※これ以前の内容を読んでいない方は、先にそちらを読むことをお勧めします。
シーン3 恐怖の研究 シーンプレイヤー:Free
斯くも恐ろしい実験体は、果たしてどういう経緯で作られたのか。何をまかり間違えば、このような異形が生まれるのか。
底知れぬ悪意と欲望が渦巻く肉塊を前にして、彼らは思う。これは、滅ぼしてしまわねばなるまいと。
GM:次のシーン、シーンインする人いますか? まだ情報収集があんま終わってないんだが。
支部長:アガサは帰ったんだよな。報酬は?
GM:報酬は、そこら辺に転がってる肉塊調べられるよ?
支部長:戦ってくれって言うから戦ったのにふざけんじゃねぇよ。
博:ただ働きじゃねぇかよ!
支部長:あの野郎絶対殺すからな。
GM:では、次はやってない情報収集と肉塊について調べる事ができますが。
克也:肉塊については俺がやるか。
GM:ではシーンインして下さい。
克也:はいはい、82まで上がった。
GM:肉塊については目標値7、10、25なんですよ。
克也:《インスピレーション》。
GM:イエス、オッケー。
克也:あの、《インスピレーション》使ったら手番使わないとかダメですかね? 調べてない情報いっぱいあるし。
GM:良いよ。それでいこう。では7なんですが、肉塊はエグザイルピュアっす。で、“実験体No.00”の体内に入っていたジャームの一部だということが分かります。
克也:あー、なんか食ったとか餌やったとか言ってたがそれか。
GM:目標値10。ほぼ無限に増殖できる。大元を叩かなければならない。
克也:面倒くせー。
GM:目標値25。既にこの街全域の地下に侵蝕しているようである。
克也:うげ、地下全域か。
GM:無機物と融合できるからな。
克也:《広域融合》かよ……。
GM:で、調べていると2体湧き出てきます。
克也:……は!? 戦闘!?
GM:イエス。
支部長:これはもう人事異動お願いするしかないわー。
GM:同一エンゲージです、どうぞ。
克也:支部長に《レーザーファン》を取っておくように言うべきだったと激しく後悔中。
GM:(邪悪に笑いながら)どうぞ。
支部長:で、これは同じようにやればいいの?
克也:いや、吉塚に範囲攻撃で薙ぎ払ってもらうのが一番だと思うが。
博:結局俺が動かないといけないのか。
克也:支部長には待機してもらって、撃ち漏らしを叩いてもらうのが良いか。
GM:決まった? じゃあミドル戦闘2開始。戦闘出る人はシーンインしといてね。
支部長&博:はーい。
◆第一ラウンド
【行動値】
支部長 ……24
周防克也 ……23
吉塚博 ……23
蠢く肉塊×2 ……15
GM:セットアップは無し。ちなみにこの肉体、さっきのより活性化してるように思われます。
克也:強いのか?
支部長:おっ、おっ、元気だなー。
克也:まぁ《戦術》は重いから無し。で、《風の渡し手》《アドヴァイス》《弱点看破》。
博:さぁ、やるかー!!《ハンドレッドガンズ》で銃作って、《ギガンティックモード》《コンセントレイト:モルフェウス》で、《パーフェクトコントロール》も使用。
GM:さぁ、さっさと倒してくれないとまた《リザレクト》する羽目になりますよ。
克也:撃ち漏らしが怖いから《援護の風》《ウィンドブレス》《支援射撃》。ダイス+10個、達成値+9。これで計15個増えたな。
博:ダイスは……28個(笑)。達成値は……103!(GM爆笑)
GM:まさかミドルで100超えが見れるとは思わなかったわ(笑)。ダ、ダメージは?
博:ダメージは、68点!
GM:落ちたな(笑)。ターンッと一撃で。
克也:支部長の出る幕ではなかったようです。
支部長:素晴らしい。
GM:で、戦闘後分かったことは、肉塊の動きが先ほどよりも明らかに良くなっていたということです。動けなかったけどね(笑)。
克也:徐々に強化されていく感じか。
GM:強化されていくというか、大元が近いんじゃないかという予感が。
克也:何かさっき実験体と戦ってもらおうとか言ってたから、もしかしてこちらに誘導してる?
支部長:やばいやばい人事異動してもらわないと(笑)。
克也:支部長逃げましょう、ここにいたら支部がめちゃめちゃになります。
支部長:ここ日本のどこらへんだっけ? これ重要ですよ。
克也:そういうのは基本寺生まれのRが決めてたからねぇ。ちょっと分からんな。
支部長:あー、やばいやばい。沖縄とかに人事異動してくれないかなー。
克也:良いですねぇ、沖縄。毎日サーフィンできるぜ。
GM:えー、ではまたトリガーなんですが、FHセルリーダー羽溪悠次から新たな資料が送られてきます。新しい調査が可能になります。
支部長:はいはい。
克也:目標値は?
