クトゥルフTRPGリプレイ-森の洋館- その5

クトゥルフの呼び声 TRPG

※前の内容を読んでいない方は、先にそちらを読んでおくことをお勧めします。

ジャック:dの部屋でも行きますか。
ルスト:行きましょう。
KP:ではdの部屋。書斎だね。机の上に本が開いた状態で置いてある。
ルスト:おぉ!
レニ:またDEX対抗か?
ジャック:やらなくていい。どうせ読めるんだろ三人とも。
レニ:まぁねぇ。
ルスト:これは図書館で調べていいの?
KP:まぁ、図書館かな。振らなくても分かる情報としては、タイトルがラテン語です。
ルスト:ラテン語36あります。
KP:マジか? じゃあ『金属と光魔法』と書かれています。
ルスト:流石にタイトルくらいは読めるか。ほう、金属と光魔法……。
KP:じゃあ図書館振ってくれ。

判定:図書館
レニ=クライン:85 → 79 成功
ルスト=スカーレット:80 → 73 成功
ジャック=ブラック:25 → 68 失敗

KP:成功者は、この本が何か禍々しい力を持っていそうだという風に感じ取ります。さっきまでのオカルト本とは一線を画すような。
ルスト:開きます!
KP:開かれています。
ジャック:「中は読めるのかな?」
ルスト:「ラテン語だからねぇ。こっちの語彙力でいけるかどうか」
レニ:「あ、ちょっと良いですか? 煙草を吸いたいのですがライターなどを貸していただけませんか?」
ルスト:……信用が無い。「オマエタバコスッテタッケ?」
ジャック:「かれこれ5時間位経ってるのに一本も吸わない喫煙者なんているのか?」
レニ:流石に無理があるか。じゃあ良いや。
ルスト:ミシェルを背中に隠すようにして立ちます。
レニ:別に良いよ。自前のマッチで火つけて吸うから。
ルスト:……じゃあ本を調べる。大まかで良いから。
KP:大まかにか。じゃあ内容を掴めるかどうかラテン語で振ってみよう。
ルスト:技能低いからねぇ。まぁ運が良ければ……。

判定:ラテン語
ルスト=スカーレット:36 → 09 成功

ルスト:おぉ!
KP:成功しちゃったか。じゃあ前書きに書いてあったのが、

 熱や流体を操る魔法と違って、光を操る魔法は制御が難しい。そこで、近年では金属を触媒として光量・光密度を制御する方法が研究されている。本書は、その研究についてまとめたものである。

KP:そのようなことが書いてあり、内容は光魔法について延々と書かれている魔導書ということが分かる。
ルスト:なるほど、魔導書か。
レニ:これはアレか? クトゥルフ神話技能でも入るのか? ルストに。
KP:そうだね。魔導書読んで魔法が存在してしまうことを知ったルストは、
ルスト:え、でも……魔法が存在してしまう?(KPに紙を見せる)
KP:……うん、そうだな。SANチェックは無しで良いでしょう。
ルスト:声に出して読むわけじゃないし、他の人も無しでいいかな?
KP:それで良いよ。中には魔法の使い方も記されており、もう少し読み込んだら魔法を習得できるかもしれない。ただし習得する場合にはSANチェックが要ります。
ルスト:ふむ。そうだなぁ……ちょっと読んでみたい。
KP:一度成功しているので、振らなくても良いでしょう。
ルスト:やった! 読んでみます。これは興味深い。

(KP、赤錆に紙を手渡す)

判定:SAN
ルスト=スカーレット:38 → 80 失敗

正気度喪失ロール
ルスト=スカーレット:1d4 → 1
現在正気度
ルスト=スカーレット:38 → 37

ルスト:(紙を見ながら)ほう……ほう。へぇ。KP、これはさ……
KP:使っても良いよ?
ルスト:(小声で)「ライトアップ」
KP:(小声で)ライトアップ。では早速使う場合……これは自動成功だな。何か金属は持ってる?
ルスト:金属? ライターがあるかな。
KP:ならそれを使って制御できるかどうかロールしてもらおうか。残りMPの5倍で。
ルスト:きっつ。

判定:残りMP×5
ルスト=スカーレット:30 → 22 成功

KP:すると、光の量が自由に調整できますね。手に持ったライターが光ります。そしてまるで懐中電灯のように、前方に光が伸びていきます。そのあまりにも常識離れした光景を見てしまったあなた方はSANチェックです。

