※その1を見ていない方は、先にそちらを見ておくことをお勧めします。
KP:物語としては、村長であるウィリアム=トテナから呼び出しを受けて皆集まったところから始まります。
汚いK(以下レニ):はい。初対面で良いんかね?
KP:うん、それで良いよ。
赤錆(以下ルスト):呼び出し?
KP:村長が旅人であるあなた達を呼び出す。あと村唯一の医者であるジャックも。
電車マニア(以下ジャック):はいはい。
レニ:村長に呼び出されるなら断る理由は無いわな。ちょっと疑問には思うが。
ルスト:こっちはそもそも、ぶらぶらしてるだけだからなぁ。呼ばれれば行きますよ。「一体何でしょうか?」
KP:それで村長の家にあなた達は居ます。質素な家だが、村長は狩人をやっているため壁に掛けてあるライフルが目立つ。
レニ:村長はハンターか。
KP:「おぉ、良く来てくれた。村唯一のお医者様と屈強な旅人さんが来てくれたのはとても心強い」
レニ:まぁ俺見た目はマッチョだからな。
KP:「早速だが、君達に依頼をしたい」
レニ:「ほう」
KP:「実は私の娘が行方不明になってしまっているのだ。多分森に行っていると思うのだが、朝から帰って来なくて心配なんだ。このような子なのだが」と言って写真を見せてくれます。写真を見ると、女の子を正面から撮った写真であることが分かる。透き通るような白い肌に、ぱっちりとした青色の目が印象的な十歳位の少女である。耳が隠れる位の金髪のショートカットで、活発そうな印象を受ける。写真の右下には“ミシェル=トテナ”と小さく書かれている。
レニ:ミシェルちゃんか。十歳ってことは村長若い?
KP:三十代そこそこかな。で、「今朝森に行ったきり帰って来ないんだ」
ルスト:というか質問だが、「何故私達のような旅人に?」
レニ:「村長、警察には連絡されましたか?」
KP:「警察には連絡したのだが、あまり動いてくれなくてな。多分娘は森に行ったと思うのだが、警察は森を捜索したがらなくてな」
レニ:「それについては分かりました。しかし、何故村人ではなく我々に?」
KP:「あなた方が、この村の人間の誰よりも屈強に見えたからだ」村人は結構細身の人が多いです。
ルスト:何、飢饉でも起きてるのここ。
KP:本当に過疎っている村だからね。若者も少なかったりする。
ルスト:なるほど。「依頼かぁ。まぁお金も多少減ってきたし」減ってきたとは言っても財布には割といっぱい入ってます。
レニ:「ちなみに村長。報酬のようなものはあるのでしょうか?」
KP:「報酬はだな……一人頭1000$でどうでしょうか」
ルスト:そんなものだよな。娘の捜索だし何日かかるか分からないし。
レニ:「村長、聞いておいて何ですが、森には筋トレも兼ねて行く予定ではありましたので、そのついでということでよろしければ報酬などは必要ないのですが。代わりといってはあれですが、森の地図やこの付近の情報などを頂ければ、こちらの方で注意して探そうと思いますが」
KP:「んー、地図はだなぁ。村人が森へ入るのを躊躇っていてな」
レニ:「では地図は無いと?」
KP:「雑な物しか無いのだが」と言って雑な地図を渡される。まぁ、判定にボーナスが付くくらいはあるかな。それで、「この森には魔女の屋敷というものがあって、近づくと災いが起こると言われているのだ」
ルスト:あぁ、それで調べていないのか。「魔女の屋敷……そういうのもあるのか」
KP:で、「娘にはそこに近づくなときつく言ってあるから大丈夫だとは思うのだが。君達もそっちにはなるべく近づかない方が良い」
ルスト:「失礼ながら、村長。魔女の屋敷とはいつ頃からあるかご存じでしょうか」
KP:「この村が出来たときには既にあったと聞いている」
ルスト:「ふむ、結構古いのですか」
レニ:「しかし村長。森に屋敷があるのなら、迷子になってしまった場合そこに行ってしまうと思うのですが」
KP:「うむ、あまり考えたくは無いのだが……」
レニ:「村長はこの村での生活は長いと思いますが、実際にこの屋敷関連で事件などが起こったことはありますか?」
KP:「いや、直接魔女の屋敷が関わる事件は起きていないが、まことしやかに色々騒がれているからなぁ」
ルスト:「まぁ、村だとそういう噂は広まりますからね」
レニ:「村長が知らないと言うのであれば、事件など起きていないのでしょう。恐るるに足りませんよそんなもの」
KP:「まぁくれぐれも気をつけてな?」
ルスト:しかし……お医者さん喋りませんね。
レニ:ロールプレイ苦手だからなぁ。
ジャック:まぁ村人として既に知ってるってこともあるし。
ルスト:寡黙なキャラなんだよな? きっと。
レニ:「ま、森の方には元々用事がありましたし、探しておきますよ。人の痕跡などを探すのは、まぁ得意ですし」
KP:「おぉ、よろしくお願いします」
ルスト:「魔女の館、かぁ」(邪な笑みを浮かべる)。しかし何でこの医者は引っ張られてるの?
