クトゥルフTRPGリプレイ-森の洋館- その3

クトゥルフの呼び声 TRPG

※これ以前の内容を読んでない方は、先にそちらを読むことをお勧めします。

ルスト:「大丈夫かい? 平気かい?」
KP:「ありがとう」少女は言います。
ルスト:「良かった良かった。ところで何で魔女の屋敷の近くに?」
KP:「魔女の屋敷? 行ってないよ」と少女は言っています。
ルスト:「……行ってないのか?」
KP:「行ってない」
ルスト:「うん、まぁ……そうか。単純に迷ってたのかな」
KP:ではここで皆さん信用を振ってくれ。
ジャック:信用? あ、発狂中だ。ブラックジャック状態。
ルスト:キャラになりきるんだったら正直治療か金取るかくらいしかできなくね?
KP:まぁ今回は振って良いよ。

判定:信用
レニ=クライン:15 → 31 失敗
ルスト=スカーレット:70 → 30 成功
ジャック=ブラック:40 → 27 成功

KP:では信用成功者がいるので、信頼して色々話してくれますね。ルストは服の裾を掴まれます。
ルスト:はい。
KP:「森に木の実を取りにきたんだけど、魔女に帰れなくなる呪いをかけられたの」
ルスト:「……魔女? 呪いを? ほう」
KP:「魔女に呪いを解いてもらわないと、私帰れない。お願い、助けて!」
ルスト:「魔女は居るの? 本当に?」
KP:少なくとも少女はそう信じていますね。
ルスト:「ほう。それは興味深い」
レニ:(俺は今衝動的に少女に銃を向けたくなるからそっちに行けない)
ジャック:(大体少女が何者かが分かってきた気がする)
ルスト:とりあえずじゃあ、「魔女、帰れない……」
レニ:あ、その前にルスト相手に説得やって良い? 当面の間少女に危害を加える意志は無い、と。てか、さっきの銃は男の方に向けて撃ったと誤魔化したい。
ルスト:それはロール無しで良いでしょ。「仕方ないね、気が動転してたから」
KP:うん、自動成功で良いよ。
ルスト:「しかし、呪いを掛けられた、か。興味深いなぁ」こちらオカルト70あるのでそういうのはわりと信じます。
レニ:(少女が言ったことが本当なら、確かに受け取った情報に当てはまりはするな……)
ルスト:「魔女は魔女の屋敷にいるのかな?」
KP:「多分、そうだと思う」
レニ:KP、質問。
KP:何でしょう?
レニ:こっから村へは徒歩で何時間くらいかかる?
KP:そうだね、徒歩で大体一時間も歩けば帰れるかな。
レニ:ふむ、時間は?
KP:今16時過ぎたくらいだね。
ルスト:「そろそろ日が……帰りたいね」
レニ:真っ当に行くならば、少女を連れて村に帰るべきなんだよね。
ルスト:そりゃそうだ。向かうべきだろう。
ジャック:ただ、帰れないとされている。
レニ:俺の立場的には、少女を連れて村に帰ろうとすると思う。
ルスト:うん、まぁ普通そうだね。
ジャック:俺は一人で帰ろうとすると思う。
レニ:あんまりしてるとお前を“見つめる”ぞ?
ルスト:見つめるって何だよお前ら! 何、精神暗示でも掛けてるの?
KP:謎のコマンド、“見つめる”。
レニ:さて、選択肢は魔女の屋敷に入るか、村へ向かうか。俺は「村に向かうべきだ」と先に言っておく。
ルスト:「個人的には呪いがすごく気になるんだが」
レニ:「呪いが“一人じゃ帰れない”のか、俺らと一緒に行けば帰れるのか、だよな」
ジャック:「報酬少ないし帰ろうぜー」
ルスト:「充分多いだろうに」
レニ:「というかまず全体として、呪いを信じるかどうかだよな」
ルスト:「信じる! る!」
KP:ちなみに、女の子の持ち物に地図やコンパスは無い。
レニ:そんなのが無いから帰れなくて、架空の魔女を作り出した、と俺は判断したい。
ルスト:なるほど。じゃあ帰りますか。
KP:帰る? 帰ろうとすると、一時間歩いても森は終わる気配を見せない。コンパスや地図を頼りに歩いているので、方角も確かに合っているはずなのに。
ルスト:切り株の場所には行ける?
KP:行ける。
ルスト:じゃあその位置が分かっているのに帰れないのか。
レニ:一応木々に目印をつけて移動はできる?
KP:では、真っ直ぐ歩いているはずなのに、その印をつけた場所まで戻ってしまう。地図やコンパス、目印を頼りに4人で真っ直ぐ歩いているのに、まるでループしているかのように同じ場所に来てしまった。このような不思議な現象に出くわしてしまったあなた方はSANチェックです。

