クトゥルフリプレイ~Rhapsody in Yellow~ 5日目

クトゥルフの呼び声 TRPG

※これ以前の内容を読んでいない方は、先にそちらを読むことをお勧めします。

10月29日 金曜日 12時15分

KP:では次の日。29日の金曜日だね。

総司:週末やね。華金やね。
:鳴上さん表現古いよ。
:それで、時間は?
KP:放課後から始めようと思うけど、それより前に行動する人いる?
:やることは……あるか?
:学生だと動き辛いんだよねー。授業あるし。昼休み位にちょっとは動けるかな?
:動こうにもなぁ。まだ登場してないNPCすらいるし。
総司:というか、久藤の所が未だに良く分からねェ。
:……そうだねー、昼休みに蓮太郎に会っても良い?
KP:良いよー。
:三年生だっけ。なら三年生の教室に「たのもー!!」って。
KP:何しに来たんだって感じで、睨まれますね。まぁあんなことしたんだし。
:まぁね。「何か進展あったー!?」って大声で言うよ。
KP:「……何もねぇよ」
:「……あぁ、そう。じゃあね」(一同爆笑)
KP:全く何なんだあいつは、って言いたそうな顔してますね。
:それでね、「何もねぇよ」って言ってる様子を目星ってできる?

KP:本来心理学何だが……まぁ良いよ。非公開ロールにしとこうか。

判定:目星

服部蘭:50 → ??

 

KP:その様子からは、何も無かったという状況が覗えますね。外出していたのは知っているようだけど、それだけって感じ。
:なるほど、「じゃあね!」と言って教室出よう。じゃあ……別に何もないか。
:無いっすねー。
:あとは、もう一回屋上へ。
:屋上?
KP:良いですよ。
:うっし、何かあるー?
KP:そうですね……昼休みだよね? 屋上で美谷が本を読んでます。
:お! えーと、扉開けると流石に気付かれるかなぁ、屋上。開けるけど。
KP:気付きませんね。
:お、ならこっそり様子を窺おうかな。本は黄色いの?
KP:……黄色いね。
:なら普通に声掛けよう。「ぶっちょー!!」
KP:声を掛けても顔を上げる様子がありません。
:……え? 「まーたその本読んでるんですかぁ?」みたいに言って近付くよ?
KP:なら近付いた所で美谷は君に気付く。そして、「なっ!? お前!? この本は俺の物だ!」と。
:「え? いや私それ要らないですけど」
KP:「来るなっ!!」……と、言ったところで部長の姿が薄っすらと薄れ始め、煙のように消えてしまいます。
:……あ、流石に止められない。本ごと消えた?
KP:本ごと。
:…………あ、え? これってもしかして、私SANチェックいるの?
総司:当たり前じゃないか(ゲス顔)。
:だよねー。間近だもんねー(泣)。

KP:成功で1、失敗で1d6のSANチェックです。

判定:正気度

服部蘭:59 → 15 成功

 

現在正気度

服部蘭:59 → 58

 

KP:減らないなぁ。
:……取り敢えず、メール全員に送ります。「やばい、部長消えた」
総司:部長の霊圧が……消えた?
KP:メールによるSANチェックはありません。他にやる事ある人いないなら放課後に移りますよ。

10月29日 金曜日 16時35分

KP:放課後ですね。皆オカ研に集まってる感じかな。
:「部長消えた。屋上で本読んでたけど、『来るな!』とか言って、もやっとして消えた」
:「どうせ彼女にでも会いに行ったんじゃないですかー?」(一同爆笑)
:「劇的な会い方ですね!?」
ルチアーノ:「消え方は良く分からないけど、確かに昼以降の授業には来てなかった」
:あ、彼女スルーされたか。
総司:そうだ、部長の持ってた第一部は俺が持ってるってことで良いの? 写本してるし。
KP:そうだね、まだ鳴上が持ってる。
:「あれ? 部長本持ってましたよ?」
総司:「ということは、部長の持ってたのは第二部ということですか」
:「アー、そういえば昨日、彼女さんと会ってる時に何か渡されてましたよー?」
:「彼女さんて誰ー?」
:「あの人の妹ッスよ、妹」
総司:「風宮綺衣か……」
:「でも昨日綺衣さんのとこ行ったけど、特に変わりなかったですよ?」
総司:「いや大分おかしかったろ」
:「うーん……まぁ、本を渡してきたのは多分そいつッスよ。昨日仲良さそうにしてましたもん」
ルチアーノ:「ならまず妹さんに会いに行きましょうよ」誰が行きます?
総司:探偵以外の誰か。探偵は家の半径100m以内に近付くな。
:そんなに!?
:まぁまぁ。取り敢えず綺衣さんは本渡してたから黒として……親父? アレどうするかだよ。
:承太郎だっけか。
総司:ラノベの件誰も知らんだろ。
:……あーそっかー、私しか知らない! どうするんこれ!?
総司:誰も読んでないし、本は渡しちゃったよな確か。
:私が五十嵐さんに渡したー。
:というか、五十嵐生きてんの?
:あ、五十嵐さん確認してない。
KP:五十嵐さんについて調べる?
:「私、五十嵐さんの家行きます。仲良くなったし心配!」
総司:「その間に俺とルチアーノで風宮さん家に行こう。カレーはどうする?」
:カレーって私か? 私どうしようかなー……。
:「一緒行きましょう!」
:私が五十嵐さん家?
総司:大丈夫、カレー最強だから。
:まぁ何があってもカレーで押し通せば……分かった。行くよ私好い加減。
:決まりだね! ならどっちから行きましょう。

KP:それなら五十嵐さんの家からだね。

10月29日 金曜日 16時58分

KP:蘭さんと加納さんは五十嵐さんの家に着くね。警察がいます。
:あー……。
:消えてるね、これは。
KP:行方不明ですね。
:「消えてますよ、加納さん」
:「消えてますねぇ。どうします? 何があったか聞き耳立ててみましょうかね」というわけで聞き耳したいよ?

KP:どうぞ。

判定:聞き耳

加納・ウィル・正:70 → 62 成功

 

:さてどうでしょ? いつ頃消えたとか分からないかな?
KP:割とつい最近のようですね。昨日かその辺り。
:私が遊びに行った時は一昨日だしその辺だよねー……あ! 五十嵐さんの家に本があったのって私伝えてないっけ?
:聞いてないぞ。
総司:五十嵐家の情報は誰にも言ってないだろ、ってか忘れてたなお前。
:すっかり忘れてました。今加納さんに伝える。
:「へぇー、皆本持ってるんスね」で、どうしようか。分かる情報でこれ以上何かある?
:……無いよね?
KP:無いね。
:KPのお墨付きだ。
:ならこっちの場面終わって良いかな?
:だねー。

10月29日 金曜日 17時25分

KP:さて、風宮家行きましょうか。
:本命ですよ、頑張って。
:これでボス戦に入られたらまぁ……頑張って! としか言いようがないね。
総司:で、蓮太郎と話せば良いの?
KP:そうだね、蓮太郎に会おうか。風宮家の玄関口で会う形かな。
総司:蓮太郎とはコミュニケーションできるからね。えっと、「オカ研の部長が消えたので話を聞きに来ました」
:直球(笑)。
KP:「なん……だと……!?」動揺してますね。
:そりゃそうだろ(笑)。
総司:言い直します。「オカ研の部長が昼休み以降いなくなったという話を聞いたんですが」
ルチアーノ:「オカ研の部員曰く、昨夜綺衣さんと会ってたらしいんです、部長」と聞いてみる。
KP:「綺衣が……? まさか。綺衣に限ってそんなことは……」とぶつぶつ言ってます。
総司:「あぁ、別に綺衣さんが何かしたとかそうは言ってません。ただ昨夜会ってたらしいんで、何か心当たりがあればと」
:……あれこそが探偵だよなぁ(一同笑)。
総司:「昨日部長と俺等は普通に話していたので、何かあったとすれば昨夜から朝にかけてだと思うんですよ。なので数少ない手掛かりを集めているんです。俺等も部長が消えたことにはショックを受けているので、少しでも情報が手に入れば」
:いや、全然受けてないだろこの人(笑)。
KP:相変わらずRP上手いなぁ(笑)。
総司:これが俗にいうリアル言いくるめですよ。言いくるめとか説得とか振る必要が無いんだよ、RPによっては。
ルチアーノ:なるほどなぁ。
KP:「……ついてきてくれ」と蓮太郎は二階へと案内してくれますね。
総司:で、移動中にさらりと「そういえばこの家って、外観からすると一階の間取りが何かおかしくないですか?」
:さらりと言う内容じゃないよ(笑)。
KP:蓮太郎は、「ふむ……そこに気付いてしまうのか」と。
:気付いてしまうのか、だと!?
総司:「やはり、何かあるのですか?」
KP:「……これはな、親父の書斎があるんだが、その後ろにでかい書庫があるんだよ」
総司:「なるほど、書庫ですか」
KP:「それがだな、一階からは直接行けない回りくどい構造になってるんだよ」
総司:「一階から直接行けないということは、二階から行くんですか?」
KP:「そう。二階から行ける。梯子があって、そこから降りて行けるんだ」
ルチアーノ:「面白い間取りですね」
KP:「結構昔からあるらしいんだがな、この家」
:個性的なんだなぁ。この家って石造りなんだっけか?
KP:そうだね、石造りです。
総司:さて、他に何も無ければ綺衣さんにお話を聞こうかな?
ルチアーノ:まず部屋の前に行く感じですよね? 聞き耳を立てます。