GM:8、12、16ですね。
克也:16か……。〈情報:UGN〉?〈知識:レネゲイド〉?
GM:〈情報:FH〉か〈知識:レネゲイド〉。
克也:ここでコネを使っていくか?《インスピレーション》使っても良いけど……。
GM:まぁ、今回は大丈夫だと言っておこう。
克也:じゃあ《インスピレーション》。手番はケチる。
GM:オッケー。こいつ感覚で調査してやがる(笑)。
支部長:良いのかどうか分かんねぇなこれ。
GM:えー、じゃあ目標値8。FHが向こうで戦闘して得たデータを送ってくれたんですが、射撃型が異様に多いと。
克也:射撃型が多い?
GM:特に武器を複数利用するノイマンが多数見られるということです。
克也:どうにも“一斉掃射”を元にしたコピーが大量に出回っているらしいな。
GM:コピーというか、“一斉掃射”以外は全部失敗作として餌にされたようです。
克也:なるほどね。つまりは銃を3本、4本しか持てなかったゴミ共が餌になったという事か(一同笑)。
博:4本しか使えないってアホだろ(笑)。
GM:ま、そういうことだね。目標値12。調査をしていたところ、向こうのセルリーダーが“実験体No.00”のデータを発見した模様。
克也:ほう。
GM:で、今回暴れているジャームはこれで間違いないと。データ上はエグザイルになっているが、実験の過程でウロボロスが発現した模様。
克也:まぁ良くあることだ。
GM:次目標値16だけど、“実験体No.00”には元々恋人がいたようであるが、彼女は何度も実験を止めるようアガサに訴えていた。しかし逆にアガサによって実験材料にされジャーム化。
支部長:ほう、面白い。
GM:で、“実験体No.00”に取り込まれる。
克也:え、何? 彼女を取り込んだってこと?
博:やべぇマッドや。
克也:流石黒の組織のリーダーと噂される男(笑)。
GM:で、セルリーダーが言うには、ジャーム化する前の“欲望(ネガイ)”により、こいつはジャームの暴走を止める手がかりになるのではないかということです。で、その恋人についての調査ができるようになります。
克也:なるほど。
GM:やるかい?〈情報:FH〉か〈情報:噂話〉。10と14。
克也:《インスピレーション》使っちゃったからな、もう残ってないんだよな。まぁ14なら力づくでいけるか。コネ:FH幹部使うぞ。
GM:雨宮姉に連絡するんだな? 凄い嫌々しながら対応してくれるぞ。
克也:〈情報:FH〉で調べるぞ。雨宮姉に連絡して情報よこせと。(ゲス顔で)やぁ、久し振りじゃないか。
GM:「くっ……まぁ、吉塚さんをUGNに送ったら教えるとは思ってたけど」
克也:と言う訳で、リーダーズマークも使って権力で調査。フッ、教えろよ達成値18!
GM:「仕方ない、彼女は私の友人でもあったし教えますよ」
克也:おら、財産点10点もあるし注ぎ込んでやろうか?
GM:「教えますよ、もう」と言う訳で教えて貰えます。“実験体No.00”の恋人について。コードネームは“実験体No.08”。
克也:完全に実験体じゃねぇか。
GM:本名不詳。シンドロームはウロボロス。
克也:なるほど、彼女を取り込んだことでウロボロスの力を手に入れたか。
GM:そういうことだな。で、能力強奪系特化であったようだ。
克也:あー、はいはい。怖えわ能力奪われるのかー。
GM:で、目標値10。アガサの殺害を何度か目論んだが失敗。それ以降隙を見て“実験体No.00”の殺害を試みている。が、全て失敗している。
克也:何だ、全部失敗か。雑魚じゃねぇか。
GM:まぁ雑魚だよ。次目標値14。“欲望”に関しては、“実験体No.00”に安らぎを与える事。
克也:つまり“実験体No.00”を滅してやればいいのか。
GM:しかし、現状倒せる人間が居ないため……現状な。
克也:(支部長を祭りたてて)ここにいらっしゃるじゃないか。
GM:彼女は知らないからな(笑)。はい、と言う訳で『敵対するすべての存在を排除』することで“欲望”を果たそうとしています。敵がいなくなれば良いと。で、彼女に〈交渉〉判定で勝利すれば、その“欲望”を変えられるかもしれないということです。
克也:ほう。
GM:まぁクライマックスで頑張ってください。
克也:実際その場になって目標値とか聞いてから作戦を練るか。
GM:……さて、支部長さん動けるけどどうしますよ?
支部長:まぁ、今までの話を聞く限り、ここを脱出してここに原爆を落としてもらえば人いなくなって、彼女は満足満足ということに(一同爆笑)。
GM:ま、まぁそうなっちゃうけどね一応(笑)。
支部長:だ、ダメ元で上司に掛け、掛けてね。
克也:UGNは過去にこういった事件の際、街一つ灰にしようという計画を立てていた組織ではあるから……。
GM:まぁ、ね。
支部長:君、名前なんていったっけ?