レニ:俺らは屈強だからだろ?
KP:お医者さんは、もしも娘に怪我があったらという場合に。
レニ:「お医者さんも森に入るのは怖いでしょうから、もし娘さんに怪我があったらあなたの所にすぐ運びますよ」……こういう風に言うよなぁ、このキャラ。
ジャック:「面倒くさいから行きたくなかったんですけどね。まぁ行くか、金が降りるんだし」
KP:結局金目当てか。
レニ:「しかしこの村唯一の医者が村を離れるのはどうかと思いますが」
KP:「まぁ、その辺りは心配ない。祈祷師も居るしなぁ」
ルスト:(身を乗り出して)「祈祷師! そういうのもあるのか! ちょっと詳しくお話をお聞かせ願えませんか?」
KP:「だが今は娘が心配だ。そうだな、報酬に加えて村の詳しい逸話などを話してあげましょう」
ルスト:「おおぉ……。引き受けますむしろお金要りません」
レニ:お前も金要らないのか(笑)。
ジャック:私は金しか要らない。
レニ:まぁ俺らは旅人で、そういうのを聞くのも楽しみみたいな物だからねぇ。
ルスト:「私は趣味でオカルトをかじってましてね」お医者さんはあれだよね、村長が無理言って連れてきてるから仕方ないよね。
レニ:じゃあ、出発しますか。
ルスト:時刻は今何時くらい?
KP:大体昼。13時くらいかな。あ、あと村長が拳銃を貸し出してくれるって言ってるけど。
レニ:拳銃? 貸してくれるなら借りとくよ。
KP:じゃあ人数分どうぞ。
ルスト:拳銃は私苦手だからなぁ。私はいいです。
ジャック:借りておきます。
ルスト:そうだな、あとは火点ける物が欲しいなぁ。
KP:ライターとか? とりあえずみんな所持品整理しておこうか。
レニ=クライン所持品
応急手当キット・マッチ・懐中電灯×2・時計・コンパス・ロープ・デザートイーグル・借りた拳銃・■■■■■■■■■
ルスト=スカーレット所持品
フルート・ショットガン(特別製)・予備弾薬・ライター
ジャック=ブラック所持品
救急箱・借りた拳銃
レニ:俺山登りにきてるからな、これくらいあるだろう。
ルスト:こっちショットガンとフルート位しか無いんだけど。
ジャック:危ないなこいつ。
レニ:あ、貸してもらえる拳銃ってどんなの?
KP:普通の拳銃。ダメージは1d8かな。ラウンド3回撃てる。
レニ:じゃあそんな感じで。まぁ最悪自前の銃も使うしなんとかなる。鍛えた肉体も充分武器になるし。
ルスト:じゃあ行きますか。
ジャック:長かったな。
ルスト:このTRPGはそんなもんさ。
レニ:情報無しで突っ込んだら死ぬからねぇ。どんだけマッチョだろうと頭が良かろうと。
KP:うん、クトゥルフTRPGは情報戦だからな。
レニ:じゃあ続行だ。
ルスト:うん。「探しに行くのはいいけど、森かぁ」
レニ:「そのまま行くか? それともさっき聞いた祈祷師のとこ行って……祈祷師なら占いとか出来るんじゃないのか?」
KP:占いねぇ。
ルスト:「行ってみるのも良いかもしれないな。しかし、祈祷師か」
レニ:「忙しくて会えないなら別に良いんだけど」
ルスト:「でも、森がさ……。今13時だろ」
レニ:「なるほど、明るい内に探した方が良いか。見つからなかったら祈祷師さんに聞いてみるとするか」
ルスト:じゃあ行きます。森は暗いのか?