KP:はい、どうぞ。

判定:聞き耳

ルチアーノ・クラーク:75 → 51 成功

 

KP:今日は静かですね。
総司:ならノックしてみよう。
KP:「……誰」という感じで返事があります。
総司:「あぁ、鳴上ですけど。ちょっとお話良いですか?」
KP:「どうしたの? 今日は」
総司:お、今日は機嫌が良いな。
:探偵が居ないからね(一同爆笑)。
総司:うーん、いきなり直球で良いかなぁ。よし、「今日の昼休みからうちの……オカ研の美谷暁彦さんが行方不明になっちゃったんですよ。それで、昨夜あなたと美谷さんが会ってるのをうちの部員が見たようでして。何か美谷さんに変わったことはありましたか?」
KP:「わ、私、彼とはあ、会ってないし。べ、別に怪しい物とか、渡してないから」
ルチアーノ:心理学使う必要ありますか?
総司:いや、いい。「おや? 私は会ったとしか言っていないのに。物を渡したとは一体何のことですか?」
:流石です、汚いKさん。
KP:「わ、悪いけど今日は帰ってくれる? わ、私、気分が、あんまり……」
鷹音:やばいな、これは。
:覚醒する……!?
総司:これほぼ黒何だけど、どうしようかね。
ルチアーノ:何を言えば良いのか、ここから。
:ここで私が登場して、扉を物理で破る(真顔)。
総司:止めて下さい。……うーん、俺ラノベの情報持ってないんだよなぁ。
:そもそもこの情報どうやって活かしたいのかが分からない。あ、KP。例の名簿からさ、風宮さんのお父さんが承太郎だって分かってるってことで良いの?
KP:良いよ。そもそも承太郎なんてそんな居ないしね。
総司:だけどその情報俺は聞いてないからなぁ。
:そもそもラノベの内容見てないから何なのかも分からないしなぁ。
総司:……書庫に潜入?
KP:可能ですよ。
ルチアーノ:蓮太郎に聞いてみます。「書庫に入ることはできますか?」
KP:「案内しよう」といって連れて行ってくれます。ルチアーノだけで良いの?
総司:俺は綺衣さんの所にいるよ。……しっかし、この後日常会話ってのも変だしなぁ。うん、当たり障りの無い事を言ってリアクションをそこそこ見ていこうか。それで心理学を。
ルチアーノ:心理学なら俺の方が高い、65ある。
:ただお前は知らない人でしょ?
総司:そうなんだよな。キーパーソン多分俺になってるからなぁ。
KP:そうだなぁ、ルチアーノの心理学数値で、鳴上が判定しても良いよ。

総司:マジで? なら65でお願いします。

判定:心理学

鳴上総司:65 → ??

 

KP:……あっ。
:あっ、ておい(笑)。
KP:まぁ……でも、うん。そうだね。動揺してるって事は分かるね。
:誰が見ても分かるんじゃないですかそれ(笑)。
総司:あー、うん。取り敢えずは分かった。まぁ良いよ、裏は取れたという事で。あとは書庫調べてきて。
:裏は取れたってか、それが何に繋がってるのかが全然分からんのだがな。
ルチアーノ:まぁ書庫調べるよ。普通に入れる?
KP:蓮太郎が案内してくれて、入れます。
ルチアーノ:まず目星を使わずに、普通に辺りを見渡します。
KP:良いよ。書庫の中には雑多な本が置いてありますね。宇宙に関する科学の本、オカルト関連、雑誌やハードカバー等もあり、小説はミステリー、ホラー、恋愛物。それにホラー映画やSFのビデオやDVDなどが見つかるね。
:そういう系統かー。
:作家だからかな?
鷹音:まぁ作家って大体変人だからね。
総司:やっぱ俺も書庫来ても良い?

KP:良いよ、なら時間が経ってるということで。先に探偵組の方進めておきましょう。

10月29日 金曜日 17時10分

:で、私等? どうしようか。
:私さ、V字でまだ行ってないとこあるんだけど。まぁ大方予想は……。
:消えてるよね。多分警察がいるでしょうねぇ。一応行ってみる? それか、花苗先生。この先生役に立つと思う?
:どうだろ……あんまり思わない。
:何の為にいるんだろうねぇ……というか、この久藤ってのも誰よ?(配布資料を見ながら)
:うーん……。
KP:(実はもう出てきてるんだよねぇ)
:仕方ない! 取り敢えずV字の残り行ってみる! 取り敢えず私だけで。
KP:行く? まぁ、案の定。
:うぐぐ。
:やっぱりかー。私アレ、学校に戻って花苗先生に「何かヤバい事なってるアルヨ? 先生何か知らなイ?」って聞くよ。
KP:残念ながら花苗先生はいませんね。
:え? いないのか……。
KP:それで、他の先生が「咲多先生か? 今日は月曜じゃないが、風宮さんの家に行ったみたいだよ」と。
:月曜じゃ無いって何だ。
:ほら、確か毎週月曜に訪問に行ってるって。てか、風宮組。花苗先生来た?
総司:来てないな。今向かってる所じゃないか?
KP:加納さんは今から追いかけても良いんだよ?
:えー、その前に近くにいる先生に「何か知りませんカ?」って聞くよ一応。
鷹音:「話は聞かせてもらったよ」って出てくる。
KP:え(笑)。
:えっと……(笑)。あぁ、一応先生間の情報は伝わってる……のかな?
鷹音:アレでしょ? 部長が失踪したとかでクッソめんどい事になってるんでしょ?
総司:そうか、部長が失踪したから動かざるを得なくなったんだ(一同爆笑)。
:「先生ヤバいアルヨ。色んな生徒消えてるっぽいアルヨ」というわけで“近くにいる先生”、何か教えてよ。どういう状況か! この先生に!(一同笑)
KP:「何か、不登校になってた生徒が続々行方不明になってるらしいぞ。どうにも事件の臭いがするから、警察に捜査を頼んでる所だ」と答えます。
:まぁその情報は知ってるけどさー。
KP:ただ、CoCの警察は……。
:無能ですね。
鷹音:警察には任せておけないかもな。
:「さて、どうします? 花苗先生の所向かいます?」
鷹音:「うーん、そうだねぇ。取り敢えずヤバいって事は何となく分かってるが。アレだ、明日部室に関係者全員集めといてくれないか?」
:「分かりました」……って、明日?
鷹音:だって今全員出てるでしょ。
:明日って土曜日だよ?
鷹音:明日土曜? だりぃ、学校行くのやだな(一同笑)。
KP:部長失踪してんねんで!?
鷹音:「仕方がない。やっぱ明日はみんな僕の家に来るように言っといて」
:家!? ま、まぁ知ってるって事で良いのかな……。あ、自分ナビゲート80ありますんで案内できますよ。
総司:まぁ、明日があるかは知らないけどね。
鷹音:明日が無かったらそれはそれで。今日は今から動くの面倒臭い。
KP:ならそちらは良い? えっと、花苗先生の足取りはゆっくりなので加納は今からでも追いつけるけど。
:え、どうしよう。
:探偵だけに任せますか?
:合流します(笑)。ってか、私はインド人だぜ? まともな会話できねぇよ。
:大丈夫! 探偵よりはまともな会話できるから(一同笑)。
鷹音:あー、一応僕も行こうかな。合流で良いね?
KP:オッケーです。
:「あ、先生久し振りー」
鷹音:「何だか面倒臭い事になってるらしいね」
:「そうなんです。どんどん失踪してて、警察がいっぱい集まってるー」
:はい、ここで花苗さんカモーン。
KP:では、君達が合流した付近にあるバス停のベンチに座っていた女性が、立ち上がります。やつれた顔をして、ピンクのリボンをした猿のぬいぐるみを持った女性。花苗先生です。
:「あっ、花苗先生だ! おーい」
KP:その呼びかけをスルーして、どこかへ行こうとしますね。まるで声が聞こえていないかのように。
:え、スルー?
鷹音:スルーして、どっちへ行ったって?
KP:風宮家の方角だね。
鷹音:なるほど。
:じゃあ先生の後ろからこう……「だーれだ?」
:触るなよおい! 今触るな!
KP:なら、ハッとした様子で「だ、誰!?」みたいな感じに。それで、「……あぁ、あなたね」と。
:……どうします、私等。
鷹音:意識は戻ったんだね? 「どうしたんですか? 手短にお願いします」(一同笑)
KP:「……私のクラスの子がね、不登校なのよね。今事件が多いから、心配になって出てきたの」
「なるほどー。私も心配なんですよー、あの……滝! 滝さん!」
KP:「あぁ、蓮太郎君ね」
:「そうそれ! 蓮太郎!」
KP:「なら一緒に行きましょうか」と言いますね。
:「行きましょう」
:……どうするんだ、これ。
KP:ふむ。君達が辿り着く間、書庫組やろうか。