判定:SAN
レニ=クレイン:60 → 50 成功
ルスト=スカーレット:42 → 83 失敗
ジャック=ブラック:53 → 61 失敗

KP:成功は0、失敗は1d2の正気度喪失です。

正気度喪失ロール
ルスト=スカーレット:1d2 → 2
ジャック=ブラック:1d2 → 1
現在正気度
ルスト=スカーレット:42 → 40
ジャック=ブラック:53 → 52

ジャック:「うあぁ……」
ルスト:「ふむ、面白い」これでこっちは呪いを確実に信じるな。
レニ:「これはどうしたらいいんだ」(正直誰かに相談したい。成功の筈だからアレは正しい情報なんだよな……つまり)
ジャック:なんか、こいつ何者なんだってのはある。
ルスト:少女?
ジャック:お前。
ルスト:私!?
ジャック:でも特に怪しい行動はしてないからなぁ。
ルスト:ちょっとオカルト好きの、ただの旅人さんですよ。
レニ:「これは魔女の屋敷に向かうしかないか」
ルスト:「行きますか? 正直こんなもうすぐ暗くなる時間に行くのはちょっと……」
レニ:予備の懐中電灯を……どっちに渡すかな。
ルスト:私はライターあるよ。
レニ:医者の方に渡すか。一応きちんと光るか確認してから渡す。
ルスト:さすがにここで幸運ロールは無いな?
KP:無いな。別に振っても良いんだが?
レニ:これ位で幸運ロール入れられたら困るわ。まぁ、この後突然点かなくなったりとかはありそうだけど。
ルスト:じゃあ……魔女の屋敷には普通に行けるかね?
KP:それは普通に行けます。辺りはそろそろ薄暗くなってきています。
レニ:歩きながら少女に一個だけ確認したい。「魔女には何処で会った?」
KP:「森の中で会ったよ」
レニ:「屋敷に居たわけではない、か」
ルスト:「森に居たのか。出歩いたりするのね。んー……へぇ。魔女はどんな人だったの?」
KP:「魔女は霧のような姿をしていて……」
ジャック:「ん? 霧?」
KP:「ぼやっとしてて、目と鼻と口があって、語り掛けるように呪いをかけたの」
ルスト:「ふむ。ちょっと詳しく良いかな?」こちらちょっと、心躍ってます。
ジャック:「新聞記者かよ」
レニ:(次黒人に会った時だな、これは。次は手加減できるように村長から借りた弱い銃を撃とう)オッケー。まぁ森のどこにいるか分からない魔女を探すなら、屋敷に行くわな。
ルスト:じゃあ屋敷に向かおう。屋敷は特に変わった様子は無いか? 明かりとか。
KP:無いね。
ルスト:無いのか。まぁまだ夕方だからなぁ、明かり点けるには若干早いか?
レニ:さて、屋敷だな。
ルスト:ノックしても大丈夫かい?
KP:良いでしょう。
ルスト:トン、トン。
KP:特に返事はありません。
ルスト:開くかどうか調べる。
KP:普通に開きます。
ルスト:開くんだ。開いたのか。ふむ、なるほど。
レニ:開かなかったらドア蹴破る予定だったけどな。
ルスト:中は暗いんだよな?
KP:そうだね、薄暗い。
ルスト:電気点けるのは……スイッチとかあるんかな。
レニ:電気来てないだろ多分。
KP:スイッチのようなものはあるが、試してみても電気は点かない。
ルスト:もう途切れてるか。
レニ:じゃあ懐中電灯を点けるかな。
KP:明るくなったね。玄関の様子は、無駄にだだっ広い。
ルスト:「うちの実家みたいだなぁ」
レニ:(この金持ちボウズが良く分からんのだよな)
KP:玄関には靴箱が並んでおり、それは棚として使われているようで、空き缶や瓶、割れたビーカーや試験管が入れられている。
ルスト:「試験管? 良く分かりませんねぇ。私化学には疎いもので」
KP:まぁあるのはそれ位だね。で、前方と右側の二方向に扉がある。ちなみにここは屋敷の左側だね。
レニ:じゃあ別れるか。三人っていうメンバーは痛いな。2:1で分ける訳にもいかんし。
ルスト:少女も入れれば2:2で分けれるぞ。
レニ:俺少女とは絶対一緒になりたくない。
ルスト:……まぁこっちが信用されてるし、私が一緒にいけば良いと思う。
レニ:この医者とも別の意味で一緒になってはいけない。
ルスト:何故?
レニ:それは言えない。
ジャック:私もいけない。
ルスト:何かお互い変な事してたからなぁ。お医者さんは見つめたあと叫ぶし、あなたは見つめたあと少女に銃向けたような気がしたから。何だこいつら。
レニ:(PL発言はそろそろやめとこ。不用意に情報を与えかねないな)
ルスト:じゃあちょっと大声出してみよう。「誰かいませんかー!」
KP:んっとね、皆さん聞き耳振ってください。