KP:薄暗いけど肉眼で見える範囲ではある。明かりとかは無くてもいい。
レニ:一応懐中電灯のようなグッズはあるけど、使わなくていいな。
ルスト:これ雑な地図を使って魔女の家を避けることは可能?
KP:可能です。
ジャック:行かなきゃ始まらないような気がするなぁ。
レニ:(俺むしろ魔女の屋敷行きたいんだけど)
KP:さぁどうでしょうね。
レニ:ところで森入ってしばらくすると村は見えなくなる感じ?
KP:見えなくなるね。
レニ:そうか。うん。とはいえ森の中なぁ。目星でもやってみるか?
KP:良いでしょう。許可します。
ルスト:初ダイスロール。そうだな、大雑把に森の様子を見る感じかな。
ジャック:じゃあ僕もそれで。
判定:目星
レニ=クライン:75 → 80 失敗
ルスト=スカーレット:80 → 67 成功
ジャック=ブラック:25 → 46 失敗
レニ:うーん、ちょっと足りなかった。
KP:えーと、じゃあルスト成功ね。一時間ほど探索したんだけど、特にめぼしいものは見つからなかった。
ルスト:何もないのか。うーん。まぁ一時間だからな。広い森なんだろ?
KP:広いね。下手したら村より広い。
ルスト:それじゃなぁ。
レニ:じゃあ、慣れてるかは知らないが俺人捜しは得意だろ。人が通った形跡などを目星で調べてみたい。
KP:許可します。これで二時間。
ルスト:じゃあ私も言われたようにしてやってみる。
判定:目星
レニ=クライン:75 → 100 ファンブル
ルスト=スカーレット:80 → 54 成功
ジャック=ブラック:25 → 58 失敗
レニ:ファンブル……凄くない? 100って。
ルスト:どんまい。
KP:で、人の通った形跡か。えっと、まず探し始めてすぐに、人の形跡じゃ無いんだけど目印になりそうな切り株を見つけます。この切り株を中心にして調べたら効率よく探せるでしょう。
ルスト:なるほど、それはありがたい。
KP:更に、人の形跡として女の子の足跡を見つけます。
ルスト:お、追跡をします!
KP:しかしファンブルが出ているので、レニはその足跡を若干かき消してしまいました。追跡の判定に-10のペナルティです。
レニ:追跡素はいくらだっけ……あ、10しかない自動失敗か。
ルスト:うーん、きついなぁ。どれ。
判定:追跡
ルスト=スカーレット:40 → 22 成功
KP:お、成功しやがった! じゃあ成功したルストはアイデアロールをしてください。+20の補正付きで。
ルスト:アイデア? それほぼ成功だよ。
判定:アイデア
ルスト=スカーレット:95 → 27 成功
KP:えっと、足跡の方角からして魔女の屋敷に向かっています。途中から薄くはなっているんですが方角的には向かっていると思われる。
ルスト:もうこれ行くしかない気もするけど……。
KP:ちなみに今15時くらいね。
ルスト:魔女の屋敷を目測できる距離まで近づこう。
レニ:じゃあ俺らも行くわな。
KP:許可します。目視出来る範囲についたよ。
レニ:じゃあ魔女の屋敷に目星かな?
ルスト:いや、まずは屋敷の周辺捜索だ。あれだけ村長に言われたからな、なるべく近づかない。
レニ:俺はむしろ近づきたいんだって。
ジャック:何か隠してるかこいつ。まぁ目星しよう。
KP:まずは周辺ね。目星どうぞ。
判定:目星
レニ=クライン:75 → 96 ファンブル
ルスト=スカーレット:80 → 45 成功
ジャック=ブラック:25 → 52 失敗
ルスト:またファンブルか、お前はなんなんだ(笑)。
レニ:このダイス腐ってやがる。俺ドジキャラになってるやん。
ルスト:というかまだ私しか判定成功してないんではないでしょうか? まぁ、周辺だけだけど何か分かったりするのかな?