10月29日 金曜日 18時30分

KP:さて、目星とかやりたいことをどうぞ。

総司:探索して良いのね? 図書館が高いからそれで行きます。

判定:図書館

鳴上総司:60 → 34 成功

 

ルチアーノ:俺は目星やります。

判定:目星

ルチアーノ・クラーク:75 → 90 失敗

 

KP:なら、先ほどルチアーノが得ていた情報に加えて……案の定、黄色い装丁の本がありますね。
:あ、あるんだ。
総司:それは俺の手元のもとの同じもの?
KP:同じものです。ちなみに二冊ありますが両方とも第一部です。
総司:え、複数? ここで量産してる?
ルチアーノ:蓮太郎に、この黄色い本について知っているか聞いてみます。
KP:「あぁ、この本は……この本は……!?」ということでSANチェック入ります。

総司:お前も怯えるのか。

判定:正気度

風宮蓮太郎(NPC):60 → 87 失敗

 

正気度喪失ロール
風宮蓮太郎(NPC):1d3 → 2
現在正気度

風宮蓮太郎(NPC):60 → 58

 

KP:「こ、これは、親父に絶対読むなと言われていた本だ」
総司:「読んじゃった上に写本までしてるんですが」(一同爆笑)。
KP:「何て事をしてくれたんだ!?」
総司:「え、ちょっと待って読んだのがいけないんですか!? というか、アレです。うちのオカ研部員の証言によれば、あなたの妹さんがこれをうちの部長に渡してたようです」
KP:「な、なんだってー!?」
:超動揺してますね。
鷹音:迫真のロールプレイ。
総司:「あと、あの探偵モドキの証言が真実だと仮定すれば、ここ最近の行方不明者はみんなこの本を持っていたらしいです」
KP:「うぅん……これはちょっと、厄介な事になったな」
ルチアーノ:親父さんに会わせてもらえるかを聞いてみます。
KP:「それが、親父は二年前に行方不明になったんだ」
:はぁ? えっと、どうしよう。マジか。
総司:「もしかして、親父さんは綺衣ちゃんと仲が良かったとかはないですか?」
KP:「そうだな……俺は親父には良い印象持ってなかったんだが、綺衣はやたらと懐いてたな。親父も結構べったりだった」
総司:これは……うん。「この本、借りて行っても良いですか? というか、俺既に一冊持ってるんですが」
ルチアーノ:「一冊も二冊も一緒ですよ」
KP:「うぅん……まぁ、お前等なら悪用はしないだろう。捜査に使うと割り切って……仕方ないな」
:悪用って、こいつ使い方知ってんじゃねぇか?(一同爆笑)
鷹音:語るるに落ちたな。
総司:「ちょっと待ってください、悪用とはどういう事です? 悪用できるんですかこの本?」
KP:「俺は良く知らないが……多分、何か今回の事件のようなことが起こせるんじゃないかと」
ルチアーノ:心理学使いますか?
総司:いやぁ。KP、アレでしょ。これってKP視点のセリフを言わせてしまったんでしょ?
KP:補足させてもらうと、蓮太郎は特に何も知らないね。ただ、この本が何かしら力を持ってて、それを悪用して事件が起きてるんじゃないかと考えているようだね。
総司:そうなると、蓮太郎から見ても綺衣さん真っ黒だよね。綺衣さんの部屋の鍵って、家族なら開けれる?
KP:うーん、蓮太郎が「鍵束がどっかにあった筈だけど……確か親父の書斎かな?」
総司:書斎か。調べりゃ良いの?

KP:目星どうぞ。

判定:目星
ルチアーノ・クラーク:75 → 36 成功

鳴上総司:50 → 15 成功

 

KP:ふむ、二人成功。それなら……鍵は見つかります。それともう一つ、怪しげな段ボール箱がありますね。
総司:怪しげな段ボール箱?
ルチアーノ:開けれますか?
KP:開けれます。中には件のラノベが入っています。著者は風宮承太郎で、在庫余りなのか大量に。
総司:お。
:でも知らないよね?
:あぁ、この二人は知らんか。
KP:ジャンルは日常系ドタバタコメディだね。
総司:親父がそんなの書いてるとかイタタタターだわ……。一冊取ってさらっと流し読みしてみるよ。

KP:なら、大体このような内容だと分かります。

「日常系ドタバタコメディのライトノベル。第1部・第2部からなる戯曲があり、第2部を読んでしまった者が発狂してしまい、悪魔を呼ぼうとする。それを知った友人たちが奮闘してその人物の狂行を止め、正気に戻そうとするハートフルストーリー」

 

:ねぇそれどこが日常系ドタバタコメディ?(一同爆笑)
ルチアーノ:えっと、本を一冊持っていきます。
総司:俺も持っとくわ。一人一冊で。それで、こんな事してる間に奴らが?
KP:そうだね。
:ピーンポーン♪ 「たのもー!」……あっ、駄目だ。私が口を出すと開けて貰えない。
鷹音:君何っていったかな。少し黙っててもらえるかな。部員の名前すら憶えてないわ。
KP:まぁ、花苗先生が対応するんで大丈夫だよ。「咲多です。綺衣ちゃんに会いに来ました」と言って、鳴さんが入れてくれます。
:たたた探偵はどうしよう!?
鷹音:「静かにさせておきますので」
KP:まぁ先生が二人もいるし大丈夫だろう、と入れてくれますよ。
:バッテン印を付けたマスクをつけておきまーす。
:お、おぅ。
総司:で、先に来てた俺等と合流かな。で、かくかくしかじかまるまるさんかくっと。
:「あー、その本私見たことあるアルヨ」
:「ん! ん!」(声が出せない)
KP:そんな事を喋っていますとですね……綺衣の部屋から悲鳴が聞こえます。
総司:走って行って鍵を開けて入ります! 鍵は持ってる!
:私も入る! マスクも外すー!
KP:鍵を開けて中に入りますね? そこには、綺衣が背中を向けて立っています。そしてその見つめる先には、烏のような頭を持った巨大な蝙蝠のような、蟲のような身体をした、そんな何かがいます。
総司:部屋の、中?
KP:中。
:これヤバくないですか?
:ヤバいね。私は入れない。
総司:取り敢えず、現時点で駆け付けたのは俺と探偵の二人だ。そして多分性格的にお兄ちゃんも来てる筈。
KP:うん、遅れて来るね。あと花苗先生も。
:そうだね、私はお母さんに台所借りてカレー作ってるよ(一同爆笑)。
総司:いや、正しい(笑)。カレーがあれば神話生物を倒せる(笑)。
:綺衣ちゃんを慰めるための、良いカレーを作ってるんだよ私。
ルチアーノ:俺はお母さんと一緒に待機ですね。