克也:周防です。
支部長:君良い事言った。そうだね、じゃあ上司の何とかさんに連絡を。
克也:いや、霧谷さんはそういった作戦には反対されるでしょうから、更に上のアッシュ・レドリック様に連絡を取ってみましょうか。
GM:規模がでかくなってきたー!?
支部長:やるだけ、やるだけね? ピポパポパ、トゥートゥトゥー(スカイプ音)。
GM:「もしもし?」
支部長:あ、ちーっす。
GM:ちーっす!? ただの支部長がちーっす!?(一同爆笑)
克也:馴れ馴れしい(笑)。
支部長:あ、すいません。ほんとすいません間違えました。えっと、かくかくしかじかで、住人全員を避難させた後原爆を落とすという作戦あるんですけど、これ実行してもらえないでしょうか? 過去のなんたらかんたらという事例を元に考えた結果、これが一番最良の手段だと思われます(GM爆笑)。
克也:GMさん、判断を。
GM:「却下」……これは無理だよなぁ。
克也:まぁ前の街一つ灰にする作戦は、対象を抹殺しないと世界規模のやばさだったからなぁ。
GM:今回都市規模だし、防ぐ可能性は十分あるって話なんだよな。
支部長:いやいやいやいやいやいや無い無い無い無い無い無い無いっす無いっす!! ダメージ通らないっすよ!!
博:しかも言ってることおかしいよな。都市規模の破壊を止めるために都市破壊するって(笑)。
克也:まぁ諦めてくれ(笑)。
支部長:そこを何とか……駄目ですか。
GM:駄目ですねぇ。
支部長:(小声で)使えねー(一同爆笑)。
GM:これアカン(笑)。
支部長:あっ、聞こえてた? 聞こえてない? 聞こえてないよね?
GM:聞こえてないんじゃないかな(笑)。
支部長:うーん、だってよ周防君。どうする?
克也:恐らく支部長のロイスすべてを使った必殺の一撃ならば、核とは言えなくとも街一つ焦土と化す位にはなるかと。
GM:……で、支部長さん。話は戻るんですが現在のFHの情報が残ってるんですがやりますか?
支部長:パンツハーツ? やりますか。
克也:FHです。
GM:目標値は5、8で〈情報:UGN〉か〈情報:FH〉。
支部長:〈情報:UGN〉4だから、ダイス3つで4以上か。余裕だな、行ったわ19。
GM:良かった良かった。これちゃんとクリアしてないと困るんだよ。5の情報はね、現在のFHセルは戦闘員のほぼ全てがジャームの対応に駆り出されている。セルリーダーも最前線で戦っている状況だ。
克也:言ってたね。
GM:で、目標値8。これで現在のFHの配置が分かった。これによって外を回る時に事情を知らないFHエージェントと鉢合わせして戦闘になるリスクを回避できる。
博:事情を知ってるエージェントってのは、情報くれてる雨宮姉と、
克也:セルリーダー直轄のやつか。
GM:情報が伝わってない末端の奴に出くわしたら、襲われる可能性あるからな。
克也:何だ、配置が分かったってそういうことか。俺てっきりクライマックスで支部長のシーン攻撃でFHの奴等全員焼き払えってことかと思った(笑)。
GM:シーンでかすぎるわ!
支部長:その、パンツなんたらって犯罪組織なんでしょ?
GM:FHだから! 今回頑張ってくれてるから! ジャーム対策やってるから!
支部長:今回だけだろ?
克也:前回100人規模で事故起こしてたりしてたもんなぁ。 ※リプレイ・孤独の少女参照
GM:それは元リーダーの亡霊だから! そのリーダーに反感持ってた奴多いから!
支部長:まぁまぁ、ここは使えるものは全部使うという事で。
克也:そこは私も完全に同意ですが。
支部長:またの機会に全部吹き飛ばして灰にしてやれば良い。
GM:いや現在の配置が分かっただけだからな?
克也:そうかー、クライマックスでは変わってる可能性もあるのか。今すぐ撃つと本命を撃ち漏らす可能性があるので止めましょう。
GM:……じゃあ、取り敢えずシーン切っていいか? クライマックス行きますよ。
克也:すまん、その前にロイス取らせて。
GM:あぁごめん、了解。
克也:俺は仲間二人とアガサに取っとくわ。
支部長:俺もそれで。アガサ殺す。あいつ殺す。
博:ロイス? 俺もアガサと仲間二人かなー。アガサはN:邪魔で取ろうかな。支部長はN:疑惑で良い? 本当に上司なのかねーって。
GM:良いんじゃね?
克也:むしろ俺は支部長にP:感服で取るよ。卓越した戦闘技能に。
支部長:シナリオロイスの霧谷はN:うざい。部下はN:良く分からん。
GM:酷い感情を見た(笑)。じゃあ良いかな? 始めるぞー。
続きます。
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