判定:SAN
レニ=クライン:60 → 09 成功
ルスト=スカーレット:37 → 20 成功
ジャック=ブラック:52 → 23 成功

KP:では正気度喪失は無しです。
ルスト:……明かりを自由に調整しながら愕然とします。「あぁ……なんと、いうことだ」
レニ:……KP、一応聞いていい? ■■■■■■■■■の即時起動は可能ですか?
KP:可能です。少しタイムラグはありますが可能です。
レニ:(黒だしな……)起動して良いか?
KP:許可します。
ルスト:な、何!? 何!?
レニ:一階で隠していたやつを、ポチッっとな。
KP:即時爆発はしないんで、少々時間がかかりますね。大体3分くらいです。
レニ:俺は屋敷から出る。
KP:許可しましょう。
レニ:何も言わずに外に走っていく。
ルスト:急に走り出したお前を訝しんだ拍子にライターを取り落して光が消える。そして追いかける。ミシェルを抱きかかえて。
レニ:構わんよ。本はどうするの?
ルスト:魔導書は置いていく。
レニ:なら問題ない。(持って出てくるようならもう少し動かないといけなかったな)
KP:じゃあ皆さんが魔女の屋敷に出て、ある程度屋敷から離れたところで、どこかで爆発音が聞こえます。時限式ダイナマイトが起爆しました。それを皮切りに一気に燃え上がり始めます。
ルスト:「はぁ!?」
レニ:ちなみに、村へと全力で走るけど、いける? 俺少女と一緒に居ないけど。
KP:ループに入りますね。
レニ:一人でもだめか。なら切り株のところにいよう。
ルスト:こちらは屋敷の外で燃え上がるのを茫然と見てる。
KP:雨が降っているけど屋敷は燃え続けるね。
ルスト:「何という事だ、これでは……魔女を見つけて呪いを解いてもらわないといけないのに」
ジャック:「何てことでしょう……」
ルスト:「あいつ、やっぱり怪しかったか」
ジャック:「何か知っていたのかな。突然走り出したり……」
レニ:俺は切り株の所で銃を構えてこいつらが来るのを待つ。
ルスト:こっちはね……屋敷が燃えるのをしばらく眺めてよう。その間に医者と世間話をしたい。
KP:良いでしょう、どうぞ。
ルスト:「お医者様はいつからこの村に居るんですか?」
ジャック:「生まれた時からだよ。大学の時は出てたけどね」
ルスト:「大学はどちらに?」
ジャック:「セイレムの方に。大した大学ではないですよ」
ルスト:「そうですか。しかしこんなことになってしまうとは……。あのお方は何だったんでしょうねぇ」
ジャック:「何だろうなぁ」
ルスト:「突然走って出て行ったと思ったら屋敷が燃え出した。あの方が何かしたんでしょうか」
レニ:(誤魔化すのも限界だな)
ジャック:「んー、しかし、どうやって出ますかね」
ルスト:「んー、こんな状況ですし、私の昔話でも聞いてくれませんかね? 私、昔ちょっと興味深い演説を聞きましてね」
ジャック:「ほう?」
ルスト:「その演説が実に素晴らしいもので、私は感心したんですよ。それ以来、その演説を行った方の消息を探していまして」
ジャック:「……ほう」
ルスト:「いやはや……見つけましたよ。遂に」
KP:「どんな人? どんな人?」とミシェルが興味深そうに聞いてきます。
ルスト:「それは……あなた様です」
レニ:(やっぱそうなるよね)