KP:了解。なら……SANチェックです。

判定:正気度
鳴上総司:57 →46 成功

服部蘭:58 →45 成功

 

KP:成功で1、失敗で1d6のSAN値減少です。

総司:1か、助かった。

現在正気度
鳴上総司:57 → 56

服部蘭:58 → 57

 

KP:ついでにクトゥルフ神話技能で判定をどうぞ。持ってない人は1で。

判定:クトゥルフ神話
鳴上総司:06 → 25 失敗

服部蘭:01 → 04 失敗

 

:うわー、4でも駄目だ。
総司:俺が4だったら良かったんだけどな。
:「あ……あ……あれは、何?」

KP:さて、蓮太郎と先生も判定します。

判定:正気度
風宮蓮太郎(NPC):58 → 04 成功

咲多花苗(NPC):77 → 80 失敗

 

正気度喪失ロール
咲多花苗(NPC):1d6 → 5 一時的狂気
現在正気度
風宮蓮太郎(NPC):58 → 57

咲多花苗(NPC):77 → 72

 

KP:……あ。
:あ、っておい。
KP:蓮太郎は「うっ……」と口元を押さえますが、意識ははっきりしていそうです。花苗先生は、その場に倒れます。
鷹音:使えないな先生。
:あんたが言うなし(笑)。
総司:で、どうする? 戦闘?

KP:戦闘ですね。

総司:DEX順だな。おい探偵いくつ?
:12。
総司:一緒か。化け物より速く動けるかな。
KP:化け物のDEXは11です。
総司:俺等の方が速いぜ!
:てか、妹はどうなってんのこれ?
KP:その場に硬直してますね。
総司:俺はやる事決まってる。綺衣さんを掴んで部屋の外に引っ張る。
KP:良いでしょう。抵抗もしないので自動成功で。
:なら私は……よく分かんないから殴る。
:こいつ死ぬんじゃ?

:殴りまーす!

判定:武道(空手)
服部蘭:60 → 38 成功
判定:こぶし

服部蘭:70 → 15 成功

 

KP:回避しますね。

判定:回避

???:22 → 30 失敗

 

:怖いので殴る!

ダメージロール

服部蘭:2d3 + 1d4 → 7

 

KP:え、7点!? ……うーん。化け物は怖気づいて、ガラスを割って窓の外に逃げていきますね。
:……勝った!

総司:こぶし一発で。

総司:綺衣さんはどんな感じ?
KP:気を失ってますね。
総司:ふむ。蓮太郎は? ビビってるだけ?
KP:ビビッて動けない感じだね。
総司:今の内に家探ししようかね。
ルチアーノ:なら、ガラス割れた音を聞きつけて駆け付けます。
総司:駆け付けてくれたんなら、STR幾ら?
ルチアーノ:10ですね。
総司:あ、なら任せた。俺STR 6だからもう無理。支えられん。
ルチアーノ:え、でもあいつもう逃げたんじゃ。
総司:俺もう支えとくの無理なんだよね。非力だからさ。
:「私が持っとくよ」っつって首根っこ掴んで持ち上げるー。
KP:「それは止めろ」と言って蓮太郎が抱えますね。
:「なら私先生を引っ張ってくから。バイバーイ」

総司:じゃあ俺等で部屋を調べるか。

判定:目星
ルチアーノ・クラーク:75 → 80 失敗

鳴上総司:50 → 41 成功

 

KP:ふむ。少し部屋の様子を説明します。女の子らしい部屋で、壁紙はレモン色。ほんのり甘い香りがする。ただ色々と散らかっていますね。窓も割れてるし。
:うん、それは良いや。
KP:そしてこの部屋にもやはり、黄色い装丁の本がありますね。
総司:一冊?
KP:二冊。
総司:同じ本?
KP:一冊は既に見たことある本。もう一冊は見たことが無いね。少し古ぼけた感じの分厚い本。
総司:……原書か、それとも第二部かな。
KP:それを見た蓮太郎が真っ先に取り上げて、「これは俺が預かるから。お前等触るなよ」と言います。
:お? 蓮太郎も怪しくなってきた。
ルチアーノ:それに対して言いくるめ……。
:無理だろうねー。この手合い相手じゃ。
総司:言いくるめよりも説得だろ、こりゃ。
鷹音:俺説得95あるわ。
一同:!?
総司:せんせーい!! お願いしまーす!!
KP:おぉ!? ま、まぁ良いよ。

鷹音:どーれどれ。

判定:説得

和田鷹音:95 → 31 成功

 

KP:えと、どういう感じで説得します?
鷹音:「君、その本は危ないんだろう? 私に貸してみなさい」
KP:「……俺の家系には行方不明者が多い。多分これが関わってると思うんだ。だから、俺が調査したい」
:お前は何を知っとんねん(笑)。
KP:「これから勉強するんだ……!」と。
総司:「そのような危ない物は、猶更オカ研の顧問である和田先生に預けるべきではないでしょうか?」
鷹音:「私に渡して欲しいんですが、駄目かな?」
KP:うーん……。
総司:というか、あれだ。「お母さんが、君がいなくなると悲しみますよ。先生に任せた方が良いんじゃないかな?」
鷹音:「君が行方不明になったら皆困る。僕は行方不明になっても問題ないからね」
:おぉ!? 言い切った!
:先生、人生諦めてるよ(笑)。
鷹音:「君さ、夢とかないのかな? 将来やりたいこととか。僕にはもう無いんだよ。だから、僕に任せてはくれないか?」
KP:何か……ヤバい。すごい説得力に満ち溢れた雰囲気だ(笑)。
ルチアーノ:「進捗情報は伝えるから」と適当に合わせます。
KP:「……先生! よろしくお願いします! くれぐれも無茶しないでください」と言って本を渡します。
鷹音:「うん、分かったよ」と言って受け取ろうか。で、良いかな?
:ここぞという時にビシッとやってくれる!
総司:さて、ここは危ないんで下のリビングにみんな集まろうか。
:で、どうすんのこれ。警察呼ぶ?
:警察? 呼んでどうする。
総司:化物がいて窓ガラスを割って逃げましたって言うの?
:まぁ無理だよねー。
:お母さんの反応はどうなの?
総司:化物がいましたって伝えるの?
:伝えて大丈夫? 特にこいつ(Eさんの方を見ながら)。
:私なー……。
総司:伝えるしかなかろう。SANチェックの覚悟はよろしいか?
:いいや、私に情報を寄越せ。私はSANチェックする覚悟を決めたんだ。
ルチアーノ:俺も聞く感じですかね。
:化物がいるって話を聞いたら、どれぐらい減るのかな?
総司:伝聞だし少な目?

