※これ以前の内容を読んでいない方は、先にそちらを読むことをお勧めします。
10月30日 土曜日 09時30分
KP:次の日の土曜日、朝から行動可能です。何かありますか?
蘭:先生の家行く?
正:私ナビゲート持ちだから教えてもらったネ。メールで地図送るわー。
総司:じゃあ一晩煮込んだカレー食ってから行くわ。蓮太郎と妹も連れてな。あ、一応出る前に妹の部屋をチェックする。
KP:良いでしょう。
総司:ビヤーキーいる?
KP:いないね。
総司:本は?
KP:戻ってきたりなんかはしていない。
総司:よし、それを確認して先生の家行きます。
ルチアーノ:俺も行きます。
KP:じゃあまず全員先生の家に着いたということで。
蘭:「皆いるー? 生きてるー?」
総司:「全員いるっぽいな」
正:……どうなんだろうなー。これ実は先生がボスだったりしない? ボス候補全部ダメだったし。
鷹音:ないないないない! 俺普通だから。
蘭:「さて、あなた何か分かったんですか? ずっと本読んでたんですよね?」
総司:「あの化物を制御する方法を見つけましたよ。あの魔導書から得た知識により、私はあの化物を従属させる可能性を得ました」
ルチアーノ:「もう大分人間を超えだしましたね……」
蘭:「……他に何か情報あったっけ? 久藤がキチガイってのは聞いたけど」
正:「無いよなぁ。私もカレー作ってただけだし」
鷹音:「久藤は怖い。闇が深い」
ルチアーノ:……燃やした話はしますか?
鷹音:しません。大反対されてたからね。厳重にしまってあるとでも。
総司:「先生が厳重に保管しているなら、私はそれで良いです」って言うし。
正:問題はこっからどう動くかだよ。
総司:あ、そうだ。俺が読んだ魔導書にはさ、V字型の石の話とかそういうのは無かった?
KP:あー、それはだね……。読んだ範囲には無かったね。
総司:熟読しようとするとどうなる?
KP:少なくとも一週間はかかるかな。
総司:……付箋のついてたってのはビヤーキーの件だけ?
KP:だね。
正:厳しいなぁ。どうしようもない。妹の夜の顔を見るしかなさそうだけど……誰か妹と一晩過ごせよ。
鷹音:やだよ。僕教師だよ?
蘭:あー、私失踪した人の家もう一回見に行きますー。
KP:はい、良いでしょう。
蘭:「単独は怖いんで誰か一緒に行きません?」
正:「あー、私行こうか」
蘭:「どこから調べるー?」
正:「起点で良いでしょ」
蘭:「えー、五十嵐さんの家かな。五十嵐家行ってみる!」 警察いる?
KP:いませんね。
正:行方不明になった後なら、居ない可能性もあるね。
蘭:部屋は分かるけどー、どうなってる? 黄色いテープ張ってあったりとか。
KP:見たところ普通だね。
正:まぁ家族もいることだしねぇ。
蘭:聞いてみるかー。えーと、「すいませんー、探偵です! 何か行方不明って聞いてカレーさんが心配してるんできてみましたー。私も心配なんですけど」
正:言ってることは分かるけど凄いカオスだなおい(笑)。
KP:それならお母さんが出てきて、「あら、服部さんに加納さん。露子なら大丈夫よ。一時期行方不明になってたんだけど」
正:ん、一時期? 戻ってる?
蘭:戻ってきた!?
鷹音:(ガッツポーズをする)
蘭:「一時期って、戻ってきたんですか!? いつ!?」
KP:「今朝起きたら部屋にいたの。本当心配したわ……」
蘭:「えと、その、会わせてもらっても良いですか?」
KP:「何だか精神的に不安定になってるみたいなの。今日は遠慮してもらえるかしら?」
蘭:うーん、まぁ仕方ない。
総司:この情報って共有する?
正:そうだね。他の所も行ってみる?
ルチアーノ:あ、じゃあ俺は部長を!
総司:そうだな、俺も部長の家に行こう。何か部長は臭い。最悪ビヤーキーなら何とかなるし。
蘭:頑張ってー。
総司:あ、今いるのって先生の家だよね?「先生、包丁とかフォークとか何本か貸して下さい」
鷹音:「持って行きたまえ」(一同笑)
総司:「ありがとうございます」
鷹音:「ただし、くれぐれも人は殺さないようにね」
正:まるでそれ以外はオッケーみたいに言うね(笑)。
総司:「善処します」
ルチアーノ:善処て(笑)。
総司:そういう訳で、投げやすそうなのを何本か拝借していきます。
蘭:投げるの!?