判定:信用
ルスト=スカーレット:70 → 87 失敗

KP:では、演説などについては信じますが、ミシェルが探していた相手だとは当然信じません。
ジャック:「えぇ……この小さな娘が?」
ルスト:「いやいや、この方は本物です」
ジャック:「この村の村長の娘ですよ?」
ルスト:「違うんです、この方は村長の娘を真似た、あの方なんです」
ジャック:「私は信じませんよ。あなたがどんなに言おうと」
レニ:(これ俺は聞いてないんだよね……まぁ、屋敷にあった魔導書やさっきの魔術、それが証拠でおおよそ判断はしてる疑惑状態だな)
ルスト:「まぁ、私はあの方に会えたことですし、しばらくは……」
ジャック:「あなたがそんな信じられない話をするなら、私もしましょうか。私は医師としての外面はありますが、実は占い師なんですよ」
レニ:実はこいつが祈祷師だったのか?
ルスト:「では村長の言う祈祷師というのも?」
ジャック:「いや祈祷師とは言われて無いんで。そもそもあいつ嫌いなんでね」
ルスト:「それで、占いですか」
ジャック:「まぁ……この村では昔魔女狩りがあってるんで、私は占い師であることは言わなかったんです。その子を除いて他所の方なんで言っても大丈夫ですかね」
ルスト:「この子も大丈夫ですよ。あの方ですから。知ってます。しかし占い師ですか。何が占えるんですか?」
ジャック:「んー、まぁ、一応。……そこら辺は謎としておきましょう」
ルスト:「ほほう。やはりオカルトと言うのは謎がある方が信憑性が増しますね」
ジャック:「まぁ大したことは占えませんがね」
ルスト:「占いでここを抜ける方法が分かったりしませんか?」
ジャック:「分かりませんねぇ。人に対して使うものなんで」
ルスト:「なるほど、それでは仕方ないですね」
ジャック:「一応この村に住んでいるとはいえ、こんな場所にはそうそう来ませんし。戻れるかどうか、行ってみますか? 魔女にもまだ会えてないんですけども」
ルスト:「そうですね。確かめに行くのも良いかもしれないですね」
ジャック:「そもそもこの屋敷の中に魔女が居たかもしれないというのに」
ルスト:ミシェルにちょっと聞いてみたい。「魔女と言うのは、靄のようなものだったんだよね?」
KP:「うん」と頷きますね。
ルスト:「どこで会ったか覚えてないんだよね? 森の中としか」
KP:「あ、でも切り株があった気がする」
ルスト:「あぁ、あの切り株か。あの切り株の場所にいる、と」
レニ:(あれ、これやばくね?)
ルスト:……KP、“使う”。
KP:良いでしょう。聞きましょうか。

(KPと赤錆が部屋から出る。また数分で戻ってくる)

判定:SAN
ルスト=スカーレット:37 → 52 失敗

正気度喪失ロール
ルスト=スカーレット:1d8 → 4
現在正気度
ルスト=スカーレット:37 → 33

ルスト:「お医者様、火が消えるのを待ちましょう!」
ジャック:「はぁ? こんなに勢いよく燃えているのに?」
ルスト:「いや、雨が降ってます。きっと消えます」
ジャック:「この勢いだとあと二時間は燃えますよ」
ルスト:「二時間くらい大丈夫ですよ」
ジャック:「全く、仕方ないですね。完全に鎮火するのを待ちますか」
KP:なるほど。ちなみに、まだ合流してないんだよね?
レニ:あまりに来るのが遅いならこっちから向かうが。
ルスト:実際火が消えるのは?
KP:この雨だから、2~3時間程度かな。
ルスト:じゃあ待ちます。ずっと居るよ?
KP:じゃあ待っていると、突然屋敷から水のような音が聞こえたと思うと、火が流されるかのように大量の水が発生し、辺りに霧が立ち込めます。
ルスト:火が消えますか。
KP:そしてそこから、下を向いて苦しそうにしている黒いローブを着た何者かが歩み寄ってきます。それを見てミシェルが「魔女だ!」と指差して叫びます。
ルスト:「あれが魔女ですか」
ジャック:「でも、霧じゃないじゃないか!」
KP:「でも、私には分かるの! あれが魔女の本体よ!」
ジャック:「本体?」
ルスト:「なるほどなぁ。魔女ですか……」
レニ:KP、俺は気付ける?
KP:切り株の場所はそんなに離れていないからね、霧に気付けるよ。
レニ:すぐ戻る。銃を構えたまま可能な限り速く、霧の発生した方に行きます。
KP:2、3ラウンド後になるかな。
ルスト:じゃあ私は、魔女にショットガンを向けます。ミシェルを庇うような形で立って。
KP:では、魔女との戦闘ということで、処理を始めます。
レニ:(これ俺、どっちの味方するべきなんかな。寺生まれのRのシナリオだからって道中少々深読みし過ぎたか。俺の中で黒は少女なんだが)
KP:魔女のDEXは4です。どうぞ。
レニ:遅っ!?
ルスト:まぁ、そうだよね。
KP:ゆっくりゆっくり近づいてくる感じですね。
ルスト:距離的には遠いかな? ショットガンぶっぱします。

