やはりうちの先生は変人だ

大学関連

どうも、赤錆です。

今日は色々忙しかったです。未来の科学者養成講座の実験準備を我が研究室でやる必要があったから。
まぁその前にヘリウムタンクを極低温センターに持って行ったりなんだりってのもあって昨日は汚いKの家に泊めてもらったってのも、気持ち忙しい感じになってる理由ではありそうですが。

さて、それで吸光度計を準備するわけですが・・・プリンターが見あたらない。無機化学の人に聞いてみると、天秤室にあるらしい。さて、それで持ってくるわけですが、今度は接続が見あたらない。プリンターに付いていた接続はUSBなんだけど、吸光度計はUSBに対応してない。
そこでまた天秤室を捜索したらPCを発見。なるほどPCを繋いでやるのかと思ったが、結局接続が見あたらない。

んで、しばらく準備室やら色々捜索していたら、小型のプリンターを発見。その形状を見て思い出した、僕も学生実験の時にこれ使ったことを。そんなこんなで吸光度計のセットアップは解決しました。この間およそ2時間半。

それでガラス器具やら色々用意して、今度は測定試薬の調製。僕がやるものだとばかり思っていたら、先生がやる気満々でした。
今回用意する測定溶液は、KMnO7の10^-5 mol溶液100mlと、メチレンブルー10^-4 mol溶液100 ml。
分子量(式量)から考えて、必要量は
KMnO7 15.3mg
メチレンブルー 3.7mg

・・・うん、計算してぶっちゃけ厳しいと思ったよ? しかし、先生が超乗り気。厳密な薬さじ捌きによって正確に秤量。それから、メスフラスコに投入するのですが、薬包紙にくっついて取れない僅かな粒が。

「精製水で洗い流して入れてしまいましょう」

そこまでしますか、流石です。普段料理用の電子秤でカーバイドを秤量し、普通のビーカーで重水を計っている研究室の先生とは思えない。

そんな先生の努力により、今回扱う実験の標準試薬は凄い精度の高い濃度になりましたとさ。うーん、不思議なところで熱が入るんだよなぁ。

他に今日あったこととしては、FTIRの修理が来たくらいですかね。しかし、妙に忙しかったぜ。

明日は初TA作業だー、がーんばるぞー。
では、また。

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