KP:そうだねぇ。周辺に女の子のものと思われる髪飾りが落ちている。
レニ:落ちてる?
KP:しかしレニが蹴飛ばしてしまって拾えなかった。
ルスト:拾えなかったぁ?
ジャック:「何やってんだお前!」
レニ:もうやだ(笑)。
ルスト:まぁ仕方ない。それ以外には何も無いんだな。足跡は屋敷に続いてる感じ?
KP:んー、どうだろう。ちなみに屋敷には最近誰かが入ったような跡がある。
ルスト:……村人は近づかない屋敷なんだよな?
KP:村人は近づかないね。
ルスト:ここ最近この村に私達以外の誰かが来たっていうのは分かったりする? 私旅人だし知っててもおかしくない気がするけど。
KP:うーん、宿屋の主人に聞けば分かるとは思うけど。それなりに歴史ある村なので物好きな人がたまにくるってことぐらいは分かるかな。
ルスト:まぁ自分が既に物好きだし。
レニ:俺はこの魔女の屋敷を見たいってくらいの物好きだしな。というか中に入ろうぜ? まだ明るいから一時間くらい探索してさ。てか、声を掛けたら誰か出てくるんじゃないの?
ジャック:……魔女の屋敷の外観を観察したい。
KP:外観は二階建てで大きめの屋根がついている。結構立派なお屋敷。
ジャック:ただしボロボロ?
KP:おんぼろだね。中入ったら軋みそうな。
ルスト:「じゃあ行くのか?」
レニ:「俺は入ることに躊躇いは無いが」
ルスト:「そうだねぇ……」窓ってある?
KP:あるね。
ルスト:カーテンはかかってる?
KP:かかってるね。
ルスト:ちっ。
レニ:窓から入れる?
ルスト:普通に扉から入ろうぜ……。正面から回ろう。罠があるって訳でもあるまいし。
レニ:まぁ事件が起きたという訳でもないしな。
ルスト:じゃあ正面で……呼び鈴でもあるの?
KP:無いね。
ルスト:じゃあノックする。ドン、ドン。
KP:それとほぼ同じ位のタイミングで、あなた達の後方から女の子の悲鳴が聞こえます。
ルスト:後ろ!? 屋敷じゃなくて?
レニ:全速力で声の聞こえた方に移動する。
KP:走ったらすぐに行ける距離でしょう。すると金髪ショートカットの女の子が長身痩躯の黒人に腕を掴まれ、引きずられるようにして連れて行かれそうになっている。
ルスト:その女の子は写真の子で良いんだな?
KP:はい。透き通るような白い肌とぱっちりした青い目。写真で見たミシェルに間違いなさそうです。
レニ:自前の“デザートイーグル”を抜いて警告します。上に向けて一発バン、と。
KP:威嚇射撃ね。すると気付いた黒人はアフリカ訛りの入った英語で「コイツジャアクノケシン。コロセ、コロセ」と女の子を指さします。
ルスト:「……なぁるほど。邪悪の化身。邪悪の化身」(薄ら笑いを浮かべる)こちらとしては黒人を即ぶっ殺したい衝動に駆られます。
レニ:KP、女の子をじっと“見つめます”。
ルスト:何?
KP:良いでしょう、じゃあ別室で。
(しばらくKPと汚いKが部屋から離れる)
レニ:これはちょっと、俺はどうすればいいか悩み中だわ。
ルスト:取りあえずお前の変化は?
レニ:今のところは、無い。銃を向けたまま硬直。
KP:女の子は助けて欲しそうにあなた達を見つめています。
ジャック:これは……どうしようかな。黒人を“見つめます”。
ルスト:はぁ!? お前もか!?
(電車マニアがKPから一枚の紙を受け取る)
ジャック:はぁー……!? うわぁ、ちょっと待って、ちょっと待って! ちょっと待って!?
KP:はい、SANチェックです。
レニ:黒人でSANチェック!?
判定:正気度
ジャック=ブラック:60 → 98 失敗
KP:失敗だな。2d10の正気度喪失です。
ルスト:はぁ!?
レニ:2d10!?