判定:聞き耳
レニ=クライン:25 → 58 失敗
ルスト=スカーレット:60 → 23 成功
ジャック=ブラック:25 → 83 失敗

KP:ルストよく成功するなぁ。その成功だと、特に目立った音は聞こえないが、若干上の方から軋むような音がしたのに気付くね。
ルスト:二階か。しかし軋むような音だと……ネズミでもいるのかなー。まぁ返事が無いということは人は居ないのかな。
レニ:あー……二方向に分かれているんだよね?
KP:そうだね。
ルスト:別にメンバー別れる必要なくね?
レニ:俺としては一人で行動したい。
ルスト:はぁ? 今ちょっと信用が揺らいだ気がしたよ。お前何を言ってるんだ。とりあえず心配するよ、「お前大丈夫なの? 一人で」
レニ:大丈夫だよ。戦闘系技能そこそこあるし、隠れるもあるから。二部屋に分かれてるんだし、玄関は広さ的には六分の一くらいだから、まぁ途中で合流できると思うし。それにすぐに駆けつけられる距離だろ?
ルスト:仕方ない、じゃあ信用しよう。「良いでしょう、分かりました。だけど無理はしないでくださいよ? 何かあったらすぐ来てくださいよ?」
ジャック:残りの三人はどうしますか。
ルスト:一緒で良いでしょう。お医者様が居た方がミシェルちゃんも安心するだろうし。同じ村の人だし。
ジャック:怪しげな医者だし信用されてなさそうだけど。(※信用ロールではブラックジャック状態でした)
レニ:じゃあ俺は右側へ行く。
KP:一人だけ右? そうだな、じゃあ上の部屋から処理していこう。上の部屋は行き止まりになっている。懐中電灯は持ってるんだよね?
ルスト:医者が持ってる。私はライターだけ。
KP:それなら、庭の手入れ道具や古い家具、バーベキューセットなどが置いてある。
ルスト:「倉庫か。何かめぼしいものは無いかなぁ。使えそうな物とかない?
KP:じゃあ目星振ってくれ。10分くらい経過する。

判定:目星
ルスト=スカーレット:80 → 35 成功
ジャック=ブラック:25 → 71 失敗

KP:はい。ここは数十年間誰も使っていないということが分かる。
ルスト:あー、じゃあもうボロボロだなぁ。まぁ昔は普通に人が住んでたんだな。
ジャック:そうみたいですね。
ルスト:で、途中で人が居なくなって、こんないわく付きの屋敷になったんだろうな。ただミシェルの言動を信じるなら魔女が居るんだよ。
ジャック:ただの納戸だったし、戻ろうか。
ルスト:まぁ何も無かったしな。
KP:じゃあ次右の部屋の処理をしよう。
レニ:俺は自前の拳銃を構えながら移動するよ。
KP:扉を開けると、廊下だね。上下に伸びていて右下の方に扉がある。上の端には階段がある。そして廊下は土まみれで汚れている。
レニ:土まみれ? 土足文化だからか。階段は……上?
KP:昇り階段だね。
レニ:さっきの上からの軋む音は、俺にも情報共有されてる?
ルスト:してる。「上から何か音がしたけど、まぁネズミとかだろう」みたいな感じで。
レニ:俺は扉の方に移動したい。扉を開けて奥の部屋へ行きたい。
KP:開けると、少し広い部屋にでる。向かいの奥の方には扉が見える。木の机や椅子が並んでおり、じめじめしていて少しカビが生えている。電話が置いてあるが、繋がっている気配はない。
レニ:まぁそれはそうだよな。、目星でもするか?
KP:許可します、どうぞ。