判定:ショットガン
ルスト=スカーレット:60 → 36 成功

KP:回避はしません。

ダメージロール
ショットガン:1d6 → 6

KP:おぉ、最大値きた!? えっと、ローブ自体に魔力的な防御も無く、全身に弾丸が撃ち込まれます。

ショックロール:CON×5
魔女:?? → 89 失敗

KP:失敗か。気絶しました。
ルスト:ショットガン一発で気絶しちゃった。
レニ:まだ俺登場できてないや。
ルスト:駆け寄ります。駆け寄ってローブを剥がします。
KP:ちょっと耳の尖った、女の子だと分かります。
ルスト:うん、“知ってた”。
KP:傷ついてはいるが、色白で金髪ショートカットの少女です。
レニ:それ、村長の娘じゃないの……?
KP:さぁ、どうでしょう。アイデアに+20で振ってもらおうか。

判定:アイデア
ルスト=スカーレット:95 → 71 成功
ジャック=ブラック:95 → 23 成功

KP:見た感じ、全身が傷だらけではあるが、写真で見たミシェル=トテナと見て間違いなさそうだ。ミシェルが二人居る。
ジャック:「嘘ぉ!?」
ルスト:「やはり」
KP:では、その光景を見た二人はSANチェックです。
ルスト:KP、私はさ。
KP:そうだね、じゃあジャックだけ。成功で0、失敗で1d2。

判定:SAN
ジャック=ブラック:52 → 37 成功

レニ:次のラウンドで俺が合流かな。現場の様子は?
KP:その前にジャックと少女の行動がある。ジャックは行動しないんだっけ?
ジャック:私は今のところ何もしない。
KP:では、少女は赤いリュックサックから銀のナイフを取り出します。
ルスト:おっ。
KP:そしてこっちに来るな、と言った感じで身構えて護身しようとしています。ここで一ラウンド目終了かな。
ルスト:魔女が気絶しているのは確認できてるんだよな?
KP:うん、確認できる。
ルスト:じゃあミシェルの方に向かいます。にこにこしながら。
レニ:俺は、デザートイーグルを構えてこの場に出てくる。
ルスト:で、どうする?
レニ:距離があるよな……。情報公開するか、このままじゃ何も分からん。
ルスト:お前が銃を持ってるのを見て、私はミシェルを庇う体勢に入る。
レニ:良いよ、懐から身分証明証を出す。「私はCIAの捜査官だ」
ルスト:「CIA……」
ジャック:「何だと、そういうことだったのか」
レニ:「大統領の命を受け、この村に魔術の痕跡があるということで調査にやってきた。私の目的は魔術に関わる者の口封じ、もしくは抹殺だ」
ジャック:「何い!?」
レニ:「あの建物は魔術の痕跡があったため、悪いが灰にさせてもらった」ここまで言うかな、こっちからカードを切って行こう。
ルスト:「何という、ことでしょう……。てことは、私は? 私は消されるんですか!?」
レニ:「まぁ、殺害をしろとは言われてないしな。同じ米国民だし」
ルスト:「口封じ……ということですか」
レニ:「まず、この状況を説明してもらおうか」銃を向けたまま聞く。
ルスト:そうだな、これはどうしようかな……。そうだね、こちらも公開しよう。「あの方の思し召しなのです」
レニ:「あの方、とは?」
ルスト:「あの方とは……名前を発音するのはかなり難しいのですが、私達の用いる言語で一番近い言い方をするのであれば……“Nyarlathotep”

判定:信用
ルスト=スカーレット:70 → 74 失敗

レニ:信用失敗して良かったね、信用したら躊躇いなく引き金引いてた。……KP、流石にその名前を出されたら解っても良いのかな?
KP:そうだね、良いでしょう。専門家だし。
レニ:「……まさか」
ルスト:「いや、私は聞いたんです! あの方の演説を! とても素晴らしいものだと感じ、そしてあの方を探していたんです!」
ジャック:「しかも演説をしたあの方というのがこの少女だと言うんだ。倒れてる方じゃないぞ、ここに居る子だ」
レニ:「バカな! あの化け物がこんな場所に居る筈がない!!」
KP:(この狼狽え方は……)そうだな、SANチェックしましょう。成功で1、失敗で1d4の喪失。