KP:そうだね。成功で喪失無し、失敗で1d3ってところかな。

判定:正気度
ルチアーノ・クラーク:64 → 18 成功
加納・ウィル・正:25 → 02 成功

和田鷹音:70 → 85 失敗

 

正気度ロール
和田鷹音:1d3 → 1
現在正気度

和田鷹音:70 → 69

 

:おぉ! 私成功したで。
鷹音:きっつ、これきっつ! 死ぬかもしんねぇ(一同笑)。
:うん、何も危なくないよね。
KP:しかし加納は本当良かった。命に係わるからなぁ。
:「これがカレーの力ヨ。インド神舐めちゃあかんヨ」
総司:さて、取り敢えずお母さんに話を聞こう。
:うん。「あの、お母さん。何か変な事起きてるんですけどどうなんですか?」
KP:「……そ、そうですね」
:お母さん意外と冷静だな。
鷹音:化物って言われても普通信じないからな。
KP:「もしかしたら、夫がいなくなったのと関係があるのかもしれないですね……」
:あぁ、お母さんは知らないのかな。
KP:あまり詳しい事は知らないね。
総司:ならやっぱ綺衣さんかー。「ところでカレーできた?」
:「できたヨ。食べるー?」
:「食べるー!」
ルチアーノ:「カレー食べながら妹さんが目を覚ますのを待ちますか」
:シュールだなー、人の家でカレー食いながら意識戻るのを待つって(一同笑)。
総司:人の家で到着早々カレーを作り出した奴に言われたくねぇよ(再度笑)。
:私慰めるためだもん、仕方ないヨ。
:しっかし、いつ目覚めるかなー?
KP:ちなみに、カレーはどこで食べる?
一同:リビング。
KP:みんな一緒ね。
総司:だってこの状況で単独行動とか死亡フラグ以外の何物でもないし。
:まぁ化物がいたらまた殴るだけだけどねー。
総司:……そうだ。ナイフとかフォークとかあるよね?
KP:あるよ。
総司:2、3本くすねて良い? 「ちょっと飲み物でも取ってきますよ」って言って。
KP:んー、どうしようか。隠すの2倍と幸運を足して、それの半分で。

総司:またややこしいな。良いよ、やってみる。

判定:(隠す×2 + 幸運) / 2

鳴上総司:50 → 87 失敗

 

総司:失敗か。
ルチアーノ:じゃあ俺、包丁を……。
:何かそれはヤバそう。
総司:流石に包丁はヤバいかなって思ってナイフフォークをチョイスしたんだけどな俺。

KP:まぁ、やってみて。

判定:(隠す×2 + 幸運) / 2

ルチアーノ・クラーク:44 → 58 失敗

 

:やっぱ包丁はダメだよ。
KP:では、君達は諦めてリビングに戻るね? その時に、綺衣が起き上がります。
:……え? 起き上がる?
:目を覚まして?
KP:そう。そして立ち上がると、駆け出してリビングから出ようとする。
:あ、やばい。「ちょっと、誰か!」
ルチアーノ:追いかけます。
KP:いや、鳴上とルチアーノは台所から出てきたばかりで届かない。
総司:おい探偵捕まえろ。DEX 12なら動けるだろ。
:あ、私行ける? なら捕まえる。
KP:ならDEXの対抗ロールどうぞ。

:うぐ、追い付くための対抗か……。DEX差3だから65、いけるかな?

判定:DEX対抗(服部蘭:12 風宮綺衣:9)

服部蘭:65 → 41 成功

 

:ガシッ!
KP:うん、追い付けますね。筋力対抗は……自動成功だから問題ないかな。
:「おーい、どこ行くのかなー? 綺衣ちゃーん? ちょっと話を聞かせてくれないかなー?」
KP:「は、離せぇ!!」と言って暴れてますね。だけど探偵の筋力相手じゃ振り解くことはできなさそうだ。
:「早く話さないとー……砕いちゃうよ?」
KP:「ひぃ!?」と悲鳴を上げます。蓮太郎が、「そ、それ位にしといてくれ!」と叫びますね。
:「……まぁこれぐらいにしときますかね」って、締め付けを緩めるよ。
:それで、こいつ発狂してんの?
KP:発狂はしてないかな。
:「はーい、落ち着いてね~、落ち着いてね~」てなわけで、無理やりソファーにぐっと座らせるよー。
KP:はい。特に自分からは喋りませんが。
:先生に説得お願いした方が良いかな。
鷹音:んー、何を説得するって?
:頑なに喋らない妹の口を開いて欲しいです。
鷹音:「妹君。君何か知ってることがあれば、全部私に話してくれないかなぁ?」
:こわ……。
KP:「い、嫌です」
鷹音:説得ロール良いのかな?

KP:どうぞ。

判定:説得

和田鷹音:95 → 08 成功

 

鷹音:「色んな人が行方不明になってるんだ。何か知らないかなぁ?」
総司:まぁ、判定が成功した所で喋らない可能性も大いにあるけどねぇ。
KP:そしたら……「全部久藤が悪いのよ」と言います。
一同:……はぁ!?
:突然の……。
総司:唐突な久藤!?
:せ、せやかて工藤……いや、何でもないです。
鷹音:「久藤君。ふむ。それ以外は何も知らない?」
KP:「久藤が私達を虐めるから……仕返ししてやろうと思ったのよ!」
:久藤は虐めっ子なのか。
総司:……あっ! オープニングのあの時の奴か!
:あれ久藤何て名前出てたっけか?
鷹音:俺スルーしたから分からない。まぁ、それはそれとして。「つまり君がやろうと思ったんだね? この事件は」
ルチアーノ:イジメの件はスルーした(笑)。
鷹音:「この事件は……全て君が起こしたんだね?」(一同爆笑)
KP:「……何の事?」
鷹音:なるほど。心理学を使わせてもらうよ。数値は95ね(一同爆笑)。
:無茶苦茶だな!?

KP:お、おぅ。じゃあ非公開で振るよ?

判定:心理学

和田鷹音:95 → ??

 

鷹音:これで、何か情報分からないっすか?
KP:そうだね……。何か思い当たる事があるけど、物凄く言い渋ってる感じがします。
鷹音:なるほど……説得使ったし次は言いくるめてみますか。さて、どう言いくるめるか、これ大事ですよ。
総司:ダイス外でKPに訴えかけるのは重要ですもんね。
KP:内容次第では判定無しで情報出すけどね。
総司:どうする?
ルチアーノ:そもそも、久藤とかよりも黄色い本について問いただした方が良い気がする。
鷹音:なるほどね。「なら話を変えようか。君はあの黄色い本について何を知っているのかな?」
KP:「あ、あの本は……お父さんに絶対読むなって言われてた本で……私、自分の部屋にずっと置いてたんだけど」
鷹音:「置いてたけど?」
KP:「たまに、夜中になくなってるみたいで。誰かが持って行ってたみたいな……」
:え、夜なくなってる?
:あー……アレだ。こいつ意識無い系だ。
総司:気付かない内に自分で運び出してた感じか。
鷹音:無くなってたのは、第一部? 第二部?
KP:両方です。ちなみに存在する本に関しては、第一部が4冊、第二部が1冊です。
総司:第一部の4冊って、俺が持ってる1冊、部屋にあった1冊、あと書庫の2冊?
:行方不明になった人が持ってた本は?
総司:多分、人が消えたら戻ってくるんだろう。
鷹音:原本が全部あるんだろう? この本燃やしてしまおう。
総司:これって、燃やすと解決はするけど消えた人が還ってこなくなるパターンだと思うんだけど。
鷹音:構わないよ(一同爆笑)。
KP:お前それでも教師か!?
鷹音:これ以上被害が出ないようにすることが優先だよ。優位な解決策が無い今、この最善の手を打つべきだろう。あ、こんな感じで言いくるめ良い?

KP:良いでしょう、どうぞ。

判定:言いくるめ

和田鷹音:95 → 67 成功

 

鷹音:先ほどの内容で、「燃やして良いですか?」ってことでどうですかね? 皆にも聞くよ。
:「まぁ、良いんじゃない?」
:「良く分からないしー、良いんじゃ?」
総司:燃やすのはダメだと反論します、だってもしかしたら本読んでる俺消えるかもしれんし。
:あ、お前が対抗するんだ。
KP:ふむ、PC間でも対立するよねそりゃ。ちなみに蓮太郎は「いや、燃やすのは流石に危なくないか!?」と言って反対します。
ルチアーノ:「俺も燃やすのには反対です」
鷹音:「何でかな?」
ルチアーノ:「……まだ仕組みも良く分からないですし、燃やすのは早計ではないかと」
鷹音:「なら良い案は無いかね?」
:「破って食べる」
鷹音:「じゃあそうしようか」
総司:綺衣さんそっち除けだな……取り敢えず、綺衣さんにはもう一個聞かないといけないことがある。「何故あの化物が顕れたんだ?」
:あー、それは聞かないとまずいね。
鷹音:大体化物とか見てないんだが。
:見てたのは一部の人間だけかぁ。
総司:「あの化物は何も無しに空気のように現れたわけじゃないだろうから、何か原因がある筈です」
:どうだい、妹さん?
KP:「……友達が失踪してるって聞いて、怖くなって……。お父さんから、『困ったことがあったらこうすると良い』って言われた通りにやったら、突然アレが……」
総司:「困った時にやる事ってのは、どういうものなんだ?」
KP:「二階にノートがあるから、取ってくる」
:一人で行かせるな!
総司:「おい探偵、付いていけ」
:「はーい」
ルチアーノ:DEX 17あるんで俺も付いて行こうか。
KP:ふむ、良いでしょう。では、二階にもう一度登って部屋に入ろうとすると、また綺衣が悲鳴を上げます。
:居る?

