「おやー、何だか東洋テイストなお屋敷が……」
「りんご、りんごー」
「縁側の先に祭壇が見えますが……家主はいらっしゃるのでしょうか？」
「探してみようかー」
「！？ マニ様にクミロミ樣が！？」
「え、えぇ！？」
「あぅ、ぷれっしゃー……」
「しかし何故この2柱……？ クミ様とエヘ様とかなら納得なんだが」
「と、取り敢えず祭壇触らせてもらう！ 信仰だー！！」
「さて今回は……うん。《ポンコツのマニ》樣です」
「マニ樣！ ……マニ樣？ マニ様だよねー？」
「何か違うような……いえ、マニ樣ですよね？ そうですよね？」
「量産型ってあるけどー」
「量産型マニ樣！ なるほど、ザクみたいなものだね！」
「ザクとは違うのだよ……色々と」
「ボーナスはー、罠解体・大工・錬金術・料理―」
「家庭的です……一家に一台の時代が？ 特殊能力の爆発は気になりますが」
「きっと自爆できるんだね☆ よーし信仰しちゃうよ～」
マニ『さてはマニのカリスマに惹かれたマニね？』
「マニィ！！」
「マニ樣、語尾にマニって付けるんですね……知りませんでした」
「ロボット、ロボットだからー」
「にしても残念じゃないか……」
「さて今回はどのように捧げ物を集めましょう？ マニ樣ならば銃器でしょうか？」
「銃器もだけど、ガラクタでいいみたいー」
「んむ。野外に落ちてる折れた刃とかクズ石とかだね」
「それはとっても楽だね！ サクッと集めちゃうよ～♪」
マニ『今日の簡単レシピマニ、豚肉に塩コショウをかけて下ごしらえするマニ、次に熱したフライパンに油、ニンニクを入れて炒めるマニ。ニンニクの匂いが香ばしくなったら豚肉を入れて焼き、ある程度焼けたら料理酒と玉ねぎを入れて炒めるマニ。玉ねぎがきつね色になったら鶏がらや味の素を入れるマニ、焼肉のタレを代わりにかけるのもいいマニよ。これをご飯にのせたら豚丼の完成マニ。スタミナがつくマニ』
「……じゅるり」
「あうぅ、お腹すいたよぅ……」
「レシピを教えてくれるなんて、機械の神なのにマニ様は家庭的なんですね……！」
「だから量産……なんでキミ達はアレをマニ様と認識してるの？」
「所で……豚ってなーに？ オーク？」
「玉ねぎ？ ニンニク？ 味の素ー？」
「しまった、イルヴァに存在してるのかその辺……？」
「お腹すいたから料理覚えたよ！ つーくるぞー！！」
「うみゅー」
「幼い少女が犠牲に……これが、日常……」
「本当可哀想なグウェンちゃん……」
「そして失敗するー」
「てへっ☆」
「料理レベル1ですからね……練習していきましょう」
マニ『受け取るがいいマニ』
「受け取るマニー！」
「*がしゃーん* *がしゃーん*」
マニ『これをやるマニ』
「……ロボットみたいですね？」
「量産型ロボットが送られてきたのかな？」
「ロボット……！ わくわく、電源入れてみるマニ！」
「供え物を寄越すマニ！」
「……！！ 供え物ってことは……」
「まさか、このお方が……マニ様！！」
「まって、まってー」
「認識が……弄られている……？」
「何だか知らないが、褒めるが良いマニ。我は自動で3getするすごいマニだからマニ」
「自動で3get……凄すぎるマニ！」
「3getとは何でしょう……神々の間の隠語かなにかでしょう可……」
「多分掲示板の……いや何でも無いです」
「マニ樣の実力見たいマニー」
「マニィ！ 仕方ないマニ、特別に見せてやろうマニ！」
「マニッ！ この銃捌きは真似できないマニっ！」
「近付いて散弾銃……そして音属性の格闘ですか。流石はマニ様です」
「しかもブーストも使えちゃう！ すごーい！！」
「やどかり倒してほめられるのずるい……わたしも倒せるのに……」
「よしよし、ミュウちゃん拗ねない拗ねない」
「嫉妬は見苦しいマニ。それはそうと、更に私の奥義を見せるマニ！」
「グレネードマニ！！」
「範囲攻撃……！ 何という強さマニぃ……！！」
「ボール系のスキルを取得している神様……やはりマニ様が一番でしょうか……」
「むすー、むすー」
「何これシュールなんだが……っと、何か変な音が？」
「マニィ！？」
「わわ、死なないでー」
「自爆したー！？」
「だ、大丈夫ですかマニ様！？」
「マ、マニマニ……無事だマニ。しかしそこの定命、見事なレイハンドだったマニ。褒めて遣わすマニ」
「マニマニ……えへー」