判定:目星
レニ=クライン:75 → 98 ファンブル

レニ:またか!?
ルスト:お前気が動転し過ぎなんじゃないの?
KP:じゃあ、少し疲れたので休憩しようとして椅子に座ったら、椅子がぶっ壊れます。ダメージは無しで良いよ。でもちょっとの間動けないでしょう。
レニ:「痛ってえええぇ……」音するだろそれ。
KP:じゃあ、ルストとジャックは目星が終わったところで、一階のどこかから木でできた何かが壊れる音を聞きます。
ルスト:ミシェルを連れて駆けつけます。「大丈夫か!?」
レニ:「椅子が壊れたんだ」
ルスト:「バカじゃねーの!?」
ジャック:「アホかお前は!」
KP:駆けつけた二人は改めて目星を振ることができます。

判定:目星
ルスト=スカーレット:80 → 27 成功
ジャック=ブラック:25 → 87 失敗

KP:そうだね……若干雨漏りしていることが分かる。
ルスト:だからこの部屋カビ臭いのか。
KP:そして外は雨が降り始めているね。
ルスト:げ。傘とか持ってきて無いしなぁ。
KP:ちなみに雨漏りはこの部屋は酷くない。たまにポツ……ポツって感じ。
ルスト:ここ一階だよね? 二階相当やばいことになってるんじゃ。
KP:まぁやばいっちゃやばいな。
ジャック:窓は閉まってる?
KP:窓は閉まってる。
ルスト:……そうか。二階の窓がもしかしたら開いてるのかもしれない。それで降り込んでるのかも。
レニ:それじゃ、次の部屋に行くか、二階に上がるかだな。
ルスト:一階探索してて良いんじゃないか? 二階は雨漏り……うーん、まぁいいか。そうだ、折角合流したんだし一緒に行きますかね。
レニ:むう。
ルスト:じゃあ扉をあけまーす。
KP:次の部屋は少し縦に広くて、上の方にパーテーションが立てられている。向こう側は若干見えるね。この部屋は四角い大きなテーブルを取り囲むようにたくさんの椅子が置いてある。真新しいテーブルクロスが掛かっており、比較的最近に誰かが使ったことが分かる。
ルスト:新しいテーブルクロス?
KP:机はボロボロだが、テーブルクロスは新しい。
ルスト:「ふーん。他の場所は埃被ってたりカビてたりするのにな」
KP:このテーブルクロスだけ不自然に新しい。で、奥は台所です。コンロの上には鍋が置いてあるね。
ルスト:火は点いてないよな?
KP:火は点いてない。
レニ:「鍋……か」
ジャック:目星振るか。食堂みたいな方を調べる。
レニ:俺は台所の方で探したい。
ルスト:私は部屋自体じゃなくて、台所の細々した棚とかを調べるかな。

判定:目星
レニ=クライン:75 → 74 成功
ルスト=スカーレット:80 → 51 成功
ジャック=ブラック:25 → 12 成功

レニ:ぎりっぎりだな!
KP:じゃあまず食卓の方から行こうか。部屋の右端の方に水溜りが見つかります。この部屋は酷く雨漏りをしているようだ。
ジャック:酷いのか。他には無いの?
KP:他には無いね。では台所の方。鍋開けたりしてるよね?
レニ:鍋は特に見たいよ?
KP:鍋には飴色のオニオンスープが入っている。
レニ:新しいの?
KP:すっかり冷えこんでいる。
レニ:違う、腐ってたりはしないの?
KP:臭い的には若干臭い。
レニ:スープが腐るってことは、一週間、二週間?
ルスト:でも、新しすぎじゃないか?
レニ:汁気は飛んでるの?
KP:若干減ってるね。
ルスト:蓋は閉じてた?
KP:閉じてた。
ルスト:ふむ。やっぱ誰か来てるんだよなぁ、つまりは。
KP:次戸棚。戸棚にはステンレス製の包丁やまな板が立てかけてあって、使った形跡はあるが洗われておらず、汚くなっている。
ルスト:使った形跡……古いの? それともやっぱ一週間とか?
KP:一週間そこらだね。玉ねぎや人参の滓が付いていて、乾いてカラカラになっている。
ルスト:オニオンスープの内容かな。
KP:他の情報としては、ここには水道もガスもきていない。
レニ:まぁ火を起こすのはバーナー持ち込むなりなんなりで幾らでもできるだろ。
ルスト:わざわざここにバーナー持ち込んで料理して、しかも残した?
ジャック:訳が分からん。しかもご丁寧にテーブルクロスまで用意して。
ルスト:そうなんだよな。そこが一番おかしい。不思議だなぁ。
ジャック:とりあえずここは切り上げて二階に向かいます?
ルスト:ちょっとミシェルに聞いてみたい。「こういうのがあったことは知ってる? ここに人が来てたとか」
KP:首を横に振ります。
ルスト:「うん、やっぱり知らないよね。仕方ないよね。じゃあ二階行きますかね、何も無いし」
KP:あ、そうそう。台所の奥に扉がある。
ルスト:お、行く行く。ノックしよう、コンコン。
KP:返事は無いね。
ルスト:開くなら開けます。
レニ:開かないならデザートイーグルで吹き飛ばす。
KP:開きます。これで一階は全部見ることになるね。この部屋は食糧庫になっており、野菜が転がっている。
ジャック:野菜の状態とかは?
KP:結構古めな感じだね。
ルスト:どの位古いんだ? 年単位だと土化してると思うけど。
KP:そうだなぁ……野菜類は腐りかけてはいるが割と最近のものかな? 二、三週間位。
レニ:この屋敷を使ってるやつが居る、か。こうなると近付くなって言ってた村長は逆に怪しいんだよね。
ルスト:でも村人も皆近づかないんだろ? うーん。お医者さん、この村の人でしょ? 近づくなって言われてたの?
ジャック:そうだな。こんな場所に近づくと面倒なことが起こると言われてたからな。厄介な事には首を突っ込まない主義なんでね。
KP:他には、巨大なハムが吊るされている。
ルスト:食べれそうなものじゃないよな?
KP:ハムはまぁ……割といけそうな感じかな?
ルスト:そっか。つまりはこれも年単位の物じゃないんだよな。
KP:そうだね。
レニ:……KP。ジャックを“見つめて”も良いですか?
ルスト:ジャックを!?
KP:ジャックを“見つめる”。良いでしょう。カモン。