KP:また、件の化物が部屋の中にいますね。初めて見たルチアーノはSANチェックですね。蘭さんは別に良いよ。

判定:正気度

ルチアーノ・クラーク:64 → 23 成功

 

現在正気度

ルチアーノ・クラーク:64 → 63

 

:平気か。それで、綺衣さんはどうなる?
KP:悲鳴を上げて、それから逃げようとしますね。
ルチアーノ:逃げようとする分には問題ない、かな。
総司:悲鳴が聞こえるなら、俺は階段の方に駆け付けるぞ。綺衣さんのとこに行こうとする。
:ならどっか行かれる心配ないかなー。逃がすよー。
KP:まぁ行動がDEX順だから、逃げようとしている状態だね。
総司:てか、これ部屋に行く度に現れるのか?
鷹音:やっぱ燃やした方が良いんじゃないの。
:燃やしたからといって、出てきてるあいつが消えるかってのは疑問だけどね。まぁ燃やしておけばこれ以上被害は出ない、かもしれない。
鷹音:燃やしてしまいましょう、やっぱ。
総司:まぁまだこちら側は状況掴めないからね。それで、まずルチアーノか。どうするんだ?
ルチアーノ:ノートってのはどれか分かりますか?
KP:分からないね。この状況じゃじっくり調べる余裕も無いし。
ルチアーノ:……何もやる事が無い。
:下手に突っ込むと死ぬからね。
ルチアーノ:えっと、それじゃ逃げようとしている綺衣さんの盾になるような感じに立ちます。
:庇う感じねー。なら私はさっきと同じように突撃します! 殴りかかる!

KP:許可します、判定どうぞ。

判定:こぶし
服部蘭:70 → 40 成功
判定:武道(空手)

服部蘭:60 → 25 成功

 

KP:ふむ、回避振ります。

判定:回避

化物:22 → 13 成功

 

:げっ、流石に駄目かー。
総司:で、DEX 11で化物の番かな。
KP:そうだね。化物は普通に攻撃します。ルチアーノ方に向かってね。

ルチアーノ:……あ、妹を狙ってるのかこれ!

判定:かぎ爪

化物:?? → 97 ファンブル

 

KP:あ、ファンブった!? こりゃすっ転んだな。
:「あ、こいつ馬鹿だー」で、そんなら悲鳴聞いた人達はどうする?
総司:俺は部屋に向かうぞ。
:「何があったんスかねー?」って階段の上を見上げるよ。
総司:武器は……カレー食ってたとこだからスプーン位しかねぇか。駄目だな。
KP:では、次綺衣さん。階段を駆け下りてきますね。そのまま玄関の方まで逃げようとしますが。
総司:玄関まで? まぁ大丈夫、次俺が捕まえるから。
KP:なら次のターンです。
ルチアーノ:今は転んだ化物が目の前にいる状態なんだよね……?
総司:踏みつけるか?
:うわぁ怖い。
KP:まぁ可能ではありますね。

ルチアーノ:……攻撃を仕掛けます。こぶしは素で50あるから何とか。

判定:こぶし

ルチアーノ・クラーク:50 → 34 成功

 

KP:化物は転倒しているので回避は自動失敗です。ダメージどうぞ。

ダメージロール

ルチアーノ・クラーク:1d3 → 1

 

:これは、通るか?
KP:硬い鱗、もしくは皮のような装甲に弾かれましたね。
ルチアーノ:やっぱだめか……。
:じゃあ私が追撃というか、蹴りますよ?

KP:どうぞ。

判定:キック
服部蘭:50 → 35 成功
判定:武道(空手)

服部蘭:60 → 81 失敗

 

:武道は失敗かー、なら通常ダメージで行くよー。

ダメージロール

服部蘭:1d4 + 1d3 → 4

 

:出目が奮わないー。
KP:2点通りますね。感触からそんなものだと分かる。
総司:なるほど、装甲は2点か。
:で、どうなの生きてるのこの化物どうすれば良いの誰か助けて。
:どうするも、手段が今の所無いからなぁ。逃げてきてもらうか?
鷹音:俺戦闘要員じゃないしな。
:次私逃げようかな……。
KP:では、化物が起き上がります。が、もう大分疲弊しているのか、窓の方へ移動します。立ち去ろうとしているようですね。
総司:またか。
:どうしよう……流石に逃げようとするのを阻害するのは怖すぎるんで、そのまま逃がそう。
:妨害して怪我したりしたら大変ですもんね。
KP:では、化物は窓から飛び去っていきます。
:あー、うん。気が抜けるぅ。
ルチアーノ:なら、綺衣さんをまた連れてきてもらって、件のノートを。
総司:俺が捕まえてるってことで良いんだよね?
KP:うん、それで良いよ。
:大丈夫かなぁ、そんな状態のを連れてきて。
総司:大丈夫ではないけど……。
ルチアーノ:またリビングに戻って、それで化物が現れたりしたら洒落にならないですし。ノート見つけたらすぐ下に戻る感じで。
総司:ただあれだ。蓮太郎にも付いてきてもらおう。
:えー、部屋来るの? じゃあ綺衣さんは私が押さえておくよ。
総司:その間に探すかね。目星とかで探す必要ある? それとも説得?
KP:いや、普通に置いてあります。
:「誰か見てー。私押さえてるからー」
総司:「じゃあ俺が読んでみるよ」と、ノートの中身をチェックする。
ルチアーノ:俺は外見張っておくか。
KP:では、鳴上はノートを見ようと持ち上げますね? ノートの下には、何か禍々しい雰囲気を醸し出す本が置いてあります。
:……まーた変な本がー!?
総司:これは、黄色い本?
KP:いいえ、茶色い革表紙の本です。
総司:取り敢えず今はノートの方だよね? この革表紙のも持ってはいくけど、まずはノートをチェックする。
KP:良いでしょう。判定は無しで良いです。どうやらノートには、革表紙の本の読み方について書かれているようです。
:……えっ、それだけっすか?
KP:ノートに書かれている内容を使って、この革表紙の本を読むと何かが分かる。ノートを見て分かる事はそれ位ですかね。
総司:(溜息を吐く)つまり俺が読めば良いんですね。読むのにはどれ位掛かるんですか?
KP:えーと、本には付箋が張ってあるので、その辺りを読む程度ならば大体一時間かな。

総司:なら読んでみるよ。図書館で良いかな。

判定:図書館
鳴上総司:70 → 50 成功

KP
:ふむ……。それでは――。

10月29日 金曜日 20時20分

ルチアーノ:本読んでる間に久藤に会った方が良いんじゃないですか? 本燃やすかどうかの判断もできそうだし。
:久藤、ねぇ。イジメの主犯格だっけ? 関係あるかなー。
鷹音:イジメてたから逆恨み的に例の本で何かされようとしてただけじゃ?
:そういえば、あの霧吹きも気になるしね。
:え、あの当たり屋的なのって久藤なの!?
:えっ、私はそう思ってたけど。多分話の流れ的にそうなのかなーって。
総司:名前は出てなかったよね、あの霧吹き。
:霧吹きて(笑)。
総司:……あっ、え? もしかしてあの霧吹きの所為で部長死んだの!?
:そんな馬鹿な。
:まさか……ここまで出てきた情報は全てミスリードだったってのか!? そ、そういえば最初にイジメられてた子も水を掛けられていた……。
:……あっ。そういえば、私が見つけたライトノベルって、濡れてた後乾いてカピカピになった感じって……。
鷹音:このシナリオは面白いね。
:右京さんだったら「僕としたことがっ!」って言うシーンですね。
ルチアーノ:何にしても話は聞いた方が。
総司:俺は本読むから、どうすんの?
:私は化物出た時にどうにかしないといけないから無理ー。
:今時間ってどんな感じですかね?
KP:放課後から動いて、家探しだったり調査だったりもしてるから……20時くらいだね。
総司:久藤は流石に帰ったかな。
鷹音:じゃあ、久藤君の家に電話してみましょうか。俺教師だからね、ノーパソにデータ入ってない?
KP:うーん……幸運やってみようか。