「何だこの……何このカリスマ？」
「おー、宝物ももらえたよ！」
「これは、ナットでしょうか。少々古いようですが」
「鑑定してみたら？」
「かーんていー」
★《磨り減ったナット》 [-50, 50]
種別：指輪 素材：鉛 重量：1.0ｓ
電撃耐性弱化 [+*]
「……ぱっと見弱いマニ？」
「何をいうマニ！ 磨り減っていても大事なパーツマニ！」
「マニ樣のパーツ！！ これはかなり貴重なアーティファクトなのでは……？」
「んー、何か使えそうー？」
「あんまり弄っちゃダメ……あ」
「ぎゃー！？」
「ら、ライナちゃーん！？」
「あぅ、マニ様に使ってレイハンドが使えないー」
「大切に使わないからそうなるマニ！ 気をつけるマニ！！」
「あ、ハイ……使うと自爆効果なんですね。実用性は……無いな」
マニ『大切にするマニ』
「ライナ様が死んじゃったから、代わりに捧げたよー」
「えぇと、ありましたよ。復活の書です！」
「ふっか～つ☆ やったねマニ様！ 信者が蘇ったよ！」
「止めるマニ。さてアーティファクトは有用だといいねぇ」
「再び、我が有用な部品をくれてやるマニ」
「思い切りガラクタ呼ばわりされてるー」
「……いえ、仮にもマニ様から賜る神器です。きっと特別な力が」
「鑑定してみよう！ 何か分かるかも！！」
「わ、分かるかなぁ……？」
★《マニの部品》 (2d32-20) (-10)
種別：投擲武器 素材：鉛 重量：2.0ｓ
グレネード発動 [*****]
自爆発動 [***]
「自爆ぅ！？ あ、でも2d32はつよーい！！」
「よく見ろ騙されるな、-20がついてるんだぞ」
「爆発するネジ……う、うぅん、マニ様の神器ですのに微妙な気も……」
「洗脳が解け始めたー」
「爆発は芸術マニ」
「なるほどぉ……なるほど？」
「あ、降臨はないので今回はここまでです」
「さっすがマニ様って感じ……感じ？」
「マーニマニマニ！！ 今後も頼ると良いマニ！！」
「えぇ、是非頼らせていただきます……？」
「イルヴァ7柱を冠してるとやっぱりカリスマ凄い……のか？ ま、まぁ取り敢えずミュウちゃん、ダイスロールをー」
「はーい。えっとねー、428だよー」
「428はー、《金色のオパ子》樣！！ え、オパ子樣！？」
「恐らく黄金の騎士さんですよね？ 神の下僕が、まさか神に……！？」
「まぁ人気だからなぁ……信仰が生まれてもおかしくない」
「黄金の騎士さんか～、私のおばさんも黄金の騎士だから親近感！ 楽しみだね！！」
「んむー。それじゃ今回はこんなものでー」
「えぇ、またお会いしましょう、それでは～」
↓DLは以下のリンクよりどうぞ（カスゴwikiへ飛びます）
《ポンコツのマニ》
今日の出来損ないちゃん
「もぐもぐー」
「もぐもぐっ」
「もぐもぐです」
「マニ様を食べたら……私も神性を獲得できる？」
「マ、マニィ！？」
「機械の神の神性ですか……新しい神と聞いてますが、間違いなく私より上ですから相当ではないでしょうか？」
「ミュウちゃんが神性……！ マニ様ごめんなさいっ、ミュウちゃんに力を！！」
「量産型ロボット食べたところでなぁ……」
「げふー。おいしくない」
「おかしい……マニ様食べたのに神性上がってない……！」
「なにか、何か間違っているんでしょうか……？」
「いや何かもなにも最初から全部間違ってるよ」
「んー、あ！ お饅頭もあった！ ヘイミュウちゃーん！」
「がぶー」
スキル成長：錬金術+1
「こっちはおいしいー」
「錬金術……+1しか上がらなかったですが、成長率は低いんでしょうか？」
「実は錬金術と釣りなんですよね。成長率はまぁ低めだね」
「ミュウちゃん釣りは覚えてないもんねー。いずれ覚えられるといいね！」
「つりするー。お魚むしゃー」
本日のメリリース樣
「確かにー、何か違うような……」
「ようなー？」
「いや、だから最初から量産型だって……」
「さっすがメリリース樣！！」
「手先が器用ー」
「貰ったのってナットとネジだよね？ 分解する余地無いよね？ 私がおかしいの？？」
「……はっ」
「……よく考えたらアレマニ様じゃないじゃん！？」
「うぅ、騙されました……」
「……ソウダネー」
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