判定:SAN
レニ=クライン:60 → 45 成功

現在正気度
レニ=クライン:60 → 59

KP:で、ここでミシェルが「さっき読んだ本だと、魔女は銀の武器じゃないと死なないんだ!」と言います。
ルスト:「あぁ、そうだったね」
KP:「このナイフ、お父さんが護身用にくれた銀のナイフなの。これで早く殺して?」
ルスト:「分かりました」
ジャック:「待て待て、あの倒れてる少女が魔女と言うのは本当なのか?」
ルスト:「本当だ」
レニ:(しかし、これは……。信用失敗しているとはいえ、こいつはかのナイアルラソテップの狂信者で、魔術を使えてしまうんだぞ。これは正直口封じじゃなくて殺害対象だ)お前が銀のナイフ受け取ったで良いの?
ルスト:うん。
レニ:デザートイーグルをお前に向かって撃つ。警告無しで即撃つわ。

判定:拳銃
レニ=クライン:80 → 47 成功

KP:回避は……振っていいよ、どうぞ。

判定:回避
ルスト=スカーレット:28 → 73 失敗

ダメージロール
デザートイーグル:3d6+3 → 11
残り耐久力
ルスト=スカーレット:14 → 3
ショックロール:CON×5
ルスト=スカーレット:80 → 40 成功

レニ:ダメージは低いか。しかし耐久高いなこいつ……。
ルスト:残念ながら走るよ。
レニ:デザートイーグルが肩かとか足とかに当たってて走るって、絶対こいつおかしいだろ……。
KP:走って?
ルスト:倒れている魔女に、銀のナイフを突き立てます。
KP:動かないし自動成功で良いでしょう。心臓を一突きすると、「うっ」という声がして、息絶えますね。
ルスト:「ふぅー……」
ジャック:「お前なんてことをするんだ!」
レニ:KP、倒れている方に応急手当は?
KP:残念ながら無理だね。
ジャック:そうだな……。
レニ:狂信者の手当てをするか、CIAを名乗る男と協力するか、それとも独自の判断んで動くか。
ジャック:……狂信者の手当てをしますかね。一応直前までは仲間だったもので。

判定:応急手当
ジャック=ブラック:80 → 46 成功
回復量ロール
ルスト=スカーレット:1d3 → 2
現在耐久力
ルスト=スカーレット:3 → 5

ジャック:「おい、何てことをしてるんだ。重要な証人かもしれないんだぞ」
レニ:「だからちゃんと殺さないように撃っただろ」
ルスト:いや普通死ぬって!
KP:では、ミシェルは胸を撫で下ろして、「これで呪いは解けたと思う。帰りましょう」と言いますね。
ルスト:「あぁ、帰りましょう、帰りましょう……」足を引きずってミシェルの元に近づいていく。
レニ:俺はデザートイーグル構えて近づいて行くわなぁ。
ルスト:「私は……もう、十分生きました。楽しかった、です」
ジャック:「君は一体何を知っているんだ」
ルスト:「だから言ってるでしょう……あの方のために動いたのです」
ジャック:「この少女があの方だと言うのか」
ルスト:「その通り、です」
レニ:……少女の方に、銃を向ける。それで問い質すかな。「お前何者だ」
KP:ミシェルは驚いたように手を上げます。
ルスト:庇うように立つよ。
レニ:少女が銀のナイフ持ってたんだよね? んー……難しい。このまま終わって良いのかが分からん。
KP:質問に対しては、「私は村長の娘のミシェル=トテナです」と言いますね。
レニ:……少女をもう一度“見つめて”も、分かることは一緒?
KP:一緒だね。というか、一回使った人間にはもう使えない。
レニ:とりあえず、死んだ少女の方も確認かな。
ルスト:そっちに向かうなら、こちらは片膝を突く。
KP:では、倒れている少女は写真で見たミシェル=トテナとよく似ている。それと、写真では確認できなかったが、倒れている方の少女は耳が尖っていて、人間では無い雰囲気が漂っている。
レニ:それなんだよな……。
ルスト:「あれは、魔女なんだ……!」
レニ:だってさ……この少女がかの方と仮定すると、齟齬が生じるんだよな。こいつの話だとそうなんだろ?
ルスト:「元々村長の娘は魔女だったんだ!」そう言う。
レニ:まぁ、元々俺の推理はそうだったから……道中にニャル様が入ってくるから訳わからなくなるんだよ。……とりあえず、「死体をこのままにしておく訳にはいかん」と言って村に帰るか。死体を担いで。村長に問い質す。
ルスト:ミシェルは連れて行って大丈夫かな。
KP:生きてる方? 良いでしょう。
ルスト:じゃあミシェルの手を引いて。大人しくして歩くよ。
ジャック:肩を貸しておくよ。一応。
KP:森を歩いていると、道中で村長に会います。
レニ:道中に?
KP:「娘が心配で私も探しに来たんだ」と、村長。で、ルストの後ろにいたミシェルが「お父さん、会いたかった!」と言って抱き付きます。
ルスト:「あぁ、良かった……」
KP:村長も抱きしめます。「娘を見つけてくれて、皆さんありがとうございました」
レニ:一応、警戒はしておく。村長に魔女について聞くけど?
KP:良いでしょう。
レニ:「村長、私達は森で魔女に出会ったのだが、魔女はあなたの娘と同じ姿をしている。これはどういうことだろうか」
KP:「私は魔女に詳しいわけではないのだが……私に魔法の知識なんてないからなあ」えっと、KPとして言えば、魔法の一つに変身術と言うのがあって、相手の最も攻撃しにくいものに化けるのがある。
レニ:死体にもそれは使えるの? ……死体を“見つめた”ら何か分かるか?
KP:可能でしょう。では……