(KPと汚いKが部屋を離れる。数分して戻ってくる)

レニ:……はぁ、良かったー。これで当分悩まずにロールプレイできる。
ルスト:何があった?
レニ:KPの懇切丁寧な説明により私は迷いが断ち切れました。
KP:その情報が正しいかどうかは分からないからね?
レニ:正しいかどうかはともかく、そういう風に俺は思ったんだろ?
KP:そうだね。
レニ:だったら俺はそれを正しいと信じて行動するだけ。それが間違ってたら大人しくバッドエンドを迎えるわ。
ルスト:じゃあ、「ここは野菜しかないみたいだ。ハムは食えそうだけど。ちょっと持って行って良いか?」
ジャック:「おい、お腹壊すぞ」
ルスト:「大丈夫ですって」
ジャック:「それであたっても治療しないからな」
ルスト:「大丈夫大丈夫。ちょっと持っていこう非常食だ」
レニ:「良いが、俺は食わないぞ」
ジャック:「戻ってくれば良いだろ、持っていく必要もない」
ルスト:「あれだ、こっちがフルート吹いている間に食べれば、その音色でおいしく食べれるさ」
レニ:「ねぇよ」
ルスト:というわけで一つ持ってく。包丁使ってすぱっと。
KP:許可します。
ルスト:「念願のハムを手に入れたぞ。ライターもあるし炙って食べたらおいしいかもしれないよ」
KP:あ、もう一個情報あった。もし火事になったらこの部屋が一番燃えそうだ。
ルスト:まぁ、そうだよね。
KP:屋敷の真ん中辺りだしね。
レニ:なるほど、それは良い情報だ。
KP:良い情報なのか?
レニ:大事な情報だ。つまり火の手が起きたらこの部屋には近づくなってことだろ?
ルスト:まぁこんなに野菜があるし、危ないよな。まぁ野菜以外に何もないし、目星してないけど。
レニ:あ、KP。ここに■■■■■■■■■をこそっと隠して置いていい?
ルスト:は?
レニ:ここは隠すロールかな。

判定:隠す
レニ=クライン:45 → 19 成功

KP:うん、じゃあ上手く隠せたということで。
ジャック:じゃあ目星を。野菜以外になにか無いかを見るということで。
KP:許可しましょう。ただし、レニが隠す前ということで。

判定:目星
ジャック=ブラック:25 → 11 成功

KP:なら、懐中電灯が落ちている。
ルスト:おっ、点く?
KP:光は弱いが点くね。
ジャック:とりあえず回収して予備として使う。
ルスト:「くれ。くれ」
ジャック:「ライターがあるだろ! そもそもこれは電池が弱すぎて当てにならない」
ルスト:「じゃあくれよぅ」
ジャック:しょうがない。渡しておくか。どっちを渡せば?
ルスト:とりあえず懐中電灯が欲しいんだ。
ジャック:じゃあ拾った方を渡す。
ルスト:「やったぁ! 懐中電灯だー」
KP:……じゃあ一階は探索終わったね。地図どうぞ。

一階

その4に続く。

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