ルスト:何したのこいつ……。
正気度喪失ロール
ジャック=ブラック:2d10 → 7
現在正気度
ジャック=ブラック:60 → 53
KP:はい、アイデアロールお願いします。
ルスト:まじかよ……。
判定:アイデア
ジャック=ブラウン:75 → 11 成功
KP:はい、一時的発狂です。自前の発狂シートを使います。更にアイデア成功しているので情報をあげましょう。(KPがジャックに紙を渡す)
ジャック:うわぁ……。
ルスト:精神分析って誰が持ってるっけ?
ジャック:私だけ。自己精神分析はできないからね……。
レニ:ちょっと待って、KP。女の子はさっきの通りで良いんだよな?
KP:良いよ。
レニ:(頭を抱える)
ルスト:なんかみんな秘密が増えていく。
KP:では、発狂内容を発表。……これが来たか。ではジャックさん。フィクション作品から一人選んでください。
ジャック:分かった、そいつになりきっちゃうんだ。
KP:その通り。
ジャック:じゃあブラックジャックにしよう。
ルスト:何それお前治療しようとすんの?
KP:では、あなたはそのキャラクターの影響を強く受け、それになりきって行動してしまいます。そのキャラクターがこの場面ではこう行動すると思った場合にはその行動をしてもらいます。
ルスト:現状は無いだろうけど、もしレニが銃撃ったら相手を治療しに行くよねこれ。
ジャック:そうだね。金は請求するだろうけどね。
ルスト:この黒人は身なり的に金持ちじゃないだろう?
KP:まぁ、あんまりそういう感じはしないね。
ルスト:あっ、じゃあ無償で治療しに行くんじゃないか。
ジャック:どうだっけ。でもこの状況結構きついよね。手元の資料もあるんだよね私には。
KP:でも発狂してるから正常な判断は付かないよ。
ルスト:で、レニはどうすんの? 銃向けた状態だけど。
レニ:……撃つよ、銃を。とりあえず確認して良い? 俺が女の子を見つめるのとジャックが黒人を見つめるのは同時で良いんだよな?
KP:うん、同時。
レニ:で、俺は何かを思ったとして、ジャックは突然発狂……発狂したって分かるの? それによって俺の行動変わるぞ。
KP:ブラックジャックだからなぁ。まぁ、最初に叫んだ、くらいかな。行動に表れないから分からないね。
レニ:現状良く分からんのか。……かなりカオスなことになるぞこれ。
ルスト:どうすんの? 私は何も分からないよ。
レニ:……行動指針は決まった。KPからもらった情報的にこれしかない。
KP:では、どうぞ。DEX順で行動してください。
レニ:俺は14。俺からかな。
ルスト:こちらも14だけどおろおろしてる。
レニ:じゃあ、最初に威嚇射撃で撃ったデザートイーグルを……少女の方に向けて発砲します。
ルスト:はぁ!?
KP:おっ。
ルスト:DEX対抗ロールで止めてもいいかい?
KP:同値なんで、そうだな。ルストさんどうぞ。
判定:DEX対抗
ルスト=スカーレット:50 → 03 クリティカル
ルスト:トリガーを引こうとする直前で押し倒す!
レニ:トリガーは引かれて弾丸は明後日の方向に飛んでいく。
ルスト:「おい、何やってんだお前!」
レニ:「うるさい、黙れ!」……と言っておくしかない! というかこっちがなまじ速いばかりに相手の行動が読めないのは痛い。
ジャック:発狂中です。「全て金だよ!」
KP:じゃあ、その展開になるなら……黒人は「トニカクコロセ!」と言い、女の子の手を振り解き森の方へ逃げていきます。
レニ:黒人は逃げた?
ルスト:黒人を……あー、黒人を追いかけるとこいつが少女殺しそうだしなぁ。少女とこいつの間に入る。
レニ:なら、黒人の方に走っていくかな。
KP:ちなみに黒人のDEXは18です。
ルスト:はやっ!?
レニ:対抗ロールで30以下か。追いつけねぇよ。
ルスト:まぁ黒人だから速いと考えるか。この場合は。
レニ:取りあえず速い、ということは分かるか。
KP:まぁね。
ルスト:少女を保護したいんだが。
KP:許可しましょう。
レニ:間に入られたのなら仕方ない。デザートイーグルをしまおう。黒人にも追いつけそうにないし。
その3に続く。
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