(KPと汚いKが部屋から出て、戻ってくる)

レニ:「……うん、持ってたわけか、“魔力”を」
ルスト:「だから言っただろう、魔女だと」
レニ:「生きている少女にも魔力の痕跡があるんだよな」
ルスト:「それはあるでしょう。あの方ですから」
ジャック:「そもそも、お前は何者なんだ」
ルスト:「私はただのしがない旅人ですよ」
レニ:(……止め刺しておけばよかったかな)
KP:魔法云々の話は村長の前でするの?
レニ:いや、村長には聞こえないように。俺が村長に聞きたいのは屋敷の話だね。魔女の死体を見せ
けて。「あの屋敷には人が使った形跡が多くありましたが、村長は何か隠していませんか?」
KP:村長が語るには、「村人は皆不気味がって近寄らないし、私も中に入ったことは無い。だが、物好きな村人が使っていた可能性はあるな」
ジャック:「そういえば、大柄な黒人の姿を見たことはありますか?」
KP:「見たことは無いなぁ」
レニ:あいつが分からないんだよなぁ、俺には。
ルスト:確かにね。
ジャック:「黒人の大男が何やら言ってたんですよ」
レニ:「この娘は邪悪の化身、と」
ルスト:「だから私も言ってるでしょう。信用してくれませんねぇ」
KP:「邪悪の化身だと? この子は私の娘だ、そんな筈は無い」と言って村長はミシェルの頭を撫でようとします。そこで、耳に触った瞬間に村長の手が止まります。そして震えだします。「あれ、ミシェルお前、耳はどうした?」と。
レニ:……やっぱりか。
ジャック:逆、か。
ルスト:(邪悪な笑いが込み上げるのを必死で堪えている)
KP:「お父さん、私変身術を身に着けたの。これで耳を普通にできるから、お父さんもう何も心配することは無いのよ」
レニ:じゃあ村長に、死んでいる方の魔女の耳を見せつけます。「村長、こちらの魔女は少々耳が変わっているのですが、心当たりはありませんか?」
KP:これは……流石に話すかな。「実は私の妻はエルフなんだ」
レニ:そうきたか!?
ルスト:「はっはっはっは……“知ってた”」
KP:「信じてもらえないかもしれないが、森に住むエルフという種族であり、ミシェルはそのハーフ
なので耳が尖っているのだ。人に見られたくないので隠していたのだ」
ジャック:「と、言う事は……死んでいる少女が魔女で、こっちが耳を変身させた娘で……え?」
KP:「娘がエルフのハーフで、魔力を持っていることは知っていた」
レニ:となると……少女を突き飛ばして村長との間に入ることは可能?
KP:可能です。
ルスト:じゃあ突き飛ばされたミシェルを庇うように立ちます。
レニ:少女に銃を向けつつ、「貴様は何者だ」と問い詰める。
KP:「待ってくれ、私の娘に乱暴しないでくれ!」と村長が止めます。
レニ:「村長、こちらの死んだ魔女とされた少女ですが。こちらはあなたの娘が持っていた、あなたから受け取ったとされる銀のナイフで止めをさされたのです。あなたはそのような物を娘に渡しましたか?」
KP:「あぁ、確かに護身用に渡したよ」
レニ:「……なるほど」
ジャック:(生きている方の少女を見て)「じゃあ……この子は誰だ」
レニ:(下手に本物だと手出せないんだよな。撃った瞬間俺らが全員死ぬ)
ルスト:「だからこの方が、あの……あの方なんですよ! 好い加減信じてもらえませんか?」
レニ:それ、余計俺が殺害することに躊躇いが無くなっちゃうんですけど? でも勝てねぇよ、ニャル様とか。