総司:何の為の投擲 70だと思っているんだ(一同笑)。
ルチアーノ:じゃあ部長の家に行くけど……警察とかは?
KP:来てませんね。
総司:インターフォン鳴らしてみよう。
KP:すると、美谷部長が出てきます。
総司:え。「ぶ、部長! いなくなって心配していたんですよ!」
KP:美谷はどこか茫然自失とした様子で、「あ、あぁ……済まない。まるで夢をみていたみたいだ」と言いますね。
総司:KP、部長に精神分析。
判定:精神分析
鳴上総司:70 → 95 失敗
総司:出目が酷い。まぁ良いか、ファンブルじゃないし。
ルチアーノ:部長の部屋に入って、目星で調べたりできますか?
KP:良いですよ。美谷は朦朧としているようで、入れます。
判定:目星
ルチアーノ・クラーク:75 → 25 成功
KP:調べて見ましたが、これといって気になるものはありませんね。
総司:そうだ、部長のスカイプ確認してみよう。彼女とやらのやり取り。今部長意識が朦朧だしやれるだろ。
KP:良いよ。これは判定無しで良いでしょう。部長が彼女らしき人物と通話していた履歴は無いですね。
正:え、チャットも無い?
KP:チャットはあるにはあるけど、普通の友人とのものしかない。彼女らしきものは無い。
総司:じゃあ彼女は嘘か。
蘭:それだとあの時嘘ついて帰った理由が分かんないねー。
正:私的には、あの日に綺衣と連絡取り合って、それから落ち合う約束したと思ってたんだけど……。
蘭:本燃やした影響でその辺リセットされた……? うーん。
正:夢を見ていたってのは本当で、全部夢マボロシ幻覚?
ルチアーノ:えっと、どうします?
鷹音:……ねね、僕思いついたんだけどさ。
KP:何ですか?
鷹音:第一部と第二部を読んだ人間が消えてるんだよね? なら僕は第二部にべたべた接触したし煙吸い込んだし、第一部読んだら消えるかも。
正:あー……どうでしょうね。いっそ消えたら話が進むかもしれんね。
総司:第一部は多分俺、先生の家に置いて行ってるな。
鷹音:ぶっちゃけこの世界に未練もないし、「あー、これ読んで消えたらそれはそれだなー!」とか言いながら読んでみる。
KP:許可しましょう。何も起きません。
鷹音:「全く、人が消えるなんてありゃしないんだよそりゃな」
正:やっぱ第二部がトリガーなのかこれ?
蘭:二部を燃やしたから皆戻ってきたのかー。まぁ燃やしたなんて事実私等は知らないんだけど。
正:……どうすれば良いんだこれ。
鷹音:セッションクリアだろこれ。クリアクリア。
総司:……縞瑪瑙のボタンは?
蘭:そうだ! 部長まだボタン持ってる!?
KP:持ってるね。……さて、ここで全員にメールが来ます。送り主は風宮蓮太郎。内容は、「すぐにうちに来てくれ」といったものです。
正:KPから天の声が。オーケー、行こう。
鷹音:僕はもう解決したと思ってるから行かないよ。
総司:なら俺等だけで行くぞ。
KP:では集まったところで蓮太郎は言います。「さっき花苗先生から連絡があったんだが、失踪してた生徒全員が戻ってきたらしい」
蘭:全員戻ったかー。
正:えーっと……。
KP:はい、これでこのセッションは終了となります。
一同:嘘ぉ!!??
10月30日 土曜日 11時20分
……という訳で、お楽しみ頂けたでしょうか?
最後は鷹音先生のファインプレーにより、無事解決となりました。どうにも締まりのない終わり方ではありますが、PC達の分からない裏で事態が終結し、もやもや感が残るエンディングを迎えるのもある意味CoCだと思います。
ちなみにこのシナリオ、最悪のパターンだとどうやらハスターの召喚まで行くそうです。 風宮綺衣が久藤流への復讐として呼び出すそうです。もしそうなってたらSANはやばかったでしょうね。加納とかは即廃人だったかもしれません。
また、寺生まれのRは町の名前やNPCに意味深な名前をつけています。見直してみたら納得すると思います。
例えば、美谷暁彦がビヤーキーだったり、風宮蓮太郎がハスターだったり…。
TRPGは予測不能です。エンディング何てPCの数だけあると思います。
皆さんも是非、クトゥルフTRPGを楽しんでください。
拙いリプレイですが、楽しんで読んで頂けたのなら幸いです。それでは、あ
コメント