなこれ。
GM:《死神の針》の効果でドッジダイス-2個な。
克也:ダイス増やそうか?
博:避けれる気がしない。よし、通してもらおう。
克也:この面子防御力低いなぁ。
GM:ダメージは23点、装甲無視。
博:残り4!
GM:耐えたな、じゃあ4体目。対象はダイスで決めるか。えっと……支部長さん。
支部長:ボディで受ける。
GM:お、おう(笑)。《光の弓》コピーして攻撃。達成値は29。
克也:流石に無理そうだな。
支部長:ボディで。
GM:ダメージは26点。
支部長:死んだ死んだ、《リザレクト》
GM:次吉塚に向かってきますよ。《ペネトレイト》コピーで、……37っす。
博:これ回避できんな。
GM:できないよなぁ。えー、22点装甲無視。
博:はい死亡、《リザレクト》。9!
GM:と言う訳で一ラウンド終了っす。

◆第二ラウンド
【行動値】
支部長   ……24
周防克也  ……23
吉塚博   ……23
蠢く肉塊×5   ……15

GM:エンゲージ動いたのは1体だけだな。2体いた内の一体。支部長に攻撃された奴だな。
克也:至近のは結構ボロボロか。《戦術》は重いから勘弁。
GM:ではこちらが《戦術》を使用。ダイス+4個されるぞ。
克也:では、支部長。目の前の弱っている奴は最悪私が倒しますので、離れてる無傷の奴に一発お願いします。
支部長:先程と同じで良いんだな? 侵蝕値7アップ。今71だぜやったぜ。ダイスは21個。
克也:《アドヴァイス》の効果が残ってるからな、C値-1だ。
支部長:じゃあ7か。行くぞ行くぞー……達成値は30っす。ダメージ振るぜ振るぜー、30ダメージ。
GM:うーん、装甲は無視だろうけど普通に耐えるね。
克也:じゃあ俺目の前の弱ってる方かな。そいつに攻撃。
GM:お前倒せるのか?
克也:残り20点ってとこだろ? 俺さっき支援を自分に入れてるから、C値9でダイス8個。
GM:お、おう(笑)。いけるのか?
克也:更に自分に《援護の風》《ウィンドブレス》
GM:マジか。副支部長の戦闘能力が見られるのか(笑)。初めて見るわ。
博:支部長! いや副支部長戦うんすか!?
支部長:あいつ何間違えてるんだ?
克也:普段支部長代行してたから仕方ないですね。では行きます。達成値は……35。
GM:おお!? 回避できませんどうぞ。
克也:ダメージダイスが低いな。24点装甲有効。
GM:それなら、装甲値3なんで21点通って……副支部長それどんな攻撃や。
克也:名刺(手裏剣相当)を敵に投げつける。
GM:じゃあ名刺は敵に当たって、細切れになったな。
博:どんな名刺使ってるんですか!?
克也:この名刺、ピッって投げたら壁に刺さるからね。
支部長:まるで海馬社長だな。
GM:恐ろしいわー。じゃあ吉塚さん。
博:そうだねぇ。残りわずかだし手加減しようか。《ハンドレッドガンズ》《ギガンティックモード》だけで良いかな。
GM:ふむ、少し足掻かせてもらおう。1体が《崩れずの群れ》を使用。
克也:カバーリングか。ということは1体は残るな。
博:C値10で、……達成値19。
GM:回避できませんどうぞ。
博:ダメージは31点。
GM:強い。2体撃ち抜かれましたね。という事は残ってるのは〈射撃〉型と〈RC〉型か。まず〈RC〉型は《コンセントレイト:エグザイル》《光の弓》《無機なる四肢》を使って、……吉塚に来たぜ。《戦術》で増えてるからダイス13個。えっと、達成値31、ドッジダイス-1個。
克也:死にたくないなら《波紋の方陣》使うけど?
博:良い、まだ《リザレクト》できるし。
GM:ダメージは39。
博:はいさようならー! 《リザレクト》します。今ので《パーフェクトコントロール》が使えるようになりました。
GM:マジで!? そんな増えたの? えー、射撃の方が……ダイス振ったら吉塚にきちゃった(笑)。
克也:吉塚集中攻撃(笑)。
博:はーい、頑張りまーす。
GM:《コンセントレイト:エグザイル》《死神の針》《ペネトレイト》で。えー、達成値27。
博:回避できるかな……はい無理。
GM:ダメージは21点。
博:消し飛ぶ。《リザレクト》するよ! 7とか重いんだけど!? 今93やな。
GM:ちょっと待って2シーン目だぜこれ?
克也:支部長が71で、俺73だぜ。一人だけクライマックス(笑)。
GM:……まぁ良いわ。次いくぜ。

◆第三ラウンド
【行動値】
支部長   ……24
周防克也  ……23
吉塚博   ……23
蠢く肉塊×2   ……15

GM:じゃあ三ラウンド目。こちらセットアップ無し。敵はもう公開しちゃうけどHP残り6と20っす。
克也:こちらも無し。支部長の攻撃で倒してもらいましょう。
支部長:20の方攻撃しますか。侵蝕率アップ、78。さっきと同じコンボで。ダイス16個で……達成値41!
GM:おぉ!? それ一発目で出してりゃなぁ。ダメージどうぞ。
支部長:ダメージは、37点。
GM:あぁ、落ちた落ちた。で、あと一体居るわけだが。
克也:流石になー、ダメージダイス1個で9点はきついよなぁ。《援護の風》《ウィンドブレス》入れますか。……1個回ってしまった、達成値24でダメージは10点。
GM:10点? 良かったね落ちましたね。
克也:なんで戦闘キャラじゃない俺が2体止め刺してるんだろう。
博:美味しい所だけ持っていくんだよこいつ(笑)。

 

GM:で、アガサはこの光景をずっと見てたんですが、「ほほう、ミドル戦闘はあまりよろしくないな。これは、キミ達には侵蝕率を上げてもらわねばなるまい」
博:もう上がっとるわ!!(一同爆笑)
克也:私はまだエフェクトを半分も使っていないぞ、アガサ。
GM:「それは興味深い、興味深いのう。では本番は儂の“実験体No.00”で試させてもらおうかのう」と言い、《瞬間退場》でシーンから離脱します。これでこのシーン終了ですね。

続きます。

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