しばし沈黙が走る。

ルスト:「とりあえず、娘を村長の元に帰したらそれで終わりではないのですか?」と言っておく。
レニ:「俺が大統領に報告しなければいけないのは真実だ。真実を知るまではこの事件を終わらせる訳にはいかない」
ルスト:「だから、私が真実をすべて喋っているんですよ」
レニ:「それが真実だと言うのなら、猶更そのような存在を許す訳にはいかない。どのような手段を用いても、その少女は抹殺する」ただ俺の手に負える事件じゃないと思っているのが本心。
ジャック:私は何もできないからなぁ。
ルスト:(楽しそうに鼻歌を歌っている)
ジャック:「そもそもそのような存在が、本当にこの世界にあると言うのですか?」
レニ:「ある。それは間違いない」
ルスト:「あぁ、あなたはそうでしたね」
レニ:「俺はそういったモノを一般世間から遠ざけるという特殊な任務を受け持っている」
ジャック:「もうここまで知れてしまったら隠すも何もないでしょう」
ルスト:(医者の方を見て)「あなたは?」
ジャック:「私は自分の家に帰れればそれでいいです」
ルスト:「私も満足しましたので……」
ジャック:「とりあえず、この森にはもう近づきたくはないですね」
KP:村長は「銃を下してくれ」と何度も言います。
ルスト:そりゃそうだよね。こっちはずっとミシェルを庇ってます。
KP:「君達とは少し話をする必要がありそうだ。ちょっと私の家で話さないか?」
レニ:そうなると、俺も今迂闊には動けないから村長の話に乗るかな。
ルスト:まぁこっちもそうだな。
KP:では、帰りますね? 帰り道、村へと帰ろうとするのですが、一時間歩いても森は終わりを見せない。
ルスト:「ほう」
ジャック:「うわぁ……」
KP:「ねぇお父さん、帰り道こっちであってるの?」とミシェルは聞きます。で、ここでアイデア-20で振ってください。

判定:アイデア-20
レニ=クライン:45 → 36 成功
ルスト=スカーレット:55 → 27 成功
ジャック=ブラック:55 → 57 失敗

KP:成功者がいるので話します。実はこの道は地図では真っ直ぐですが、実際は僅かにカーブしており、真っ直ぐ村に帰ってるつもりが、いつの間にか大回りしていて、戻ってきていることが分かります。
レニ:つまり、地図が最初から間違っていたと?
ルスト:何だ、単純ですねぇ。
KP:で、正しい道が分かります。若干カーブが大きいところで獣道に入っていくと、正しい道に出ます。
ルスト:「なるほど。呪いとかそんな大層なものじゃなかったんですね」
KP:で、その道を進んでいくと、あなた方は見たことも無いような現実離れした風景の渓谷にたどり着きます。
レニ:「噂のエルフの、里か?」
KP:月が妖しく燦然と輝き、翡翠色をした谷を美しく病的に照らし上げています。
ルスト:「ほう、翡翠色の谷……」
KP:そのような渓谷に辿り着きましたが、皆さんどうしますか?
ルスト:喜ぶ。
レニ:村長を問い質す。
KP:「こんな場所……この辺りにあったかな……」
レニ:心理学。忘れてたよこの存在。

判定:心理学
レニ=クライン:45 → ??

KP:村長は嘘を言っているようには見えない。焦っていて、冷汗が凄まじい。「どこだここは」と頻りに言っている。
レニ:これは本当っぽいなぁ。
ルスト:こっちはね……「昔文献で読んだことがあるぞ、この光景は!」
ジャック:そもそもこの村長、本物なのか?
レニ:少女に、「ここは何処だ?」と聞いてみようかな。村長がそれなら。
KP:「私もこんなところ知らない。早くおうちに帰りたい」と言います。
ルスト:「そうだよねぇ、帰りたいよねぇ」
KP:で、どうします? 引き返すか進むか。
ルスト:進む! ……あ、でも引き返した方がいいかなぁ。
レニ:俺は引き返した方が良いと思うぞ。引き返せるならね。
ルスト:じゃあ引き返そう。
KP:では、森に戻って直進すると、再び同じような光景の場所に辿り着きます。
ルスト:へぇ……。
KP:あまりにも現実離れした光景、病的な美しい渓谷、輝く月、そして帰れないこの状況。このような余りにも奇怪な光景、現象に出くわしてしまったあなた達はSANチェックです。成功は1、失敗は1d4の正気度喪失です。