判定:幸運
和田鷹音:70 → 11 成功

鷹音:よし、じゃあ電話掛けるよ。トゥトゥー、トュ、トゥトゥー。
:それスカイプ(笑)。
KP:「はいもしもし、久藤です」と男の声が聞こえますね。
:出るんだね!? 結構礼儀正しいね。
:いやお父さんの可能性もあるよ。
鷹音:「あ、ご無沙汰してます。私、教師の和田と申します。えー、久藤……何だっけ(資料を確認する)。あぁ、そうそう。久藤流君いますか?」
KP:「流ならまだ帰って来てないですが」
鷹音:「流君は普段何時位に帰られますか?」
KP:「あいつ、結構遅くまで帰って来ないんですよ」
:まぁヤンキーですしね。
鷹音:「そうですか。いや、彼ちょっと学校で問題を起こしちゃいまして。それでちょっとお話をお伺いしたいと思っているんですけども……うーん。そちらで帰って来るのを待っていてもよろしいでしょうか?」
:そちらで!?
鷹音:で、どうなの親父。
KP:そうですね……。「流が問題を……。えぇ、構いません。お待ちしています」
鷹音:「では、今から伺わせて頂きます」じゃあ久藤君の家行く人―?
ルチアーノ:加納さん戦闘能力は?
:無い。隠れるしかできない。
総司:ルチアーノお前ショットガンあるなら戦えるだろ?
ルチアーノ:DQNの家ならショットガンの一つや二つ……。
KP:いや、無いからね?
:私は、化物が風宮家に来るかもしれないからー。
総司:俺は本読んでるからな。
ルチアーノ:俺どっちにいても足手まといにしかならない気が……。
:私どうするかなー。書斎でオカルトでもするかなー。
総司:なら先生一人で久藤家に?
:というか、普通生徒付いて行かないだろ。
鷹音:被害者の生徒がいるなら、付いて来ても良いんじゃない? あそこでほら、ぶつかったお友達は……確か三人位いたよね?
総司:じゃあルチアーノ行くの確定じゃん。
ルチアーノ:……行きましょう。
:なら私は風宮家調べてみるかなー。
KP:決まった? それなら最初は――魔導書の方、処理していこうか。

10月29日 金曜日 21時45分

KP:鳴上はノートの情報を元に魔導書を読み進めます。その際に、今回出現したあの化物、あれがビヤーキーという名前である事が分かります。
総司:ビヤーキー、ね。分かった。
ルチアーノ:ビヤーキー?
:超速く飛べる奴だと憶えておけば良いよ。
総司:何だっけ、黄金の蜂蜜酒を飲んだら星間旅行できるんだっけ?
:おう、そこまでの情報は出てないぞ(一同笑)。
KP:まぁ、魔導書読んでそれが書いてあったということでも良いでしょう。まぁ、黄金の蜂蜜酒の作り方までは分からなかったけどね。
総司:いや分からなくて良いよ!? そんなの飲まねぇよ!?
KP:それで、この魔導書を読んだことで、成功で1d4、失敗で1d8の正気度喪失です。

判定:正気度
鳴上総司:56 → 41 成功
 
正気度喪失ロール
鳴上総司:1d4 → 2
現在正気度
鳴上総司:56 → 54

総司:これでもう16も減ってるんだよなぁ。まぁちょっとずつ減ってるから不定の狂気とかにはなってないけど。
KP:だね。そして、あなたが望むのであれば、ビヤーキーの召喚/従属の呪文を習得することができますが、要りますか?
総司:従属は欲しい所だね……うん。呪文覚えたい。
KP:許可します。呪文習得ですね。そしてクトゥルフ神話技能を9%追加で。

技能の増減:クトゥルフ神話
鳴上総司:6 → 15

:この人もうやばい。
KP:二桁になりましたねぇ。
ルチアーノ:もう大分あちら側に……。
KP:では、魔導書読んだので何か思い当たる事があるかクトゥルフ神話技能でどうぞ。

判定:クトゥルフ神話
鳴上総司:15 → 45 失敗

KP:特に思い当たる事は無かったね。
総司:じゃあ俺はこれだけ?
KP:だね。


10月29日 金曜日 22時00分

KP:じゃあ次は、加納さん。書庫を調べるんで良い?
:そう。生徒会長への土産話を見つけるためにね。都市伝説に関連しそうな話とか、今回の事に関する話とか、幅広く。オカルトで調べたいけど良い?
KP:どうぞ。

判定:オカルト
加納・ウィル・正:50 → 06 成功

KP:幅広くってことは、割と大雑把にって事だよね? それなら、世界各国の聞いたこと無いような都市伝説が見つかります。ただあまり有用そうな情報ではないね。
:はいはーい、まぁ知ってた。それなら久藤組行くか。

 

10月29日 金曜日 21時05分

鷹音:久藤被害者の会。
KP:あぁ、はい。ルチアーノいるんだよね?
ルチアーノ:一応います。
KP:久藤の家に行くなら、お母さんとお父さんが対応してくれます。お茶とか出してくれますね。久藤流はまだ帰って来ていません。
鷹音:「あぁどうも。それでですね、流君。彼学校で相当マズイことをやらかしましてね。ただ、できれば警察とかそういう話にはしたくないので、彼と内密に話をしたいんですが、よろしいですか?」
KP:「……分かりました。では、奥の部屋をお使いください」
:奥の部屋て(笑)。
鷹音:「では、そこで待たせて頂きますよ」ということで待ちます。
KP:待っていると、久藤は帰ってきますね。
:あ、帰って来るんだ。消えてなかったか。
KP:それで、父親に何かを言われてあなたたちのいる部屋にやってきます。「あぁ? 何でセンコーがいるんだよ?」
鷹音:ちなみに、この久藤君はアレだね? ぶつかってきた子だよね?
KP:そうですね。あの時部長にぶつかってきた生徒です。
鷹音:なるほど。では、「君、最近学校でイジメとかあってるらしいんだが、何か知らないかな?」
KP:「あぁん? 知んねーな」
鷹音:「ふむ。話を変えようか。君この前うち……オカ研の部長にぶつかった時何か液体かけてたよね? あれは何だったのかな? 今学校で問題になってるんだ」
KP:「あぁ、アレ? オラッ、これだよ。化学のセンコーにでも分析してもらえば良いんじゃねーの? ま、ただの水だけど(笑)」と霧吹きを放り投げますね。
鷹音:「君、これを誰からもらったのかな?」
KP:「フツーに学校で水入れただけだよ。ただの水って言ってんだろ」
:これまたミスリードか?
:「僕としたことがっ!!(右京さん風に)」
:右京さん全然冴えてない(笑)。
ルチアーノ:一応化学使っときます。
KP:はい、どうぞ。