判定:SAN
レニ=クライン:59 → 20 成功
ルスト=スカーレット:33 → 55 失敗
ジャック=ブラック:52 → 42 成功

正気度喪失ロール
ルスト=スカーレット:1d4 → 4
現在正気度
レニ=クライン:59 → 58
ルスト=スカーレット:33 → 29
ジャック=ブラック:52 → 51

KP:で、新たに来た場所には洞窟があり、中は真っ暗である。
ジャック:「入らない!」
レニ:「どうするか……戻ってもさっきの場所だし」
ルスト:「行きましょう。明かりもありますし」
KP:行きますね? 懐中電灯でも辛うじて30センチメートル程しか照らすことができません。光の届かない深遠なる空間が広がっている。
レニ:慎重に進みます。
KP:しばらく進むと、真っ黒な空間に出ます。そこが、星空に囲まれた宇宙的な空間であることに気付きます。
ルスト:宇宙的な、場所……。
KP:ふと振り返ると、帰り道が無くなっています。そして目が慣れると、そこでは異形の者達が冒涜的な音の笛を吹き、這いずるような足取りで病的な踊りを踊っていた。
ルスト:笛、吹きます!
KP:許可します。

判定:芸術(音楽)
ルスト=スカーレット:75 → 83 失敗

ルスト:失敗した……。
KP:その中央には闇そのものと言える者が鎮座し、寝返りを打つように揺らめいていた。
レニ:直葬だな、これは……。
KP:はい、SANチェックお願いします。成功で1d10、失敗で1d20です。

判定:SAN
レニ=クライン:58 → 97 失敗
ルスト=スカーレット:29 → 17 成功
ジャック=ブラック:51 → 25 成功

正気度喪失ロール
レニ=クライン:1d20 → 11
ルスト=スカーレット:1d10 → 7
ジャック=ブラック:1d10 → 2
現在正気度
レニ=クライン:58 → 47
ルスト=スカーレット:29 → 22
ジャック=ブラック:51 → 49

KP:はい、探索者達は発狂します。
ジャック:私発狂してないんだけど。
KP:発狂してない? あぁ……心強いな。では、発狂していないあなたは、ミシェルの姿がどこにもなく、元居た場所に銀色の触手をたなびかせる異形の怪物が居ます。成功で1d10、失敗で1d100のSANチェックです。

判定:SAN
ジャック=ブラック:49 → 37 成功

正気度喪失ロール
ジャック=ブラック:1d10 → 7
現在正気度
ジャック=ブラック:49 → 42

KP:では、全員が一時的狂気に囚われたところで、今回のセッションは終了となります。お疲れ様でした。

 

これで、このセッションは終了です。いかがでしたでしょうか?
秘密の内容としては、

レニ=クライン
CIA捜査官であり、魔術の痕跡を消すために任務でやってきていた。対象を見つめることで魔力の有無が分かる。

ルスト=スカーレット
過去にナイアルラソテップの演説を聞き、心酔してしまう。その後その研究をし、魔法の存在や異形の神々の知識を得る(初期SANが42、黒塗りの技能はクトゥルフ神話)。対象を見つめることで相手がナイアルラソテップであるかどうかが分かる。また、ナイアルラソテップにテレパシーを送り、質問をすることができる。ただしどちらも正気度喪失のリスクがある。

ジャック=ブラック
占い師であり、対象を見つめることでその対象についての情報が得られる。黒人を見つめた際には、黒人が邪神であることが分かってしまい発狂した。少女を見つめた際には判定に失敗したため、既に分かっている情報しか得られなかった。

大体こんな感じです。私のキャラであるルストが狂信者ポジションであったため、少女を庇ったり色々やって、結果的にBAD ENDにしてしまいました。個人的には、HAPPY ENDとなりますね。
僕のポジションは心酔する者or疑う者だったので、疑う者を選んでいればもっと協力していたと思います。

クトゥルフのリプレイを書いたのは今回が初だったのですが、どうでしたか? 個人的には楽しかったですね。

ではまたー。

コメント

タイトルとURLをコピーしました