判定:化学
ルチアーノ・クラーク:81 → 83 失敗

ルチアーノ:あー!?
KP:残念。詳しく分かる事は無いね。
鷹音:ところで、久藤君に聞きたい。「水を掛けるならバケツでも何でも良い。どうしてこんな霧吹きのような周りくどい事をしたんですか?」
KP:「俺はなー、水掛けれたら何でもいーんだよホント」
総司:……何これ!?
:どういう性癖だ!?
鷹音:「あー、それは君の性癖という事で良いのかな?」
:しかも聞いちゃったよこの教師。
KP:「俺はなー、ラノベってのが大嫌いなんだよ!」
一同:……は?
KP:「学校でラノベ読んでる奴をなー、本ごとビショビショにしてやんのが最近のブームなんだよ」
鷹音:……ちょっと待って。俺の予想以上にこいつヤバい。
総司:普通にヤバい奴やった。クトゥルフ的なヤバさじゃなくて、ただただキチガイやった。
:この人何か違う世界に生きてるんじゃないの……? ジャームって奴だろこれ。 ※ダブルクロスの概念です。
:狂人じゃなくてジャームだねぇ。変な方向に固執し過ぎてる。
鷹音:「えっ、あっ、えーっ……君はライトノベルを濡らすために人をイジメていたんだね? ライトノベルに何か嫌な思い出でも?」
KP:「俺はなー、同じクラスの風宮蓮太郎って奴が気に食わなくてな。そんで更に気に食わねぇのが、そいつの親父が書いたとかいうラノベをばら撒いてる奴がいんだよ」
鷹音:「誰がばら撒いてるんだい?」
KP:「あいつの妹さ」
:やっぱ妹かー。
総司:妹が諸悪の根源だったか。
KP:「あいつをイジメてたら学校来なくなっちまってなぁ。面白くねーからあのラノベ持ってる奴皆イジメてやったのさ」
総司:何でライトノベルがそんなに気に食わないんだよ!?
:この人の存在自体がジョーカー過ぎてもう分かんないよ!
ルチアーノ:先生と久藤が話してる間に、事の顛末を全員にメールします。
総司:ありがとう。「何だこれやべぇ」
:「え、こんなの有り?」
:「やべぇよ、マジやべぇ」
鷹音:じゃあ、「今後はいじめないようにしてね」ってな事を説得して、逃げる? 退散したいんですけどよろしいですか?
KP:良いですよ。

判定:説得
和田鷹音:95 → 41 成功

鷹音:ぶっちゃけもう関わりたくないんで、適当にやります。
KP:それなら久藤は面倒臭そうに、「あーあー、分かったって。もうやんねーよ」と。
鷹音:今後どうなろうが知ったこっちゃない。帰ります。
ルチアーノ:俺も帰ります。一応霧吹きは持っていく感じで。
KP:許可しましょう。ならここは終わりかなー。

 

10月29日 金曜日 22時05分

総司:もう魔導書読み終わったんで良いんだよな? ちょい妹にメール見せて問い詰めるよ。「どういう事かな?」って。
:しっかし、私以上のキチガイが存在してたとは。
:本当キチガイしかいねぇよ、もうやだよ(泣)。
総司:俺も泣きてぇよ。まぁ綺衣さんに言うよ。「久藤曰く、君がライトノベルをばら撒いたのが気に食わなくてイジメが始まったとの事なんだけど、何でラノベをばら撒いたんだい?」
KP:「わ、私のお父さんが小説書いてるって言ったら、本好きな友達が読みたいって言って、それで貸してたの」
:別にお父さんを布教しようとしてた訳では無い?
KP:そういうわけではないね。
:あと、一応確認しとこう。「五十嵐さんと門倉さん。その二人には貸してた?」
KP:「うん、貸した……」他の名前が出てない失踪者についても同様だね。全員に小説は貸していて、全員久藤にいじめられてました。
:久藤の情報網凄すぎでしょ。
:最早ストーカーレベルだよなこれ。
総司:さて……どうする?
ルチアーノ:例の化物はもう服従できたんですか?
総司:いや、まだ。判定やらいるし、最悪俺が発狂したり意識失ったりもあるしどうなるか分からん。あと、ホイッスルが要る。
:あぁ、確かに笛が要るな。……というか、先生! 音楽教師じゃんか!
鷹音:あー、まぁ自分の部屋に行けば笛ぐらいあるね。
:てか、例の都市伝説。あれ期限いつまでとかあったっけ? えー……秋の夜空に願い事、か。
KP:今10月29日で、別に11月もまだ秋だと思うよ。
:差し迫った状況ではない、と。多分、外側か内側に向かって消えて行ってるんだと思うんだけど。
総司:消えた順番とか分かんないんだよな。アホ探偵があっち行ったりこっち行ったりしてたから。ただ、この家は端っこだから内から消えてる気がするな。
:この家にいる人が消えるまでがリミット? いや、術者だから消えてないってのもあるか。
ルチアーノ:でも美谷の家ってV字のライン外じゃ。
:消える条件自体は第二部を読むって事じゃない? あぁそうか、ならそれを読ませなければ。
:ちょい待って、部長って学校で消えたよね? 学校ってV字の上じゃ……。
:あ、やばくね?
総司:まぁまだ風宮家が残ってるから。ただ俺がここで第二部読んだらトリガー満たして消える可能性はあるね。第二部今どこにあるっけ。
KP:今は先生が持ってるね。
鷹音:俺持ってる。
総司:なら安全や。
鷹音:で、何だっけ。第二部を僕が持ってるんだっけ? 第一部は?
総司:第一部は俺が今三冊位持ってるような。既に読んでるし俺が持っとこう。
鷹音:で、明日の作戦会議ってどうする?
:そもそも何を会議するの?
ルチアーノ:さぁ……。
総司:あ、そうだ。俺さ、親に連絡してこのまま風宮さん家に泊まる予定だけど。魔導書ついでに承太郎のライトノベルも読んでおきたい。それにそういう事して起きとかないと妹が夢遊病的に外に出かねない。
:確かにそうだね。
:泊まるって、親には怒られない?
総司:神父の親父に、「迷える子羊がいますので」って伝えるから。
:なんつー家だよ(笑)。
:私はお母さんが怒るから帰る……けど、襲われない?
:あーもう、私がカレー煮込んどいてやるよ!! 私は残る。
総司:最悪ビヤーキーを従属させれば。ホイッスル用意しとかねば。
:良いの? じゃあ帰るよー。
ルチアーノ:俺はー……帰りますかね。家に帰ります。
鷹音:僕も帰るよ。ちょっと久藤君の闇を見てしまったからね。
:深かったもんね……精神ダメージやばいわ。
鷹音:ちょいSANチェックものだったよ。
KP:じゃあ鳴上と加納が残るのか。えー、半ば忘れられてたけど花苗先生は半ば朦朧とした感じで帰っていきますね。
:あぁ、すっかり忘れてた……。

 

10月29日 金曜日 23時10分

KP:えー、それでは……。
鷹音:あー、KPちょっと良いっすか。
KP:何?
鷹音:僕家に帰ってから本に火付けて燃やすけど良いっすか?
一同:ちょおおおおお!?
KP:はい、許可します。
:燃やしちゃったよこいつ!?
鷹音:だってさ、冷静に考えてごらん。この本が原因だと信じ切ってる人間が持って帰ってさ。絶対燃やすでしょ。
:まぁ確かにそうだけど。
総司:もう俺達止める術がないから良いよ。ただ何が怖いってね、俺の予想だと燃やした本が妹の部屋に戻ってきそうなんだよね。そしてそれを見つけた俺がつい手に取って読みそうなところが。
:いざとなったらカレー溢してやるよ。
鷹音:僕はあくまで大人だからね、現実的に考えて燃やします。深夜零時にね、こっそり燃やす。
KP:どんな風に燃やしますか?
鷹音:マッチで燃やすかライターで燃やすか……まぁ油はかけよう。それで庭に置いて、火をつけます。
:ど、どうなる?
KP:紙だし燃えるね、普通に。
鷹音:「良し、大したことねぇな」って言って寝ます。
:お前それ死亡フラグだからな!?(一同笑)
KP:ちょい待って、燃やしたまま寝るの?
鷹音:いやいや流石に。いずれ燃え尽きるよね? そしたら灰とかの処理をして寝るよ。
KP:その時煙とか吸い込みますか?
ルチアーノ:うっ……!?
鷹音:まぁ、多少は吸い込んじゃうんじゃない?
KP:では……あなたは夢を見ます。夢の内容に関しては、鳴上が見たものと同じです。
鷹音:ボタン拾うんだっけ?
KP:で、幸運ロールどうぞ。

判定:幸運
和田鷹音:70 → 25 成功

鷹音:成功したんだが。
KP:では、ここで目が覚めます。
:ボタンは?
KP:枕元に置いてあります。
総司:あるんだ……。
鷹音:何だっけこれ。こんなものあったっけなぁ。ま、良いや。

 

10月29日 金曜日 23時30分

総司:妹って夜中何かある?
KP:部屋は窓ガラスが割れてるから、リビングで寝てそれを監視する感じかな? 特にこれといった行動はありませんね。
:その言い方だと、一人だと行動してたっぽいな。
ルチアーノ:じゃあ、次の日?
KP:ですね。


10月30日 土曜日 8時45分

……続く

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